「リゾートやまどり」号 乗車体験

掲題の「リゾートやまどり」号は、埼玉県の大宮駅と、群馬県の長野原草津口駅を結ぶ、JR東日本のリゾートトレインで、土休日に運行している※。東京駅から一番近いところを走るリゾートトレインと言える。以前投稿した「SLみなかみ」号とならぶ、群馬県のリゾートトレインの二本柱である。東京の上野駅には滅多に乗り入れないようだ。
この列車の愛称であるやまどりとは、群馬県の鳥だそうだ。

※毎週末同じルートを走っているわけではない。列車名と目的地が変更される場合があるので、要注意

大宮 08:52分発 →(高崎線、吾妻線経由)→ 長野原草津口 13:21分着
※下り列車は、途中、中之条で約1時間半停車、強制下車(観光)がある

指定席券を購入

この列車は快速列車だが、全車指定なので、乗車券のほかに指定席券(520円)をみどりの窓口で予め購入しておく必要がある。

※ 中之条で強制下車するとき、中之条以遠行きの乗車券を持っている場合は、大都市近郊区間内完結の乗車券(=下車前途無効)であっても、特別にきっぷを見せて途中下車させてくれる(きっぷを買い直す必要はない)ので、ご安心あれ。Suicaも利用可能。

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車内改札の際の入鋏スタンプが列車のイラストで、かわいらしい。

大宮駅に入線

大宮駅には、8時30分頃に列車が入線してきた。
今日のこの列車は満席で、大勢の乗り鉄客で鉄分が高かった。途中で乗り降りする一般の乗客は、少な目だったような気がする。子供連れのファミリー客はそれほど多くなく、特によく泣く幼児を見かけなかったので、ほっとした。大人の列車だった。

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車両は、特急用の車両の485系電車を改造したもので、6両編成である。
列車名がかわいらしく車体に書かれている。車体デザインは意外に地味だ。

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リゾートやまどり号の売りは、このシート配列だ。2+1の3列シートで、それぞれのシートは大き目にできている。また、座席のリクライニングも深い(そのため、前の席の客がフルで倒してきたので、前方の圧迫感が強かった)。
しかし、この座席は普通車で、グリーン車ではないので、床がリノリウム貼りでカーペットではないので、高級感はない。この内装では、やはりグリーン料金は払えない。
座席と窓枠は合っているので、景色は良く見える。

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列車の最前部と最後部には、写真のような展望スペースがあって、多くの乗り鉄たちがこのスペースにいた。
この他にも、4号車にはキッズスペース、ミーティングスペースなどの共有スペースがあって、車内は余裕がある。2号車には、記念スタンプが置いてあった。

列車が発車

列車が発車してから車内改札があった際に、車掌さん手作りの列車のパンフレットをくれた。

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(引用元:JR東日本新前橋運輸区 リゾートやまどり号パンフレット)

このパンフレットは、新前橋運輸区の車掌さんたちが作成した手作りのもので、沿線の観光情報が記載されていて、記念スタンプを押すことができる。結構おもてなしを感じる。




中之条での観光コース

大宮から高崎までは何もない平和な空間だったが、高崎発車後はこの列車の本領発揮だ。
中之条で1時間半の停車(強制観光)時間があるが、その時間に暇をつぶせるように、中之条町のボランティアさんたちが待機していてくれて、高崎駅からもそのボランティアさんが乗車してくる。
中之条の観光名所や食事処などの詳しいインフォメーションをボランティアさんが配ってくれるので、事前に調べておく必要はない。
このボランティアさん、かなり致せり尽くせりで、車内で散策コースの希望をとってきた。(致せり尽くせりな感じが、余計に観光の強制度を増すのだが。。。)

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コースは2つあって、
1. 林昌寺(小渕元首相家の菩提寺)と小渕元首相銅像のコース
2. 博物館と「つむじ」のコース
がある。筆者は2番のコースを選択した。それぞれ十数名づつの参加があった。ボランティアさんが先導してくれ、費用も無料である。

中之条の街の中の観光資源は今一つなのは事実なのだが、1時間半程度の時間であれば十分に暇をつぶすことはできる。2番のコースの博物館は展示量が結構あって、時間内には見きれないとのことで、コースでは入館しなかった。博物館の隣にある「つむじ」という町外の人のための、道の駅のような施設まで案内してもらって解散。つむじの中に、小さな食堂が2、3軒あるのでランチを取れる。
解散後は、ランチを取ってから徒歩で駅に戻ったら、ちょうど列車が入線してきたところだった。

(この強制観光が嫌であれば、長野原草津口発の上り列車に乗車すればよいかと思う。)

中之条発車時には、ボランティアさんたちが見送ってくれた。町の観光誘致に必死な姿が印象に残った。

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中之条から終点の長野原草津口までは、約30分の移動で、車内も閑散としていた。
4時間半もかかった移動もようやく終了。散策観光付きの、本当の意味での観光列車だった。

長野原草津口の駅前はバス乗り場以外何もない場所で、寂しかった。筆者は日帰りで東京までとんぼ返りしたが、草津温泉などに1泊して、それから軽井沢に出るのがおすすめである。

リゾートトレインは東京から離れたところを走っていることが多いが、このリゾートやまどり号は東京圏から発着するので、手軽に楽しむことができる分、いいと思う。

 

 

 
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