「あそぼーい!」号 乗車体験 – クロちゃんといっしょ –

今回の九州乗り鉄のリゾートトレインの最後の列車は、あそぼーい!号である。あそぼーい!号は、熊本駅と熊本県の阿蘇山のふもとにある宮地駅をむすぶ特急列車である。冬場以外の週末に運行されている。
列車名は、阿蘇とボーイをかけた名前だと思われるが、なかなか遊んでいる(笑)。まあ、この列車の乗客のターゲットがファミリー層で、完全にお子様御用達だからである。後述するが、普通の座席以外に特色のある座席もあって、子供連れのファミリー層が子供を遊ばせて楽しめる列車になっている。

阿蘇び心満載のリゾートトレイン

またこの列車には、クロちゃん(あそ くろえもん)というイメージキャラクター(2歳の犬)が設定されていて、子供が喜ぶ仕掛けになっている。クロちゃんを利用した列車のオリジナルグッズが充実していて、他のリゾートトレインのグッズとは一味違うものとなっている(後述)。

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また、この列車が走る豊肥本線自体が面白い仕掛けになっていて、熊本駅から阿蘇山のカルデラ盆地にある宮地駅とはかなり標高差があるので、途中の立野駅と赤水駅の間にはスイッチバックがあるため、列車の行ったり来たりの変わった走行を楽しめる。

103号:熊本駅 13:54分 →(豊肥本線経由)→ 宮地駅 15:23分
104号:宮地駅 15:38分 →(豊肥本線経由)→ 熊本駅 17:14分

指定席の予約(パノラマシート・白いクロちゃんシート)

このあそぼーい!号だが、普通の座席以外にも、列車最端部にあって前後の展望を楽しめるパノラマシートや小学生にならない幼児1人と一緒に座れる白いクロちゃんシートがあってお勧めだ。
注意点は、パノラマシートと白いクロちゃんシートはえきねっとなどのネット予約では予約できないので、駅のみどりの窓口まで足を運ぶ必要がある。また、通常の座席よりも特急料金がいくらか高い(そのためか、この座席に関しては外国人の利用はなかった)。

パノラマシートをとるからには、やはり進行方向最前の1号車1番の席を取りたい(宮地行きの場合。熊本行きの場合は4号車10番)。筆者は宮地行きの列車でパノラマシートに乗車したが、座ってくつろぎながら運転席にいるような前面の展望を楽しめるので、特に鉄道ファンには最高だと思う。

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白いクロちゃんシートには、熊本行きの帰りの列車で乗車してみた。大人一人単独でも乗車することはできるので、試乗してみるのは良いが、特急料金はパノラマシートと同額で、通常の座席よりは高い。
白いクロちゃんシートは3号車にわずか9席ある座席だが、同じ車両にある子供の遊び場があるので、近くて便利だ。

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いずれの設備も通常の座席とは違う特殊な予約のしかたを行う。JRの予約システムであるマルスでは、パノラマシート、白いクロちゃんシートについては違う列車として予約を行う。このことを知らない駅員がいたら、指摘してあげよう。




実際に乗車した!

それでは、前置きが長くなったので、実際の乗車の話に進もう。
あそぼーい!102号が熊本駅に帰ってきて、折り返しの間に清掃を済ませて車内に入れたのが、10分前くらいだった。

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車両はディーゼル車のキハ183系の4両編成だが、小田急のロマンスカーのように運転台が客室屋根の部分にあって、そのおかげでパノラマシートが存在する。JRの車両にしてはかなり変わっているかと思う。

車体の外装は黒と白の配色だが、全面にキャラクターのくろちゃんが描かれていて、完全に遊園地列車の趣だ(笑)。3号車だけは、写真のようにくろちゃんだらけである。

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車内の話に移ると、普通の座席は4列シートで、一般の旅客が阿蘇山観光に利用することもできる。
本稿で紹介したいのが、スペシャルシートのパノラマシートだ。天井は低いが、一度座ってしまうと抜群の風景が広がる。特に、最前列は筆舌に尽くしがたい。

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背もたれが低いのも、前面の風景を楽しむためだろう。乗車当日も満席ではなかったので、ゆったりと過ごせた。

そんなわけで、熊本駅を定刻に出発し、宮地駅を目指す。途中の肥後大津までは宅地化が進んでいるが、その先は急に阿蘇山モードに入ってくる。

在りし日の立野駅のスイッチバック

ハイライトが、立野駅から赤水駅にかけてのスイッチバック。進行方向を変えてジグザグ走行をする様子をパノラマシートから眺めるのは最高だ。この区間だけで、ビル60階分の高さを登るという。

赤水駅を過ぎてしまうと、意外と平凡な阿蘇盆地の風景に代わる。快走して、途中阿蘇駅で大勢の旅客が降りて、終点の宮地駅に着く頃には車内は静かだった。

帰りはそのまま折り返し乗車して、104号として熊本駅まで帰ってきた。禁断の白いクロちゃんシートに座ってみた。
異彩を放ったシートには違いないが、リクライニングのきかない転換式シートなので、座り心地はそれほど良くない。また、窓がそれほど大きくないので、外への視界は意外と限られる。わずか9席の設備だが、この日は3席しか埋まっていなかった。

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この車両の目玉は、遊び場。木製のボールにまみれることができるが、必ず保護者同伴で。アテンダントがこの遊び場にいて、子供の相手をしてくれる。

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売店はクロカフェとして営業していて、特製おとな・こどもプリンなどの食べ物やオリジナルグッズを売っている。筆者は、一風変わったクリアファイル(260円)が使えそうなので、お土産として購入した。

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熊本駅には、17:14分、SL人吉と同じ時刻に到着した。

 
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