「リゾートしらかみ」号 乗車体験(くまげら編成)

ゴールデンウィークに行った大乗り鉄大会の経路の一部に五能線が含まれており、その際にリゾートしらかみ号に乗車する機会を得た。
首都圏から遠い場所にある路線なので、なかなかアクセスしにくい場所で乗車チャンスがないのではないかと思われる。
今回乗車したのは、青森駅始発の2号秋田駅行きで、乗車時間が5時間を越える長丁場のリゾートトレインである。道中、エンターテインメントもあって、旅行商品の素材としても十分に使えるかと思う。

2号の概要

2号:青森駅 8:10分 →(奥羽本線、五能線経由)→ 秋田駅 13:27分

他のほとんどのリゾートトレインは、車両が1編成だけであるが、リゾートしらかみ号に使用される車両は3編成ある。
その内、ハイブリッドエンジンの最新車両なのが、青池編成で、他のくまげら編成と橅編成は、既存のキハ47系の改造車で年数が経っている。橅編成は、JR東日本秋田支社のホームページによると、2016年夏にハイブリッド車両に置き換えられた。
今回乗車したくまげら編成は、言葉が悪いが一番ボロい車両に当たったことになる。

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(引用元:JR東日本秋田支社 リゾートしらかみ 乗車証明書)

五能線の沿線には日本海の海岸の他、世界自然遺産である白神山地などの豊富な観光資源を有する土地柄である。したがって、一ローカル線であるながら、多くの観光客がやってくる。

どの編成が何号の列車に割り当てられるかは、上記のホームページ上に情報があるので確認されたい。また、JR東日本秋田支社が発行するパンフレット、「五能線の旅」が近くの駅で入手できれば全情報が載っているので話が早い。
夏以降は新車両の橅編成一押しであるが、青池編成も快適なはずである。

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(引用元:JR東日本秋田支社 五能線の旅 パンフレット)

指定席券の購入

この列車は快速列車だが全車指定席なので、乗車券の他に指定席券が必要になる。編成ごとに席番表が異なるので、注意が必要である。編成で中間のコンパートメント、ボックスシートの両数が異なったりするので、予約が一筋縄ではない。

えきねっとでも予約ができるが、ボックスシートの予約はできない(駅のみどりの窓口のみ)。また、えきねっと上でシートマップが表示されないので、席番を指定したい場合は結局駅に出向くことになり、結構厄介である。
2016年5月現在のシートマップは次の通りである。夏以降、橅編成のものは変わってしまうので、ご注意いただきたい。

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(引用元:JR東日本秋田支社 五能線の旅 パンフレット)

秋田行きの2号の場合、津軽三味線の演奏が最前部の4号車で行われるので、4号車の前のほうの席を取ることをお勧めする。
しかし、これが知られているのか、4号車の前のほうは1か月前時点で争奪戦で、結局後ろのほうしか取れなかった。
三味線の演奏は、スピーカーを通して全車両聞こえるのでそれでよければ4号車にこだわらなくてもよい。

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列車の車内では、JR東能代運輸区の職員が制作した、五能線ガイドブックという冊子をもらうことができ、沿線の車窓風景などの案内があるので役に立つのだが、事前にもらえたらなぁと思う。

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(引用元:JR東日本東能代運輸区 五能線ガイドブック)




実際に乗車した

さて、実際に乗車してみよう。

朝の青森駅に列車が入線してきたのは、発車15分前の7:54分であった。JR東日本エリアのリゾートトレインにしては入線が遅いのだが、青森駅から乗車する人がそれほど多くなかったので余裕があった。

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くまげら編成、少々経年劣化していることが分かる。

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4号車の車内である。他のリゾート系のリゾートトレインと同様、シートピッチが1200mm前後の快適で余裕のある足元である。5時間以上の汽車旅には楽で助かる。

この日の乗客は外国人乗客が多かったのが印象的である。JR東エリアの列車は外国人がそれほど目立たないのだが、この列車は北海道が近いこと、世界遺産の白神山地があることがその要因ではないかなと推測する。
普段は満席になるはずがないこの列車も、ゴールデンウィーク中ということもあって、満席だった。

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2号車のコンパートメント席はボックスシートだが広く、指定席券もオープン車両と同額なのでプライバシーが保てていいかもしれない。

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列車は定刻に発車して、途中新青森駅と弘前駅で乗客を拾ってから、五能線に向かう。この列車、列車の進行方向がたびたび変わる列車で、途中、弘前駅から川部駅は進行方向逆向きに走り、東能代駅でも進行方向が変わり、座席の方向を転換する。

弘前までの区間と、五能線の五所川原駅までは晴れたので、岩木山の眺めが素敵だった。

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川部駅から五能線に入るが、駅にはその標識が置いてあった。

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いよいよエンターテイメントが始まった

五所川原駅で演奏者が乗りこんできて、津軽三味線の演奏が始まった。鯵ヶ沢駅までの約20分間の演奏だったが、何もない区間をこのようなエンターテイメントで埋めるのはよい企画だと思う。郷土色も満点である。
数あるリゾートトレインでも、車内で生演奏を楽しめる列車を他には知らないは稀である。

途中、千畳敷駅で下車しての海岸散策タイムがあってから、途中の深浦駅が近づくと、海岸の絶景が見えてくる。

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深浦駅では、橅編成とすれ違った。

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その先、十二湖駅で外国人旅行者を含む多くの乗客が降りて、車内が若干静かになった。秋田県内に入ると地味な風景が終点の秋田駅まで続く。

東能代駅には、五能線の起点標識があった。

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東能代駅から秋田駅までの約1時間は特に何もない沿線をひた走るだけで、一般客も乗車してきた。秋田駅まで時間がかかったが、快適で疲れをあまり感じない乗り鉄だった。

首都圏から日帰りするのは厳しい列車で、それゆえ客層が若干違った列車だった。三連休にこの列車をルートに組み入れるのはいかがだろうか。

 

 
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