指定席券売機で短距離きっぷ購入

JRの駅にある指定席券売機だが、これが多機能で、乗客自ら特急券(指定席・自由席)や乗車券、定期券や企画乗車券(おトクなきっぷ)など、多種の切符を購入できる。
駅員と話しながらきっぷを購入するのが嫌/苦手という人にとっては、マイペースで購入できるいい機械ではある。
JRの座席予約システムはマルスと呼ばれるものだが、その中央コンピュータと専用線で接続された駅の端末を扱うのは、従来駅の係員だった。おそらく駅員の人件費削減を目的に、マルスの端末機でもある指定席券売機が大幅に増えてきた。

筆者は鉄道趣味の中でも、きっぷ収集がスペシャリティなのだが、今日は、JRのきっぷをネタにしたい。

本稿での指定席券売機の対象は、JR東日本の話である。JR他社の場合、機能が実装されていない可能性があるので、あらかじめ承知されたい。

指定席券売機を使いこなす

あまりにも多機能なゆえに、操作画面の配置(インターフェース)は素人に親切とはいえず、操作マニュアルや係員からのサポートがあれば何とか操作を完了できる程度のものだ。公式な情報は以下。

http://www.jreast.co.jp/mv-guide/menu.html

※ JR東日本以外の会社では、若干操作画面の見栄えに違いがある。

その券売機で、遊びみたいなきっぷを買うことが可能で、一例としては、短距離の低額なきっぷである。これは、昔から券売機で買えるものなので、指定席券売機で購入するのは、単なるお遊びに過ぎないが、指定券と同じサイズの大きなきっぷが発券されるので、面白い人には面白い(笑)。

低額な近距離きっぷでも、クレジットカードで決済したいのであれば、この指定席券売機を利用するしかない

新型の指定席券売機

指定席券売機でも、新型のVFと呼ばれる券売機で購入すると、こんなきっぷが発券されてくる。

20150713shinagawa

券面を見ると、Suica/Pasmoで購入した(ICの表示がある)310円区間のきっぷであることがわかる。最短経由路線が指定されているが、東京近郊区間内なので、好きな経路で乗車できないといけないはずだ。ICカードタッチで乗車すれば302円で済むが、このケースは紙券として発券しているので、310円だ。なんとばかげているのだろう(笑)。
発行駅の品川駅の右側に、VF-9と表示されており、これが機種らしい。この新型機種のメリットは、操作速度が速く、レスポンスが優れているので、複雑な操作でもイライラせずに済んだ。この機種で発券したきっぷは、窓口発券同様の感熱印刷だ。

※ ICカードで決済できるのは大都市圏の一部の駅に限られるようなので、要注意。

旧型の指定席券売機(絶滅傾向)

2つ目のきっぷは、現在最も普及している機種の券売機(MV30)で発券したものだ。

20150713akihabara

発券内容は、前者とほぼ同様だが、発券機種だけ異なる。この機種の良さは、文字が感熱印刷ではなく、インクリボンで印字されていることで、半永久的に文字が消えることがない。きっぷ収集派には魅力的だろう。

しかし、この機種の問題は、何よりレスポンスの遅さにある。遅い。指定席券売機の操作は乗客が自ら行うにしては複雑で、操作のたびにマルスの中央コンピュータと交信するため、数秒は時間がかかる。このステップが多くあるため、お金の支払いときっぷの発券まで時間が多くかかり、普通の人であればイライラするに違いない。

また、この機械のイライラするところが、買おうとしているきっぷの金額が、最後の最後、支払の段階まで表示されないこと。筆者は指定席とグリーン車、自由席と価格を比較しながら購入する設備を決める人なので、選ぶ段階で概算金額が予め表示されていてほしいのだが、それがない。うっかりグリーン車を選択してから最終画面まで進むと、とても買える金額ではなく、赤い取消ボタンを押す羽目になり、それまで行った多くの操作がオヂャンになるのである。

まして、私が嫌なのが、複数のきっぷを同時に購入・発券しなければならない時で、多くのきっぷを同時に購入する場合は、はっきり言って窓口で操作してもらったほうが早く発券できる。(例:えきねっとの受け取りと他の乗車券などのきっぷの購入操作が重なる場合)。


最後にかなり辛口意見だが、出札サービスに物申す

こんな感じで、便利な機械なことは確かなのだが、JRの狙いを見抜かないと、本稿の意味がないのである。

その狙いとは、駅員(みどりの窓口スタッフ)にかかる人件費の削減。その証拠に、指定席券売機の導入と並んで、有人窓口(みどりの窓口)が大幅に削減されているのだ(特に大都市圏)。JR東日本をとっても、株式上場後に様々な合理化が行われて、株主にしか目が届かない経営に変わってきたということだろう。
以前は山手線全駅であったみどりの窓口、現在ではその内7駅で閉鎖されてしまった(2015年7月現在)。
問題なのは、株主割引、会員割引、福祉割引、学割などの処理、Suicaの再発行・払い戻しなどのそれほどイレギュラーでもない処理が、すべて券売機で扱えないので、みどりの窓口がいつも長蛇の列になっているのである。有人窓口の廃止が時期尚早だと感じているのは筆者だけであろうか。

 
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