「べるもんた氷見(ベル・モンターニュ・エ・メール)」号 乗車体験

冬の北陸乗り鉄2日目は、舞台を石川県から富山県に移して継続した。列車の正式名称、「ベル・モンターニュ・エ・メール」が、フランス語なので長い(美しい山と海の意味)。愛称である「べるもんた」号と本稿では表記させていただく。

べるもんた号は富山県のローカル線、JR氷見線と城端線を走るリゾートトレインで、他の観光列車とは一風変わった体験ができる。
毎週土曜日にはJR城端線の新高岡駅から氷見線の氷見駅まで「べるもんた氷見」号として走り、毎週日曜日には高岡駅から城端線の城端駅まで「べるもんた城端」号として走る。
本稿では、筆者が実際に乗車した「べるもんた氷見」号について記していきたい。

べるもんた氷見号

このべるもんた号は2015年10月から走り出したばかりで、北陸の観光キャンペーンに合わせてのデビューだ。北陸新幹線のてこ入れに他ならない。

せっかくなので、城端線の城端駅から氷見線の氷見駅まで通しで運行できないものか。乗車時間が長くてより楽しいのかなと思う。

1号:新高岡駅 11:12分 →(JR城端線・氷見線経由)→ 氷見駅 12:04分
2号:氷見駅 12:14分 →(JR城端線・氷見線経由)→ 新高岡駅 13:15分 ※実際は高岡駅で下車

べるもんた号は1両編成の普通列車で、全車指定席なので、指定席券が取れないと(予約が取れないと)乗車することができない。指定席券は大人1人520円だが、定員がわずか39人なので、予約開始と同時に瞬殺状態である。e5489やえきねっとなどのネット事前予約がおすすめだが、花嫁のれん号と同様、ネット予約では座席指定が一切できずにおまかせになるので、将来瞬殺状態でなくなった際には駅のみどりの窓口で席番指定して指定席券を購入するのもよいだろう。
良席は、富山湾を望めるカウンター席で、7番から13番までの範囲だ。グループならば、4人掛けのボックスシートがよいかと思う(1番から6番、14番は2人がけで、北行きの場合に進行方向向きになる)。大きな窓に改造してあるので、眺めは思いのほか良い。
乗車券は、限定発売の北陸トライアングルルートきっぷを利用した。

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べるもんた氷見号のハイライトは3つある。
– 新高岡駅から氷見線まで通しで乗車する場合は、高岡駅での転線作業を乗車しながら体験できる。
– 天気が晴れれば、雨晴駅付近からの海越しの立山連峰の素晴らしい風景を堪能できる。
– そしてお楽しみなのが、車内で食べる握りたての鮨だ。(これは城端号でもサービスされる)
乗車当日は悪天だったが、これらのハイライトがあるので、氷見号を選んで乗車した。




乗車時の様子

べるもんた氷見1号が発車する新高岡駅は、高岡駅から約2km南にある駅で、北陸新幹線が停車する。新幹線の駅は立派なのだが、城端線のホームはこのような寂しいホームで、交換できる線路もない。

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狭いホームの割には、普通の列車を含めてそこそこの利用があるようで、にぎやかだった。
べるもんた号は一度城端線を走ってから折り返してくるようで、城端方からの入線で、この日は所定時刻よりも5分遅れで入線してきた。

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車内に入ると、運転手と車掌の他に、すしカウンターの職人2人とアテンダントが乗務していて、氷見市のボランティアガイドも乗車していた。

客層は一般の乗客が多くて騒がしかったのだが、鉄道ファンもいくらか見かけた。一般客が将来減ると、鉄道ファンの比率が高まるのだろう。

車両はキハ40で、もともと普通列車用の車両だが、改造も普通列車であることを前提に行われていて、乗降ドア近くの席はロングシートで、指定席として販売しないという(一般の普通列車の運用に入ることもあると聞いた)。そのロングシートには、優先座席の表示があった。
カウンター席はモケットなしの木製の座席で、ボックスシートは、普通のモケット張りの座席で、シートピッチの改造はない。ちょっと狭めの車内だ。

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仕切り板には 木工のアートが施されているし、つり革も木製のものに取り換えられているのが、リゾートトレインとしてはユニークだ。

目を見張るのは、氷見方車端にあるすしカウンターだ。まさかリゾートトレインの中で実際にすしを握っているとは思わなかったので、目を見張った。

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新高岡駅を発車してからすぐに高岡駅に到着し、城端線のホームから氷見線のホームに移る転線作業が始まった(専門用語で、このことをエンド交換と言うそうだ)。エンド交換は普通は体験できないが、この列車に限っては座ったままで体験してもらおうという趣旨だ。
両線の間をあいの風とやま鉄道の線路が横切っていて直接走れないのでこの作業が必要なのだが、実際に乗車しているとポイント通過で結構揺れる。

それから高岡駅を出発して、しばらくして終点の氷見駅に到着した。その間、ボランティアガイドさんの説明が延々と続いていた。
筆者は乗車したまま2号に折り返し乗車をし、帰りの車内で、ハイライトのすしを味わってみた。

ぷち富山湾鮨セット

車内で味わえるのは、「ぷち富山湾鮨セット」2,000円と、「ほろ酔いセット」1,500円である。いずれも、乗車3日前までに以下のサイトから予約が原則必要であるのだが、当日でも数量限定で同じものを販売しているので、当日提供されないことのクレームが出るはずがない。

http://toyama.visit-town.com/tour/post-3652

ぷち富山湾鮨セットの内容は、握りすし5貫と氷見はとむぎ茶だが、かにを含むすしのネタが濃厚で半端なくおいしい。この列車ではマストアイテムだと思う。

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とやま鮨という富山県内で回転すし屋を展開している会社が運営しているのだが、ネタは原則富山湾で獲れたものだという。
あまりにおいしかったので、列車が空いてきたら改めて乗車して鮨を味わいたい。

※2回目に乗車した(2016年4月)氷見号と城端号のコチラの記事も、あわせてご参照いただきたい。(2016年4月29日追記)

 

 
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