時間旅行にいざ出発!~手書き連続乗車券で日本周遊~(前日)

今年2016年のゴールデンウィークは、月曜日と金曜日に休暇をとれば10連休になるというテレビCMを某航空会社(青い方)が流していた。飛行機には乗りたくはないのだが、この期間を利用して、いつもはしない何かしらの鉄道旅行をやらかしたいと強く思った。

そこで、ここ最近、特別補充券等の券鉄にはまっている筆者としては、JR線を手書きの特別補充券を持って乗り鉄できないかと思ったわけである。結構究極の乗り鉄であるが、それが叶ったので、毎日乗車の記録をアップしてゆきたいかと思う。

最初にお断りしておくが、本稿でご紹介するきっぷは最長片道きっぷではなく、かなりの短縮版である。これよりも長い乗車プランにすると、日数的に現実的ではなくなるためである。
なお、訪日外国人で、Japan Rail Pass(全国版)を利用できる乗客であれば、そのパスで日本全国乗り放題なので、わざわざこのような連続乗車券をオーダーする必要はないことをお断りしておく。

結局5日間で3,700km強を乗車するという強行軍なので、極力新幹線や特急列車に乗車して、無理のないように心がけた。旅程の詳細は以下の通りである(旅程は通常は公開しないのだが、今回は特別である)。
特別補充券発行=マルス端末での経路数オーバーが今回の目的なので、ルーティングに際して最長距離にはこだわっていない。やろうと思えば、ローカル線をもっと取り込んで地図上でウネウネの乗車券を作成することも可能ではある。

20160501_gatag-00000679

(引用元:http://01.gatag.net/0000679-free-illustraition/)

今回の旅程

というわけで、今回の究極の連続乗車券の経路は、次の通りである。
経路数オーバーの旅程なので、2券片ともに手書きの特別補充券使用である。
通常は、16区間まではマルス端末で瞬時に発券できるが、それを超えると今回のような手書きの補充券使用となり、仕上がりまでに時間がかかることになる(駅側の業務負荷も、端末への売上登録など負担が大きいようだった)。

ちなみに、支払いをクレジットカードにした場合でも、その処理は端末処理なので、計上が滞ることはなかった。

20160501_fare_tkt-ccslip

【連続1】東京都区内→函館 880.4km 11,880円

区間数 発駅名 着駅名 線区名 運賃計算キロ
1 東京(都区内) 新青森 東北新幹線 713.7
2 新青森 新函館北斗 北海道新幹線 148.8
3 新函館北斗 函館 函館本線 17.9
合計 880.4

20160501_fare_tkt-1

【連続2】函館→熊谷 2,875.9km 26,790円

区間数 発駅名 着駅名 線区名 運賃計算キロ
1 函館 新函館北斗 函館本線 17.9
2 新函館北斗 新青森 北海道新幹線 148.8
3 新青森 川部 奥羽本線 27.2
4 川部 東能代 五能線 161.9
5 東能代 大曲 奥羽本線 108.4
6 大曲 盛岡 田沢湖線 83.2
7 盛岡 (北)福島 東北新幹線 262.5
8 (北)福島 新庄 奥羽本線 148.6
9 新庄 余目 陸羽西線 47.3
10 余目 新発田 羽越本線 128.7
11 新発田 新潟 白新線 27.3
12 新潟 高崎 上越新幹線 228.9
13 高崎 長野 北陸新幹線 117.4
14 長野 篠ノ井 信越本線2 9.3
15 篠ノ井 塩尻 篠ノ井線 66.7
16 塩尻 多治見 中央西線 138.6
17 多治見 美濃太田 太多線 19.6
18 美濃太田 岐阜 高山本線 30.0
19 岐阜 大阪 東海道本線 160.1
20 大阪 天王寺 大阪環状線 10.7
21 天王寺 和歌山 阪和線 61.3
22 和歌山 亀山 紀勢本線 380.9
23 亀山 名古屋 関西本線 59.9
24 名古屋 東京 (東海道)新幹線 366.0
25 東京 大宮 東北本線 30.3
26 大宮 熊谷 高崎線 34.4
合計 2,875.9

20160501_fare_tkt-2

経由を記載した別紙は次の通りである。経由に、「川部(五能線)~」が記載されていないので確認したが、これで大丈夫だとのこと。明らかにミスなのだが、作り直しが面倒なのだろう。

20160501_fare_tkt2_besshi




連続乗車券をいざ購入

この連続乗車券をどの駅でオーダーするか考えたが、いつも利用する(空いた)小さな駅のみどりの窓口ではなく、新幹線の止まる(混雑した)大きな駅のみどりの窓口を利用することとした。

出発1か月前になると受け付けてくれ、受付自体は実績が多くあるからなのか、スムーズに行ってくれたが、いかんせん4月上旬の窓口の混雑する時期だったため、仕上がりの電話を駅からもらうまで、ちょうど10日間かかった。
このような複雑な乗車券をオーダーする場合は、計画を早く行い、時間に余裕をもって実行したい。

今回この連続乗車券を作ってもらった駅には外国人客も多く訪れていて、対応する駅員も他の駅に比べて明らかにスキルが高い印象を持った(個人差はあるが)。英語もまあまあ通じるので、外国人であっても大丈夫な駅である。

出来上がったきっぷであるが、カーボン紙が余白領域に写っていて、券面が汚くなっているのが残念なところであるが、きっぷを手にした時には、やはりしてやったりという気分であった。

特急券などの料金券の予約購入は乗車券と並行して行ったが、ネットの事前予約をして取れなかったところは幸いなかった。しかし、連休最終の5月5日(木)は明らかに混んでいて、人混みに押し込まれるだろうことを考えると、気が重い。

実際の乗車記は、日別に以下の通りまとめたので、お読みいただきたい。

1日目(5月2日):東京駅 → 函館駅 → 青森駅
2日目(5月3日):青森駅 → (北)福島駅
3日目(5月4日):(北)福島駅 → 新潟駅
4日目(5月5日):新潟駅 → 長野駅 → 新大阪駅
5日目(5月6日):新大阪駅 → 新宮駅 → 東京駅

※ 旅程最後の、東京駅 → 熊谷駅は、実際には使用しなかった。

 
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2 Replies to “時間旅行にいざ出発!~手書き連続乗車券で日本周遊~(前日)”

  1. マルス発券の区間について、経路に➕新幹線や通過連絡運輸を行う私鉄との接続駅も含めて16区間だったと思うのですが、どうでしょうか。

    1. コメントありがとうございます。

      新幹線については、別線扱いになる区間や、東海道新幹線を含めると、1区間扱いになりうると思います。
      補充券案件に仕込んだ実例として、拙稿をご覧ください。

      https://www.yamanote0818g.net/blog/2017/07/02/tokyo_kinko_shinkansen/

      連絡運輸については、かなり限定的ではないでしょうか。
      伊勢鉄道や智頭急行あたりは広く設定されているので使いやすいと思いますが、関東では厳しいかと。
      連絡運輸系の補充券は、現場でやりたがらないと思うので、購入にはそれなりの心づもりは必要かと思います。

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