富山地方鉄道での手売りきっぷ収集

富山地方鉄道(地鉄)は、富山県内に大きく網を張ったローカルな鉄道会社だが、車両の他にもバリエーションに富んだ乗車券類を発売していて、収集派にはおもしろい鉄道会社でもある。

普通乗車券から特急券、フリーきっぷまで様々なきっぷが発売されているがその中でも今回の乗り鉄で収集した一部のきっぷを本稿では紹介したい。

補充券等の手売りきっぷの収集用発券は、当該鉄道会社の好意によるものと考えます(正当事由による発券を除きます)。
当然、発券を断られることもあることを留意する必要があります。
もし入手できた場合は、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。また、入手のための職員への無理強いなども慎むようにしましょう。
なお、補充券や常備券の在庫は常に変動するため、本稿に掲載したきっぷを今後入手できることを保証できません。
以上をあらかじめご承知のうえ、本稿を閲覧ください。

電鉄富山駅にて

最近の富山地方鉄道は鉄道ファンをも取りこもうとしているような姿勢が感じられるが、今回の収集もスムーズに行うことができた。他ブログを参考にしながら、事前のリサーチが肝心であるかと思う。もちろん、現場での協力が得られることも必要である。

富山地鉄の玄関口、電鉄富山駅にあるきっぷうりば(富山地鉄乗車券センター)では様々な乗車券類の取り扱いがあるが、手売りの普通乗車券(軟券)や特殊補充券を発売してくれる。
なお、硬券は大人の入場券のみとのことである。

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まずは、軟券の片道乗車券の典型的なものである。他の駅では、自動券売機の新機種が主要駅で導入されているため、現在は設備されていないものと思われる。

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特急券は、駅の改札口でも売っていた。というよりは、特急乗車見込み乗客には改札口で買ってくださいという感じだった。

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信号機の色のようなカラフルな地紋の色で、見ているだけでワクワクしてくる。金額と区間別で色分けされている。

そして、この乗車券センターでの目玉は、特殊補充券と呼ばれている手書きのきっぷである。これできっぷ収集家を呼び集めているようで、どうやら集客ツールであるらしい。最近の地方私鉄では、このようなニッチなビジネスをしている会社が目立ってきている。
そんなわけもあって、窓口で依頼すると快く作業をして発券してくれた。

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これは実際に使用したきっぷで、障害者割引として発券してもらったものである。手帳保持者しか購入できない特殊なものなので、念のため申し添えておく。
(他の駅での障害者割引に関しては、小児きっぷを代用している。)

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これは、完全な趣味発券である。発行箇所の記載がないのだが、他の駅ではまず発券してもらえないはずなので、大体見当がつくことは付いてしまう。




車内にて

次に、電鉄富山駅からリゾートトレインである特急電車に乗車して、車内で車掌さんから購入できたきっぷを紹介する。
富山地鉄ではワンマン運転が中心で、車内乗車券類を入手しにくいが、週末走るリゾートトレインには必ず車掌(アテンダント)が乗務しているので、頼めば入手できるはずである。
詳細は、公式のアテンダント日誌ブログを参照されたい。

リゾートトレインの指定席に座る場合に座席指定券を購入すると、席番が手書きの券を発行してくれる。

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車内補充券には、金額式のものと、「二片制(にへんせい)」と車内で呼ばれているらしい地図式の補充券が存在する。

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金額式のものは額面そのままで購入しなければならないので、結構お金がかかる。二片制の方は、様式にオリジナリティがあってやはりおもしろい。開業されたばかりの新黒部駅も印字されている。

宇奈月温泉駅にて

そして到着した宇奈月温泉駅で、連絡運輸乗車券の入手に臨んだ。こればかりは電鉄富山駅の乗車券センターでは入手できない代物である。
宇奈月温泉駅でも新型の自動券売機が導入されていて、一方で、他社連絡の運賃表の掲示もない。これでは、連絡運輸の存在が一般には知られずに、存在を知る鉄道マニアだけが連絡券を購入することになる。

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ここの初老の駅員さんがちょっと癖のある人で、乗車券類の購入を券売機にしきりに誘導したがるのであるが、連絡乗車券の発売については断ることなく、窓口で普通に発券してくれた。硬券の設備は、入場券以外はない模様であった。
この駅についてはいろいろと噂があるのだが、購入したいきっぷをピンポイントでオーダーする限りは、駅員さんとの試練の時間ということはなかった。

まずは、あいの風とやま鉄道連絡であるが、富山県内のごく限られた主要駅のみ行きしか購入できない。魚津駅連絡で滑川駅までという不思議なきっぷを購入した。

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この駅員さん、実は補充券の発券に手慣れているようで、ミスすることもなく素早く項目を埋めていた。

JR連絡に関しては、ネット情報の通りの連絡運輸範囲である。これも、A4用紙片面1枚の早見表で足りてしまうくらい、経由と行先が限られている。

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おわりに

次に、上市駅に向かってみた。この駅発でも、連絡運輸が設定されているからである。
上市駅に常備されている補充券(補充片道乗車券)が骨董品である。

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元号が昭和、JR線ではなく、国鉄線と裏面に表記されている。これは貴重品である。運賃表に掲示されていないので、ほとんど売れていないのであろう。

あとは立山駅なのではあるが、今回は訪問しなかった。

富山地鉄のきっぷはいまだにオリジナリティがあって、きっぷ収集だけで乗り鉄するのも面白いかと思う。手売りのきっぷは廃止傾向であるので、早い機会に実行することをお勧めする。

 
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