「のと里山里海」号 乗車体験(平日カジュアルコース)

花嫁のれん号で折角七尾まで来たので、のと鉄道のリゾートトレイン、「のと里山里海」号にも乗車することにした。本ブログでは、これまでJR各社のリゾートトレインばかりを取り扱ってきたが、本稿で初めて第三セクターの鉄道のリゾートトレインを紹介することになる。

のと鉄道にリゾートトレイン誕生

のと鉄道は、石川県の能登半島の奥を走る第三セクターの鉄道で、かつては輪島市や珠洲市まで路線を持っていたが、現在は七尾市から穴水町までの約33kmの路線のみを運営している。この路線自体、乗客の大半は通学の高校生が中心で、一般客の利用は少ないので、そのままではこの路線の維持さえ難しいと思われる。

そんなのと鉄道に、活路を求めたのか、北陸新幹線の開業に合わせてリゾートトレインが導入されることになり、2015年4月29日から、のと里山里海号の運行が始まったわけだ。新車両が2両導入され、座席のモケットが青と赤の車両である。週末を含む平日にも運行されている。

予約方法

のと里山里海号の運行形態には、週末土休日に全車指定席で運行されるゆったりコースと、原則水曜日を除く平日に運行される自由席のカジュアルコースがあって、料金がそれぞれで異なる。
ゆったりコースは、2両編成の専用列車で、事前にネットか電話で予約を行って乗車するのだが、現在は結構人気があるようで、便によっては1か月前でも大方埋まっているのもあるようだ。料金は運賃込みで大人1,500円、小児1,000円で、食事プランは金額が変わる。運賃込みのスイーツプラン、ほろ酔いプランの他に、能登前寿司御膳だけ別料金で予約も可能だ(事前予約要)。
カジュアルコースは、普通列車にのと里山里海号の車両が1両だけ併結され、自由に乗れるのだが、乗車整理券300円(小児同額)が車内で徴収される(別途乗車券は必要)。
車内で食事を楽しむのならば、週末に乗車する必要がある。

予約サイトのリンク http://satoyama-satoumi-go.net/reserv/

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この区間、乗車券としては、北陸トライアングルルートきっぷ2,500円がおすすめである。現在、2015年限りの企画きっぷとして販売されていて、2016年以降の販売は検討中とのことである。数ある企画きっぷの中で、のと鉄道が含まれるのはこれだけだからである。

穴水駅 15:12分 →(のと鉄道線)→ 和倉温泉駅 15:45分 (本来は七尾行き)

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穴水駅から乗車

乗車当日だが、大雨に見舞われてしまったにもかかわらず、この列車に乗車する人が結構いた。平日なのでがらがらだと思っていたのだが、座席がかなり埋まったので、昨今の観光列車人気を思わせた。例によってこの列車にも外国人のグループが乗っていたが、今回は通訳付きだったので静かだった。のと鉄道の職員と思われる男性がそのグループに添乗していて、アテンダントとともに車内で案内をしてくれた。

穴水町や駅の近辺には目立った観光スポットや食事処がないので、穴水駅の滞在は最小限になるように時間を計画したほうがいいかと思う。

1両連結された車内だが、新しい車両だけあって大変きれいだ。今回乗車した車両は、里山をイメージした赤いモケットの車両で、4人掛けのボックスシートが6つと、キャバクラのようなラウンドベンチシートと海側をむいたカウンターシートがある。ボックスシートの区切りには、能登の木工細工や工芸品を展示してあって、趣向を凝らした車両になっている。

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車内には物品販売カウンターがあって、飲み物やお菓子を買えるが、列車のオリジナルグッズはストラップとキーホルダー程度で種類は多くなかった。

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列車が発車してから終点に到着するまでは30数分に過ぎないが、アテンダントの女性が観光バスのガイドのように終始沿線の観光案内をしてくれた。ボラ待ちやぐらなどいろいろな案内があった。
整理券を購入するのと同時に乗車証明書と沿線ガイド地図をくれた。

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「能登はやさしやいつまでも」という言葉が、能登のホスピタリティーを意味しているかと思う。観光資源は豊富なのにもかかわらず、地理的な位置の遠さが静けさを保っている理由なのかもしれない。

途中、能登中島駅には、珍しい郵便車両「オユ10」があったが、平日は停車時間がなく、中を見学できなかった。あっという間に和倉温泉駅に到着し、この列車の旅は終わった。

のと鉄道には、この車両の他に、漫画家の永井豪(輪島市出身)の作品のラッピング車両があったり、萌えキャラのラッピング車両が走行していたりと、なかなかおもしろい路線である。
花嫁のれん号等で七尾・和倉温泉を訪れた際には、試乗してみてはいかがだろうか。

 
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