富山地方鉄道のリゾートトレインたち

富山地方鉄道(地鉄)はここ最近鉄道ファンにとっては面白い対象になっているが、ようやく線内を乗り鉄する機会に恵まれた。JR各社と同様、リゾートトレインを週末に走らせているというので、それらの乗車を体験するということもあった。

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富山地方鉄道を走るリゾートトレインたち

地鉄の鉄道線を走るリゾートトレインはダブルデッカーエキスプレスとアルプスエキスプレスの2編成であるが、詳細については同社のホームページによく記載されている。経営が厳しいと思われる地方ローカル私鉄ながら、観光客の誘客を図ろうとリゾートトレインが導入されていて、結構積極的な営業姿勢である。
同じ富山県内でも、JRのべるもんた号と違っておもてなしは特にないものの、地鉄の若い世代を中心とした職員の中には努力している人たちを見かけた。
癖のある職員も中にはいて、折角のハードが台無しになっているというのが筆者が抱いた印象である。

地鉄は昭和時代の古い鉄道の雰囲気がハード、ソフト両面に残っていて、乗っていて懐かしさを感じるのだが、ソフト面では職員によっては対応に融通が利かない面があって、時折否定的な案内が聞かれたので、工夫の余地があろう(それでも、一昔前に比べたら、接遇は格段に良くなったという噂だが)。懐かしい反面、かつての国鉄時代の鉄道員の接遇(面倒くさがる)というカラーがいまだに残っているので、どうにかされたい。

ダブルデッカーエキスプレス

前置きはさておき、これらのリゾートトレインは事前予約ができるらしいのだが、案内が不十分で分かりづらいので、当日発車の30分前に駅で座席指定券\220円を購入すればよいだろう。空席があれば、列車が出発してから車内のアテンダント(車掌)からも購入可能である。
もっとも、3両編成中2両は自由席なので、満席で乗れないということはない。

特急券の料金は、全区間乗車で大人\210円、区間乗車は\110円、小児の区間乗車は\60円である。手売りのきっぷはカラフルでおもしろい。

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まず乗車したのは、ダブルデッカーエキスプレスで、電鉄富山駅から宇奈月温泉駅まで乗車した。駅で座席指定券を買う時間がなかったので、車内で車掌さんから購入した。

UN1:電鉄富山駅 12:22分 → 宇奈月温泉駅 13:29分

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車両は昔の京阪電鉄のテレビカーである。中間の2号車は2階建ての車両で、指定席である。実際の乗客はほとんどおらず、閑古鳥状態ではあったが、2階の席から眺める立山連峰の景色が大変きれいだった。

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1,3号車の自由席車両は、普通の特急電車にすぎない。

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2号車はJR東日本のE233系の2階建てグリーン車といった趣で、観光列車らしさは特にない。

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2階席が意外に狭く、進行方向向きの席の確保が意外に難しい。上市駅で進行方向が変わるので、尚更である。

この電車で印象的だったのが、女性の車掌さんの働きぶりである。普通の車掌であれば、手待ち時間は乗務員室で暇をこいているようなものだが、この車掌さんはずっと2号車に張り付いて沿線の案内を乗客にしてくれた。車掌さん一人でおもてなしを提供してくれたようなものである。
富山地鉄は一人一人の職員のカラーが良くも悪くも違って、良くも悪くも働くようである。

アルプスエキスプレス

帰りは、宇奈月温泉駅からアルプスエキスプレスに乗車してみた。

UN12:宇奈月温泉駅 14:50分 → 上市駅 15:40分(途中降車)

宇奈月温泉駅も、地鉄のほうは閑古鳥が鳴いていたのだが、噂通り駅員さんが一癖ある人たちで、きっぷを買うにも何をするにも働いてもらうのが大変だった。
2号車の座席指定券は、出発30分前を待って、駅の窓口で購入した。駅では席番を選ばせてくれるが、途中の上市駅で進行方向が変わるのを考慮して席番を決めよう。後述するが、水戸岡車両なので、ゆったりしたカウンター席がお勧めである。

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この様式の座席指定券は席番があらかじめ印刷されていて、インチキすることができない?ようになっている。販売も楽で(売れ残り券は無駄であるが)、見栄えもきれいである。

乗車してからアテンダントさんがくれた乗車記念カードもきれいである。

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このカードの裏面には、中間の2号車が鉄道デザインで有名な水戸岡鋭治氏によって手掛けられた車両であることが紹介されている。

きっぷを買えたのはよかったが、この駅では電車の発車時間間際にならないと改札を始めずに、乗客が車内に入ることができない。昔の鉄道の様である。
そう言った訳は、この駅の構内には足湯があって、本来乗客が自由に利用できるのだが、駅員が改札口の中に入れてくれないので、利用しようがないのである。

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駅のホームにはすでにアルプスエキスプレスの車両が入っていた。
昔の西武鉄道のレッドアロー号の車両である。

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自由席の1,3号車は普通の電車であるが、指定席の2号車は水戸岡デザインのきれいな車内である。中を眺めると、JR九州の「指宿のたまて箱」号の車内に酷似している。このタイプの車内は、カウンター席がゆったりとしているのである。

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この電車にはアテンダント(車掌)が2名乗務していたが、乗客に対して結構上から目線で落胆した。ウェブサイト上に同社公式のアテンダント日記があるが、そのイメージとリンクしていないような形で、乗客のリクエストに柔軟に応えられていなかった。

この日の指定席はがら空きだったにもかかわらず、他の乗客が出発前に座席指定券を車内で購入したいと申し出たところ、それはできないので、自由席車両に移るように指示していた。発車するまで待機するように案内してもいいように感じた。かなり融通の利かない対応で筆者も見ていて憤った。

2号車のバーカウンターでは飲み物やグッズが購入できるのだが、品揃えが薄い上、展示が分かりづらかった。おもちゃやキーホルダーを発売しているようだったが、クリアファイルなどの実用品は置いていなかった。

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終わりに

富山地鉄での短い乗り鉄の旅だったが、ナイス対応な職員さんから癖のある上から目線の職員まで様々なタイプの職員を見かけた。職員の教育研修体制に課題がありそうな会社だととらえた。

 
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