「伊予灘ものがたり」号 乗車体験(大洲編)

香川県の金刀比羅宮参拝の後は愛媛県に移動して、JR四国が走らせている、伊予灘ものがたり号の乗り鉄をすることとした。

伊予灘ものがたり号の概要

伊予灘ものがたり号は、愛媛県の松山駅と伊予大洲駅・八幡浜駅を結ぶJR四国のリゾートトレインで、2014年運行開始と新しい列車である。週末を中心に運転され、1日に2往復運転される。それぞれの列車は数字で1号などと呼ぶのではなく、大洲編、双海編、八幡浜編、道後編としっかりと名前がついている。
また、車内では結構豪華な食事が提供されるが、事前予約が必要である。

伊予灘ものがたり号は気動車の2両編成で、定員はわずか50名である。普通列車であるが、設備的には全席グリーン車の扱いである。乗車するには、乗車券の他に普通列車用(指定席)グリーン券が必要である。
普通の列車と同じく、グリーン券(指定券)の予約購入はJR駅のみどりの窓口で可能だが、その予約がちょっと曲者なのである。

座席の予約・きっぷの準備

旅行商品のように、申込人数によって空席状況が違うのがこの列車の難点である。他の普通の列車にはこのような制限は普通ない。
この列車には海寄りのカウンター席、2人掛けテーブル席、4人掛けテーブル席があるのだが、1人でも取れるのはカウンター席に限られる。カウンター席は申込人数が何人でも取れるので、1人乗車は結構ハンディキャップがある。指定券購入時にマルス端末のシートマップを見せてもらった限り、カウンター席しか表示されず、これしか席がないの、と焦った。
幸い混んでいなかったので、カウンター席の良席が取れたが、混雑時には1人では予約が困難であることが予想される。
2人テーブルは2人以上、4人テーブルは3人以上で予約できるので、カウンター席が取れないときは2人分指定席を購入して2人テーブルをとるのが手だと思った。走行距離が短いので、グリーン車の料金は高が知れている。

この列車の予約状況が、JR四国の公式サイトに掲載されているが(以下)、更新が頻繁でないので、あまりあてにできない。また、席番表は、公式パンフレットに掲載されている。

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(引用元:JR四国 伊予灘ものがたり ホームページ)

そうこうして入手したグリーン券は、以下の通りであるが、列車名に大洲編、海側席と明記されているのだが、マルス上の列車口座が海側席とテーブル席で分かれているのかはよく分からない。

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松山駅が結構シュールな駅で、指定券にまで改札印を入鋏してきた。きっぷの見栄えがちょっと悪いのが残念である。

乗車券の特例

あわせて必要な乗車券も、購入には注意が必要である。
乗車券は松山ー伊予大洲間で購入しても、それ以遠で購入してもよいのだが、この区間、特殊な事情があって、乗車券の買い方によっては運賃がいくらか高くなってしまう。
乗車券の経由を、「予讃・内子線」として購入すれば問題ないのだが、実際にこの列車が通る伊予長浜駅経由とすると高くなる場合がある。この点を知らない窓口の駅員がいる可能性があるので、注意されたい。
その根拠だが、JR各社の旅客営業規則157条にある選択乗車のルールである。普通、乗車券は経由駅を指定して購入するが、並行ルートがあるような場合、いずれのルートを乗車してもよいという扱いをするわけである。(定期券は対象外)
この区間も、「向井原以遠の各駅と伊予大洲以遠の各駅との相互間(伊予長浜経由・内子経由)」という規定でカバーされるわけだ。

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(引用元:JR西日本 おでかけネット ホームページ)




大洲編に乗車・車内の様子

大洲編:松山駅 8:26分 →(予讃線伊予長浜駅経由)→ 伊予大洲駅 10:31分

さて、実際に乗車した時の話になるが、松山駅の出発は8時過ぎと朝早い。
出発時刻の約15分前には1番線に列車が入ってきた。入線時には、伊予灘ものがたり号のテーマソングが流れてきた。

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上の写真は、1号車(茜の章)で、車体の色は赤である。
2号車(黄金の章)は車体色が黄色で、車両ごとに色遣いが異なっている。

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列車に乗車するときには、入口でアテンダントが迎えてくれる。駅のホームにはマットが敷かれて、高級感がある。

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車内の改装も丁寧にされており、作りが良いと感じた。改装費用もかなりかかっていそうだ。
2号車の車内は写真のような感じで、黄緑系のカラーリングだ。

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車端には商品やアテンダントが描いた絵画の展示がある。椅子は固定で動かせないのだが、グリーン車仕様だけあって、座りやすくゆったりとしたシートである。
海側を向いたカウンター席はこのような感じで、一人当たりのテーブル面積が意外に広くて快適である。

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気になったのは、1人乗車だとこのカウンター席しか取れないので、この席が鉄道ファンの男性ばかりで埋まっていた点だろうか。
2人掛けテーブル席が空いていたので、開放してくれればと思った。

ちなみに、1号車のカラーリングは赤と緑である。

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個人的には、2号車のカラーリングのほうが落ち着いている感じがして好きである。

バーカウンターは、以下の写真の通りだが、実際に使用することはなくて、食事の準備スペースになっている。準備スペースが別にあると見栄えがするものだが。。。

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洗面所にはペーパータオルも備えてあってグリーン車らしいが、ウォシュレットがついていないのが残念なところだ。

松山駅を発車してすぐに食事の提供が始まる。大洲編では朝食のサービス(2,500円)だが、洋食系のメニューだった。筆者はこの朝食をとらなかったので、詳細はご容赦いただきたい。

事前の空席情報にかかわらず、座席はかなり埋まっていたが、2号車に関しては2人テーブル1組と、すべての4人掛けテーブルが空席だった。カウンター席のほうが、1人乗車できるだけあって埋まりやすいようだ。

いざ出発!

瀬戸内海が目の前に見えてくると下灘駅に到着して、数分間停車した。本来静かな駅なのだが、この列車の乗客が皆下車して写真撮影していてうるさかった。

列車はかなりゆっくりなスピードで走っていたが、松山駅から約2時間走ったところで終点の伊予大洲駅に到着した。
到着前に、アテンダントさんが乗車記念として、大洲市の観光マップといわし黒酢南蛮(佃煮)をくれた(注意:いつもこの品物とは限らない)。アテンダントさんのサービスについては、別項の双海編の記事で書きたいが、なかなかフレンドリーで水準が高いと思う。

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伊予大洲駅では、大洲城を連想させる兜をかぶった男性が迎えてくれて、街をPRしていた。

大洲市は城下町で、大洲城が立派である。筆者は街歩きできなかったのだが、赤煉瓦館などもあって街歩きが楽しめそうである。

 

 
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