伊勢鉄道 ちょっと乗り鉄ついでにきっぷも

伊勢鉄道は三重県にある第三セクターの中小鉄道会社であるが、先般の大乗り鉄大会において乗車する機会があったので、連続乗車券の経路にはないが鈴鹿駅を訪れてみた。

第三セクターとしての伊勢鉄道について

伊勢鉄道は旧国鉄伊勢線の廃止後に経営を受け継いだ鉄道会社であるが、他の第三セクター会社と比べるとちょっと異色である。
路線の両端がJR関西本線と紀勢本線につながっているので、線内を走るローカル列車の他に、JR東海から特急(ワイドビュー)南紀号と快速みえ号が乗り入れてきて、鈴鹿駅には全列車が停車する。なのにJR東海の経営ではないのがややこしい。
場所は違うが、かつて北斗星号やカシオペア号が乗り入れていた青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道が得ていた乗り入れ収入があったように、伊勢鉄道も乗り入れ収入がかなりあって、経営的には後述するように競争が劣勢ながらも、他の第三セクター会社よりは余裕があるものと思われる。

この区間は近畿日本鉄道(近鉄)と競合していて、現在でも近鉄特急が利便性、料金面で圧倒的に有利なので、実際かなうわけがなく、旧国鉄伊勢線が廃止に追いやられたのだと考える(都市間輸送手段として伊勢鉄道に日常乗車する気はあまり起きない)。

鈴鹿駅へのアクセス・その様子

実際に乗車したのは、津駅から鈴鹿駅までの区間を特急列車と快速列車で往復したにすぎないが、また、鈴鹿駅に観光施設などは全くないが、変わった体験ができたことは確かである。

20160513_IMG_3677

鈴鹿駅へは、特急南紀号か快速みえ号に乗車して、名古屋駅か津駅からアクセスすることができる。快速みえ号は、名古屋駅から伊勢市、鳥羽駅まで運行している列車で乗車券(と指定席は指定席券)だけで乗車できるので、コスパは悪くはない。

降り立った鈴鹿駅は国鉄時代と全く同じ雰囲気で、懐かしい昭和の香りが漂ってくる。

20160513_IMG_3668

駅舎の外見はシンプルである。雨に降られたので冷たかった。

20160513_IMG_3669

高架線の下に小さなプレハブ小屋があって、そこに職員がいる有人駅ではあるが、改札業務は行わず、時間限定の出札業務が行われている駅である。きっぷうりばには、いろいろな張り紙があるが、指定券はこの駅では購入できず、周辺の旅行会社で購入するよう案内がある

20160513_IMG_3670

インフラは高規格で整備されていて、河原田駅方は線路が複線で整備されている。非電化の複線は結構迫力があって好きである。
また、ローカル区間列車の車両も新しくてきれいな車両である。

20160513_IMG_3676

20160513_IMG_3675

きっぷの数々

このような鈴鹿駅なので、きっぷうりばにはマルス端末が設置されていてもよいようであるが、コストがかかるのか設置されておらず、それゆえタイムトリップしたかのような古い様式のきっぷがいまだに販売されている。
特に、補充券はいろいろな様式が存在し、目を見張るものがある。

補充券等の手売りきっぷの収集用発券は、当該鉄道会社の好意によるものと考えます(正当事由による発券を除きます)。
当然、発券を断られることもあることを留意する必要があります。
もし入手できた場合は、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。また、入手のための職員への無理強いなども慎むようにしましょう。
なお、補充券や常備券の在庫は常に変動するため、本稿に掲載したきっぷを今後入手できることを保証できません。
以上をあらかじめご承知のうえ、本稿を閲覧ください。

まずは、車内補充券として使用されていると思われる自社線用の補充券である。

20160513_ise_rail_hojyu_shasen-

そして、出札(特別)補充券である。
完全な趣味発券に応じてくれるわけではなく、あくまでも硬券などの常備券がない区間に限って発行してくれるのだが、伊勢鉄道の連絡運輸範囲が広いので、かなり応用がきいた発券がされているようだ。

20160513_ise_rail_hojyu_renraku-

20160513_ise_rail_hojyu_renraku_ura

JR線に直結しているだけに、JR東海などの各社と全く同一の様式であるが、地紋が異なる。

補充券はこれだけではなく、特急列車が乗り入れているため、料金専用補充券(料補)も存在する。まずは、伊勢鉄道線が絡む料補である。

20160513_ise_rail_hojyu_ryokin-

これも、JRの様式に準じている。
面白いのは、この料補だけではなく、JR東海の料補を使用した料金券を発売しているところである。これは、名古屋駅から特急列車に乗り継ぐ旅客の便宜を図って発売しているようである。JR線ならばどんな列車の料金券でも発券してくれるわけではないとは思うが、駅名スタンプが用意された近隣の区間ならばスムーズに購入できると思われる。

20160513_ise_rail_hojyu_jr_ryokin-

次は、硬券である。

津駅でも伊勢鉄道線の硬券が発売されている(西口近鉄窓口)。この窓口ではJR線の金額式軟券も発売しているかなり変わった窓口であるが、バリエーション(口座数)は最小限に限られているようである。

20160513_ise_rail_fare_tsu_kingaku

鈴鹿駅では入場券も発売されていて、小児専用の様式が存在する。改札業務は行っていないが、入場券は一応用意されている。

20160513_ise_rail_entry

鈴鹿駅発の普通の乗車券は、社線内および連絡を問わず、駅名式であってバリエーションに富んだわけではない。津駅行き、四日市駅行き(そして名古屋駅行き)はともに結構売れているようだ。

20160513_ise_rail_fare_suzuka_ekimei_tsu

20160513_ise_rail_fare_suzuka_ekimei_yokkaichi

津駅行きと名古屋駅行きの特急券は常備券の硬券で口座があるが、あまり売れていないようである。乗車券のサイズはB型であるが、この特急券はA型である。

20160513_ise_rail_exp

鈴鹿駅で対応してくれた駅員さんはかなりの高齢に見えるが出札には精通しているようで、収集家に対しては好意的でも批判的でもなく、中立的であったが、基本的には買い手の希望になるべく応じてくれるスタンスだったので助かった。

最後に、特急南紀号車内で支払った伊勢鉄道線の運賃のレシートを紹介して終わりとしよう。

20160513_ise_rail_shanai_jrc-

(補足)
津駅においてマルス券の12cm券の購入は失念してしまった。
また、鈴鹿駅において、補充往復乗車券(補往)の存在確認はしていない。

 
スポンサードリンク

 

 
関連コンテンツ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です