「スペーシアきぬがわ」号のイレギュラーなきっぷ

去る週末の日曜日、ふと1日自由な時間ができたので、東武鉄道を乗り鉄することにした。そして、その帰りに、スペーシアきぬがわ号に乗って東京に帰ってきたが、東武鉄道内で結構変わったきっぷを入手できたので、それを本稿で紹介したいと思う。

スペーシアきぬがわ号について

スペーシアきぬがわ号は、JR東日本の新宿駅と東武線の鬼怒川温泉駅を結ぶ特急電車で、途中埼玉県の栗橋駅で会社をまたいで走る電車である(栗橋駅で乗務員交代のための運転停車がある)。
車両は、東武鉄道側のスペーシア100系で、多少古い感じはするものの性能と乗り心地は抜群というものである。

14号:鬼怒川温泉 15:18分 →(東武日光線、JR宇都宮・湘南新宿ライン)→ 池袋駅 17:32分

スペーシアきぬがわ号に乗車した場合の運賃・料金は3,870円と、結構お高い。東武浅草駅から鬼怒川温泉まで特急に乗車して、2,990円(土休日)なので、JR連絡特急が料金的には不利である。
そんなわけと、この14号が日曜日のみ運行で、先行する6号の続行便のために、大変空いていた。
ちなみに、えきねっと上では期間限定でトクだ値が提供され、値段がなんと40%引きなので(席数限定あり)、お買い得である。

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この電車に乗車するためのきっぷが、2社をまたがる電車のためにおもしろい買い方をすることもできる。今回は、ネット上のうわさをもとに、とことんこだわってみた。

補充券等の手売りきっぷの収集用発券は、当該鉄道会社の好意によるものと考えます(正当事由による発券を除きます)。
当然、発券を断られることもあることを留意する必要があります。
もし入手できた場合は、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。また、入手のための職員への無理強いなども慎むようにしましょう。
なお、補充券や常備券の在庫は常に変動するため、本稿に掲載したきっぷを今後入手できることを保証できません。
以上をあらかじめご承知のうえ、本稿を閲覧ください。

かなり例外的な発券形態だが

スペーシアきぬがわ号を始め、JR線と東武線を栗橋駅で接続する特急電車の予約システムは、JRのマルスであり、原則JR東日本管内のみどりの窓口で購入するきっぷである。
今回は購入していないが、JR線と東武線を直通する特急券をマルス端末設置個所で購入したとすると、通常の8.5cm券で発券されるはずである。

ところが、この電車の東武線の区間だけを購入すると、よく知られているとは思うが、発行されるきっぷがかなりイレギュラーなものとなる。

今回、筆者は鬼怒川温泉から新鹿沼までの区間と、新鹿沼からJR池袋までの区間まで分割して購入してみた(特急料金は、通しに比べて300円高くなる)。

まず、新鹿沼までの特急券である。東武線内のJR直通特急の停車駅にはJRのマルス端末が設置されているが、社線内のみのきっぷからであろうか、金額なしのいわゆる指のみ券が12cm券として発券されるのが興味深い。マルスシステムで社線区間のみの金額ありの料金が発券できれば、こんなイレギュラーなきっぷにはならないのだが、マルスでは対応していないらしい。

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指のみ券の用紙は旅行会社に配布されるプリカット紙で、それは用紙右端のピンクの番号で分かる。券面右下の、席に丸という記号の意味は、あいにく不明なので、よければコメントで教えていただきたい。

特急券本体は、以下の図の通りの、手書きの補充式の特急券である。実際には、この特急券と指のみ券がホチキス留めされて発券される。

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結構煩雑な特急券だが、購入した鬼怒川温泉駅の窓口には駅員さんが複数いて、素早く発券できるような体制になっていてよかった。(クレジットカードは使用できない)




東武線の特急券は、特急の停車駅以外でも購入できることになっており(もちろん無人駅以外で)、新鹿沼駅から先の特急券は、これとは別にあらかじめ購入しておいた(端末のある停車駅で買えと誘導されるのだが、頑張れば売ってくれる)。
ローカルなある駅で購入してみたら、どこかに電話して座席を割り当ててもらい、上と同じ様式の手書きの補充券に情報を転記しての発券だった。先ほどの補充券とは、席番記入の有無の違いがある。

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特急券をあらかじめ購入しないで車内で購入した場合も、この補充券が発券されるはずである。
券面の裏面には、若干の注意書きがある。

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このように特急券を分割購入したため、乗車券も通しで購入できず、車内で乗り越し精算をすることになったが、思いのほか興味深い券を入手できることになった。
原券は新鹿沼までの乗車券であるが、東武のマルチ端末で発券すると、マルス券のような8.5cm券ではなく、エドモンソンA型のサイズで発券されるのが、個人的には残念である。

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車掌さんも車内精算の対応をしてくれる

東武鉄道の特急電車でも、車掌は携帯端末を持っていてそれで確認して車内改札は省略なので、車掌との接点はあまりないのだが、車掌さんに聞いてみたら、車内精算は現金であればできるとのこと(ICカードの車内精算はできない)。実際に頼んだら、ポケットから車内補充券が出てきた。

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東武鉄道は他社連絡乗車券を原則発券しないのだが、この列車は例外的に対応しているようで、このような車内補充券が発券されてきた。JR線に関しては、乗り入れ特急電車の停車駅に限って発売しているようで、補充券の右端に駅名の記載がある。
駅名式の車内補充券であるが、対応範囲が広いので驚きではある。

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JR線の着駅では、使用済みのきっぷとして無事にいただくことができた。端末券は通常もらえるのだが、このような補充券は貰えるかどうか微妙なところがあるので、どきどきであった。
ただし、一律のマニュアル対応で、非磁気券であるのに券面にパンチの穴が開いてしまったのは残念だったが。。。

 
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2 Replies to “「スペーシアきぬがわ」号のイレギュラーなきっぷ”

  1. はじめまして。
    いつも興味深く拝見させていただいております。

    指のみ券右下の席に○ですが、座席指定をしていない座席指定可能な特急券などに対して発券された指のみ券という意味になります。

    ほかには回数券に対して発券されたのは回に○、指定席を利用できる企画乗車券(フリー切符など)などに対して発券されたのは特に○があります。

    しかし、係員によっては企画乗車券なのに席に丸で発券されたパターンも過去に経験があります。(本来おかしいはずなのですが・・・)

    ちなみにマルスが改修されているようですので少なくとも東日本管内では回に丸はなくなった模様です。

    1. たけさま
      このたびは、コメントにて情報を教えていただき、ありがとうございました。
      意味不明な記号が解明され、良い勉強になります。
      管理人@気分ハイ

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