「伊予灘ものがたり」号 乗車体験(双海編・食事とも)

伊予大洲駅から松山駅までの帰りは、伊予灘ものがたり号の双海編に乗車した。

前稿と同じ列車ではあるだが、この列車ではあらかじめ予約してランチを車内でとったので、食事の様子とサービス面を中心に展開したい。

双海編の指定券・食事券の準備

きっぷの予約購入に関しては、前稿の大洲編に詳しく書いたので、参照いただきたいが、1人利用だとカウンター席しか予約できないのは同様である。

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車内で食事をとるには、あらかじめ駅の窓口で食事券を別に購入しておかないといけない。
全編同じ食事内容ではなく、編によって食事内容と料金が異なっている。食事券は駅の窓口で購入できるので、旅行商品ではない。食事券の購入とキャンセルは出発4日前までに行っておかないとならないので、要注意。
双海編の場合は、和洋折衷の懐石料理のお弁当(ランチ)と食後のコーヒー付きで、1食4,500円である。下記の食事券を車内でアテンダントに提示すると、食事を用意してもらえる。

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食事券に乗車券類(鉄道運賃・料金)は含まれていないので、念のため。

双海編に乗車

双海編の列車には、アテンダントが6名乗車しているとのこと。食事の給仕があるとはいえ、2両編成定員50名の列車にしてはアテンダントの人数が多いと思った。
それだけに、食事などのサービスとおもてなしが充実していた。

伊予大洲駅を発車して、次の駅の五郎駅には停車しないが地元の人々が出迎えてくれていて、たぬき駅長を見かけることができた。

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双海編の食事

そして、すぐに食事が提供された。懐石料理のお弁当だが、想像以上にボリュームがあった。
一般のレストランのように飲み物は別料金で、多くのアルコール飲料が提供されていた。筆者も飲み物に困ったので、下の写真のようにオリジナルカクテル(黄金の章)800円を注文してみた。他にも日本酒の飲み比べセットやハウスワインなどメニューが充実していた(価格設定が高めなのだが)。
この日の献立は以下の通りである。

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お弁当は木の入れ物に入った本格的なものだ。

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食後に出されるコーヒーは、砥部焼と思われるカップで出された。

補足しておかなければならないが、伊予灘ものがたり号に乗車したからといって食事は強制ではなく、あくまでもオプションである。ただし、四国におけるレストラン列車の役割を果たしている面もあるので、食事を体験しておくのもよいかと思う。
したがって、外からの食料の持ち込みはご遠慮くださいなのだが、それを知らずに持ち込んでいてもお咎めなしだったようだ。

列車で食べる以上、4,500円は安くないながらもぼったくりではないが、市中のレストランでならば同じ価格で暖かくもっとおいしい食事をとれるのではないかと思う。食事自体は丁寧に作りこんであって、おいしかったことは言うまでもないが。

食事が済んでから

双海編は、伊予大洲駅を出発してから途中下灘駅と伊予上灘駅に停車して、列車の外に出ることができた。晴天に恵まれたら、青い空と瀬戸内海を眺められて美しいはずだ。

車内には乗車記念カードが置いてあって、スタンプを押せるのはお決まりだ。
他にもおもしろいサービスがあって、車内で俳句を投稿できたり(松山市の俳句ポスト)、伝言板をアテンダントに託して、記入したメッセージをアテンダントに車内放送で読んでもらうということもできる。乗車した日はお誕生日メッセージだったが、結婚プロポーズを託すこともできるかもしれない。

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食事がすむと、列車のオリジナルグッズ(クリアファイルやキーホルダーなど)愛媛県の特産品をアテンダントがワゴンサービスで売りに来る。値段設定が他の列車よりも高めなので、買うかどうか微妙だった。バーカウンターまで買いに行く必要はない。

この列車は通過してしまうが、伊予市の街の中には有名なかつお節のヤマキとマルトモの本社工場が見える。

終点の松山駅が近くなると、伊予市からの粗品贈呈で、乗車時は唐川びわ葉茶のサンプルと伊予市の観光ガイドパンフが封筒で配られた。

松山駅には観光ボランティアが待機していて、松山の街歩きをサポートしてくれるようだ。

伊予灘ものがたり号は、列車のサービス以外のおもてなしが充実していて、楽しませてくれることは間違いない。本稿には掲載できないが、伊予灘ものがたり号のテーマソングが存在し、松山駅のホームや車内で流れていたのが印象的だった。
列車自体はグリーン車の設定だが、設備のレベルから考えると普通車指定席でもいいのかなと思った。逆に言うと、普通車指定席券の金額でこのサービスを受けられれば、誰しも満足できるはずである。

東京や大阪から離れた土地での展開で苦しいが、まあ頑張っているかと思う。

 
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