「SL人吉」乗車体験

肥薩線乗り鉄の最後の列車で、JR九州のリゾートトレインの看板列車なのが、掲題のSL人吉である。九州では唯一のSL列車である。

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SL人吉は、熊本駅と熊本県の人吉駅を結ぶ列車である。週末を中心に運転する列車で、冬期間は運行しない。また、全車指定席なので、予め指定席券を購入しないと乗車できない。

人吉駅 14:38分 →(肥薩線・鹿児島本線経由)→ 熊本駅 17:14分

九州のリゾートトレインは乗車時間の短いものが多い中、このSL人吉は全区間を乗り通して約2時間40分と結構な長丁場を楽しめる。

指定席券

全車指定席の指定券だが、連休などの混雑時でない限りは楽勝で取れると思われる。ただし、ボックス席なので、いい席を取りたければ1か月前に予約してしまうことをお勧めする。3両編成の客車のうち、2号車は団体枠で押さえられていることが多いのだが、取れない割には、当日2号車はガラガラだった。
指定席券の料金は、この列車に限って1枚820円なので、ご注意を。

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車内改札のスタンプが、JR九州にしてはかわいい。JR九州ではワンマン運転の列車が多く、もともと車内改札が少ないので、このようなスタンプが珍しい。

転車台の見学

列車への乗車に先立って、13:45分頃から人吉駅の転車台で、蒸気機関車の方向転換を見られる。SLは、やはり転車台を見られるかどうかにかかっている。
転車台は、人吉鉄道事業部の中にあるが入ることができた。休憩と小さな展示スペースまであって、受け入れ体制万全である。今回は雨の平日だったので、観客は10人程度と少なく、静かで良かった。

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蒸気機関車については詳しくないのだが、8620という型式である(愛称はハチロク)。大正時代に作られた機関車なので、他の地区で走っている蒸気機関車より古いと言える。
この機関車、もともとは人吉市の矢岳駅にあるSL資料館に保存されていたという経緯で、実際に人吉駅まで運行されているということだ。他の蒸気機関車が黒一色なのに対し、この86は金色のラインを引いてあるので、品がよく見える。

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外国のテレビクルーが取材していた

転車台での見学が終わってから人吉駅に戻ると、まもなく改札が始まったが、この日は外国からのテレビクルーがこの列車の取材に来ていて、JR九州の職員がアテンドしていた。

3号車の車内はこんな様子で、本棚があるフリースペースがある。この列車の50系客車はもともと普通列車用だが、この列車も普通列車なので仕方がない。

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座席はすべてボックスシートなのだが、座席のシートピッチが広く改良されているために、元々の座席の窓枠のシートピッチと一致しないために、席によっては景色の見づらい席が存在するので、注意されたい。また、この改造のために2人がけ席が多くあり、進行方向向きでない座席がたくさんあるので、JR九州の公式サイトで確認されたい(シートピッチの観点では、3号車だと、3,4,13,14番あたりが良席。駅のみどりの窓口で直接購入したほうが良い)。なお、各ボックスシートには大きなテーブルがあって使いやすいが、テーブルを折りたたむことはできない。

2号車にはビュッフェ(売店カウンター)があって、食べ物、飲み物、オリジナルグッズを買うことができる。ワゴンサービスはなく、自分が2号車に買いに行くことになる。
スタンプ台もあるが、台紙を兼ねた乗車証明書は、この列車に限っては車掌さんからの手渡しだった。

車窓の眺め

客車最後尾の展望車はこんな感じで、結構眺めがよい。

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この辺から乗客の客層は普通になってくるのだが、まだ中国人のグループがいた。鹿児島から熊本までおなじ行程を歩む人たちは結構いたと思う。

人吉駅から八代駅までは日本三大急流と言われる球磨川沿いに割と平凡な車窓を眺めながらのんびりと走る。途中、一勝地駅で数分間停車するが、記念入場券は人吉駅で買っておいたほうが時間を気にせずに済むだろう。坂本駅では、時々さばずしを売っていることがあるとのことだが、この日は売っていた。

八代駅から終点の熊本駅までは、鹿児島本線の在来線をひたすらゆっくりと走る。
熊本以遠に急ぐ場合は、新八代駅で降りて、九州新幹線に乗り換えたほうが早く着く。
熊本駅には、完成したばかりの高架線路の6番線に定刻通りに到着した。SLが高架線路だと何となく風情がないと感じるのは、筆者だけだろうか。

車内では、オリジナルのキーホルダー(720円)とクリアファイル(260円)を購入してみた。

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リゾートトレインのグッズを集めている人にとっては、よい列車だろう。

 
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