いつか行ってみようと思っていた、京都市にある梅小路蒸気機関車館だが、今年(2015年)の8月30日で閉館してしまうというので、その前に東京から京都まで急いで駆け込んで見学した。
梅小路蒸気機関車館は、日本にある鉄道系の博物館の中では、蒸気機関車の殿堂という存在で、SL(蒸気機関車)の数ではまず日本一のはずだ。
その機関車館が、2016年春に京都鉄道博物館という形で統合とリニューアルがされたため、現在の施設が今月で一旦閉館するというわけだ。
今日で閉館7日前で、日曜日という日柄もあって、大混雑だった。開館時間が10時とのんびりのため、筆者がミュージアムの入口に着いた9:30分には入館の長蛇の列ができていた。
なお、開館後時間が遅くなるにつれて、入館の列がさらに長くなって、館内が人でごった返す状態だった。
正面入口は、旧二条駅の駅舎で、和風の建物だ。館名の表示も木の板だ。
入口にあったサインボードにも、閉館7日前と書いてあった。
10時10分前に列が動いて、入園開始。それから数分後に入館チケットを買うことができた。
ここにも障害者割引があるが、残念ながら精神障害者は対象外で、身体・知的障害者だけが大人210円に割引になる。
閉館直前ということで、入館するときに記念カードをくれたのだが、なんと硬券付きのカードで、感動したよ!
(出典:梅小路蒸気機関車館で配布された記念カード)
館内の見どころは、重要文化財でもある蒸気機関車の保存庫とそこにある蒸気機関車たち、若干の展示と、SLスチーム号への試乗(料金別途)くらいなので、ゆっくり見ても1時間から1時間半くらいで見終わるだろう。
蒸気機関車が並んでいる姿は圧巻だ。
この実物の機関車の運転台は見られないのだが、別の展示スペースで詳しく運転台が説明されている。筆者も、SLのことをあまり知らなかったが、ここを訪れいくらかは勉強になったかと思う。
開館直後は、上の写真のように人がほとんどいなくてよい写真が取れたのだが、11時位には人でいっぱいだった。
SLスチーム号は大人気で、乗るための長い列ができていた。機関車を遠目で見ることができて、こんな感じだった。
客車が付いていて乗れるのは、左側の機関車だ。
展示を見終わった最後にはミュージアムショップをのぞいたのだが、JR西日本らしいグッズが揃っていた。トワイライトエクスプレスなどのキーホルダーやストラップなど、あまり実用にならない商品が多くて、食指が伸びなかった。
素敵な記念カードをもらえたので、今日は入館すること自体に意義あり、と思った。