旧国鉄広尾線 幸福駅に行ってみた

本稿では、1987年に廃止になった北海道の国鉄広尾線(帯広ー広尾)のある駅について扱うが、すでに廃止になっている路線なので、鉄道趣味ではあるが乗り鉄ネタではない。

筆者は1980年代に全国の国鉄路線の乗り歩きをしていたが、この広尾線には廃止のため、結局乗る機会がなかった。それが、今回ひょんなきっかけで、幸福駅だけ訪れる機会に恵まれた。

この広尾線、駅のネーミングがよかったのだが、特に帯広市内にある旧愛国駅と旧幸福駅のネーミングが素晴らしく、1973年に放送されたNHKの番組をきっかけに全国的に大ブームになったとのことである。現在ではブームは止んでいるが、一観光地として訪れる場所になっている。

今回、愛国駅には行かなかったが、幸福駅には行ったので、簡単にご紹介したい。

今回は乗り鉄ではなく、某大手旅行会社主催の北海道ミステリーツアーでたまたま、ある駅として行った。利用したとかち帯広空港から5km程度の近さにある駅なので、観光バスのルートにも組み入れやすいはずだ。下記の旅程表では、幸福駅を訪れた後に帯広空港に直行している。

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旧幸福駅は、帯広中心部から約20km南にあり、国道236号線のすぐ脇にあるので、場所はわかりやすい。駅の一帯は帯広市の交通広場として整備されていて、大きな駐車場がある。

実際の駅は無人駅だったが駅舎などが残されていて、国鉄時代の鉄道駅の面影がしのばれる。

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キハいくつかだったかは覚えていないが、国鉄色の気動車の中に入って車内を見ることができる。駅名標もちゃんと残っている。

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愛国駅は、隣の旧大正駅をはさんで、その次の駅である。

旧幸福駅の駅舎が古くなって2013年にリニューアルされたが、メッセージカードが駅舎中に貼られていることには変わりがない。

この駅の醍醐味は、このようなハードはさることながら、駅名を印字した記念きっぷにあるだろう。かつてのブーム時には年間に100万枚以上売れて広尾線の経常収支を黒字にしたというが、ブームはすぐに去って結局1987年に廃線になってしまっている。これが、愛国から幸福ゆきのきっぷ※である。
※実際に使えるきっぷではないので、あくまでも「きっぷもどきの紙片」である。

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エドモンソン券のB形券硬券で、駅舎の隣にある売店(土産物店)で売っているものなのだが、これが結構うまく再現されているのである。硬券の厚みも本物に近いし、日付は1枚1枚日付刻印機にかけて刻印しているようだ。ちなみに、この紙片の販売価格は券面通り220円なので、売っている人は大儲けである(笑)。

このきっぷの日付が訪れた日の日付になっているので、かつて販売された本物ではないことがお分かりだろう。地紋はJRではなく、国鉄のものというのが哀愁深い。筆者は紙片のみを購入したが、主流はキーホルダーに収められたものである。

なお、この売店を眺めた限り、幸福駅の入場券は存在しなかった。
縁起がいいことは確かなので、幸福になれるよう、あやかりたい。

 
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