「A列車で行こう」号 乗車体験 – ジャズ音楽にのせて –

南九州乗り鉄の最終日(3日目)にまず乗ったのが、熊本駅と熊本県の三角駅をむすぶ、A列車で行こう号である。どこかで聞いたことのある名前なのだが、この由来はゲームの名前ではなくて、ジャズ音楽のタイトル(Take the “A” train)から来ている。列車の名称からして、大人向けの列車というコンセプトがうかがえる。
また、目的地の三角は、「さんかく」ではなくて、「みすみ」と読むのが正解。東京の某JR駅でこの列車のきっぷを買ったとき、駅員が知らなくて、この駅名の読みを聞かれた。この列車が走る熊本県のローカル線、三角線なんて、東日本の人間はなかなか知っているはずもない。
実は、三角駅のある熊本県宇城市三角地区は、港(西港)が2015年に世界遺産(明治日本の産業革命遺産)に指定されたばかりの場所で、今後多くの観光客がやってきそうな注目のところである。

予約はお早めに

1号:熊本駅 10:36分 →(鹿児島本線・三角線経由)→ 三角駅 11:14分

週末のみ3往復している列車なのだが、これがあなどれない列車で、危うく予約ができないところだった。飛び石連休の初日の分ということもあって、また人気そのものがあるようで、1か月前の10時打ちですでに満席になってしまい、窓側は取れたものの、好きな席番を選ぶことはできなかった。全車指定席で、定員が84席なので、意外に満席になりやすいのかもしれない。通りで、間際に予約する中国人の姿はこの列車では見かけなかった。

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乗ってみて初めて分かったのだが、このきっぷの席番、1号車1番の席は前面がガラス張りなので、運転台の眺めが見えるパノラマシートだ(三角行きの場合。写真参照)。ただし、窓が半分ない席で横の眺めは良くない。

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熊本駅での入線

熊本駅への列車の入線は10:20分と朝がゆっくりだ。列車が満席なので、すでに待っている乗客が多くいた。

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車両はキハ185系の2両編成だが、元が特急用の車両なので、乗り心地は良い。この列車の名称も派手だが、外装も派手で、金色の装飾が結構しつこい。

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しつこいデザインなのだが、ここまでくるとある種の美しさを感じる。このデザインから、ななつ星in九州や或る列車のギラギラデザインに進化していったものと想像できる。

車内のシートが古いタイプの4列シートで、フルリクライニングできないものだが、走行距離35km、走行時間約40分の短い列車では、まあ十分だとは思う。モケットはこの列車のテーマに合ったものに張り替えられているので、見た目は悪くはない。

客層は大人の列車

客層は、外国人がほとんどいなくて、世界遺産の三角西港への純粋な観光客が多かったのかもしれない。子供連れもほとんどいなくて、大人のグループが多かったような気がする。

この列車の目玉は、1号車にあるバーカウンターで飲むハイボールなのだが、乗車時間がたったの40分でカウンターが大混雑していたので、筆者はありつけなかった。

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バーカウンターのデザインが素敵で、いかにもリゾートトレインということが実感できる。

熊本駅を出発してからの停車は途中宇土駅だけなので、あっという間に終点の三角駅の到着してしまう。ワンマン運転の特急列車なので車掌が乗務しておらず、リゾートトレインにしては案内放送の量が少ない。ただし、走行中ずっとジャズ音楽が流れていたのが他の列車では見られないサービスだ(曲がTake the A trainかどうかは分からなかったが、そんな気はする)。

終点の三角駅は単なるローカル線の終点ではなく、天草への(昔は長崎県島原へも)玄関口だ。また、世界遺産に指定されたばかりの三角西港への最寄り駅だ。三角西港を観光するのに長めの時間をとっても良いかもしれない。

 
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