「SLみなかみ」号 乗車体験

前日の日帰り東北乗り鉄トリップには、週末2日間有効の「週末パス」を乗車券として利用していた。もう1日分有効なのを使わないともったいないので、どこかに行こうと思っていたのだが、その行き先を、リゾートトレインであるSLみなかみ号の乗り鉄とした。そんなわけで、SLみなかみ号の乗車体験をアップする次第である。

SLみなかみ号をはじめとするSL(蒸気機関車)の列車は群馬県内で多く走っていて、多くの子供を引き寄せる、JR東日本高崎支社のキラープロダクトである。高崎支社と群馬県の観光客誘致に対する意気込みはかなり気合が入っていて、鈍感な筆者でさえもそれを強く感じた。

高崎支社管内のSL列車

高崎支社には現役の蒸気機関車が2両あって(D51とC62)、いずれかが列車の運転に充てられる。今日乗ったSLみなかみ号の機関車には、D51 498が充てられていた。
SLみなかみ号は、群馬県の高崎駅から上越線の水上駅を結ぶ列車で、往復運転されている。週末を中心に運転されているが、列車のバリエーションが豊富で、日によってはレトロ風の客車を引いて運転される。今日は、特にひねりのない12系という普通の客車を引いての運転だった。

高崎 09:56 →(上越線経由)→ 水上 12:04 ※途中渋川駅で30分弱停車

指定席券購入は席番に注意して

SLみなかみ号は全車指定席なのだが、その指定席券の入手に注意が必要なのである。というのは、12系客車(4席単位のボックスシート)での運転の場合、席番に規則性がないので、例えば進行方向の左側に座りたいという希望を叶えられない。普通はA席ならば進行方向の右側という法則があるのだが、この客車に限っては意図的にシャッフルしているようなのである。

今日は4両編成での運転だったが、高崎寄りから1号車で、1号車と2号車は席番1番が水上寄りと法則の逆で、3号車と4号車は席番1番が高崎寄りと一般法則通りだった(向かって東京寄りが若い号車番号=1号車、若い席番=1番というのが国鉄以来の法則)。
ボックスの中では、A席とD席が必ず窓際の席である(向かい合わせに座る形)。

もう1点考慮すべき点が、先頭車両と末端車両はできたら避けたほうがいい点。というのは、電源を取るためのディーゼル発電機が床下にあって、この動作音がうるさくて、気がおかしくなるのだ(スハフ12という車両形式)。事情が許したら、中間車両(オハ12)を取ったほうがよい。

筆者は一人での利用だったので、席取りには腐心した。えきねっとでもシートマップを参照できないので、結局駅の窓口でシートマップを見せてもらってからでないと指定席券の購入には踏み切れなかった(各ボックスA席とD席が先に売れている感じだった)。

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車内改札のスタンプのデザインがSLなのが粋だ。




高崎駅から乗車

さて、いよいよ高崎駅に着いたわけだが、炭くさいにおいがするかと思ったら、すでに機関車が側線に待機していた。ほどなく客車が入線し、追って機関車が連結された。

いやー、連休最終日にもかかわらず、子供連れのファミリーが多かったこと。機関車の写真を撮る人がとにかく多くて、ゆっくり写真を撮ることができなかった。SLの集客力のすごさを改めて感じた。
客層は圧倒的に小さな男の子連れのファミリーが多く、わずかに旅行会社のパッケージツアーの客がいて、大人だけの乗り鉄客はあまり目立たなかった。車内は満席というわけではなかったが、1組1ボックスという感じで、全てのボックスが埋まっていた。

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D51 498号は、昭和15(1940)年製の蒸気機関車とのこと。よく生きているなぁ。

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客車はこんな感じ。一応ブルートレイン。

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客車のボックスシートに座って、窓が開くことにびっくり。
そういえば、大都市圏の電車の窓を下から開けられなくなって、久しいな。

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列車が出発してから

高崎を出発してから、結構スローペースで走る。車内は前述したとおり、小さな子供連ればかりで、さながら保育園状態である。
渋川駅での長い停車時間には、機関車の横で、[D51498]のプレートを持っての記念撮影会。これならば子供を連れて来たいはと納得した。
渋川を過ぎてからは、車内でクイズ大会(車掌によるものではない)。5問全問正解したら、粗品をもらえるのでがんばって。
約2時間の乗車時間があっという間に過ぎ、終点の水上駅に到着。ここで、ようやくプラットホーム越しに列車の写真を撮ることができた。ゆるキャラの、おいでちゃんが改札口で出迎えてくれた。

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電柱が邪魔しているのが残念。でも、写真に人が入らないので吉。

水上駅の転車台体験

水上駅に着いてからが、お楽しみの正念場。機関車がすぐに転車台に向かってしまうので、すぐに改札を出て、右に向かうとある転車台広場に向かうことをお勧めする。乗ってきた列車の機関車の方向転換のセレモニーを拝むことができる。蒸気機関車は運転台が片方にしかついていないので、終点で方向転換する必要があるのだ。

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水上駅に転車台がよく残っていたな、と感心した。人の心をつかむだけ、十分にかっこいい。

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このセレモニーは水上駅到着後数十分で終わってしまう。メンテナンスが終わると、帰りの列車発車までここで待機している。その頃には人も少なくなって、ゆっくりと機関車を見ることができるかと思う。
見終わってからランチを取って、日帰り温泉に入ってというモデルコースができそうだ。

着いてからの観光資源はまあまあで、まずは水上温泉でゆっくりできる(日帰り温泉もあるようだ)。
それから、谷川岳である。土合からにはなるが、谷川岳ロープウェイに乗って天神平に登れば、特に秋は紅葉がきれいそうである。
ちなみに、筆者は引き続き越後湯沢に向かい、利き酒を楽しんだ。

 
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