バースデイきっぷ(JR四国)を利用してみた

JR各社の中では従前、JR九州とJR四国で誕生月限定のおトクきっぷを購入できたが、2016年3月をもって、JR九州が販売を停止してしまった。そんなわけで、今回、現時点で唯一販売するJR四国のバースデイきっぷを購入して、乗り鉄してみた。

20160623_birthday_title

(引用元:JR四国 バースデイきっぷ 販売チラシ)

きっぷの概要

JR四国のバースデイきっぷは、3日間JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線が乗り放題で、指定を受ければグリーン車も乗り放題という採算度外視のおトクきっぷである。1名10,280円で、小児の価格設定はない。

ただし、購入できるのが本人の誕生日の属する月だけである。このきっぷのすごいところが、本人と同伴すれば、お連れ様用のきっぷが本人と同額同条件で3名分まで購入できる点である。なんという大盤振る舞いか。

購入できる枚数が1枚とは限らないので、例えば2組購入して6日間利用するということも、他のソースによれば可能なようである。

(2017年6月17日加筆)
このバースデイきっぷも、ついに値上げが行われたとのことである(グリーン車用)。2017年度からの新料金は、1名13,000円である(小児設定なし)。四国エリアにあるリゾートトレインにも乗り放題というが、すべての列車にグリーン車が設備されているわけではないので、グリーン車用のきっぷはちと割高になってしまった。
普通車自由席用のきっぷが新たに追加されて、料金は9,500円(小児半額)で登場したのだが、四国エリア内の特急列車は自由席が多いので、現実的な選択肢ではある。

出所:http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2001%2026%2002.pdf

リゾートトレインの伊予灘ものがたり号や瀬戸大橋アンパンマン号(児島駅以南のみ)にも指定を受ければ乗車できるので、JR四国の乗り鉄を満喫できること請け合いであるが、筆者の場合、6月に旅行した時はしまんトロッコ号など軒並み運転しておらず、溜飲ものだった。。。

きっぷの購入の顛末

このバースデイきっぷは言うまでもなくJR四国の駅のみどりの窓口か、ワーププラザでしか購入できない。したがって、首都圏にいながら、駅でこのきっぷを購入することはできない。ちなみに、関西圏であれば、梅田にワーププラザがあるので、不自由なかろう。

実は、JR四国本社のウェブサイトでこのきっぷを通信販売で購入できるのだが、座席指定の席番指定は一切受け付けないとのことが記載されていて、まるで意味がないので通販の利用が実質できない。
また、通信販売なので、送付先としての自分の個人情報を収集されてしまうのもデメリットではある。

そんなわけで、事前購入と座席指定にために、一旦現地に赴いた。四国内であればどこの駅でもよかったのだが、夜行バスと航空運賃が最も安かった松山駅まで買いに行った。
松山駅のみどりの窓口では座席指定、席番指定も問題なく行ってくれ、10分もかからずに購入が完了した。

もし現地で購入するというのであれば、東京からのLCCが就航している高松駅か松山駅が良いかと思うが、高松駅については職員の態度があまり良くないのでお勧めではない。
高松駅に限らないが、JR四国の職員には全く笑顔がなくて、JR四国を利用していて暗い気持ちになるので、本稿の内容自体あまり人様にはお勧めしたくないのが本音ではある。
それと、何より、首都圏の人にとっては購入に一手間余計な負荷がかかるので、バースデイきっぷの利用自体ハードルの高いものであり、安易にはお勧めできない商品(きっぷ)である。結局、四国在住の地元の人々にとって利用しやすい限定的なおトクきっぷなのであろう。
大消費地である首都圏の人々が、JR四国の企画乗車券類を気軽に購入できるようになれば、営業面でかなりの誘客を見込めるかと思うのだが、当局はあまり積極的ではないようである。




きっぷの様式

きっぷの本体はマルス券の8.5cm券で、自動改札機を通過できるごく普通のものである(自動改札機がある駅は限られるが)。その他に、ご案内の券2枚が12cm券でついてくる。

20160623_birthday_tkt

20160623_birthday_appendix1

20160623_birthday_appendix2

きっぷ本体の記名はそれほど厳格ではないようで、きっぷの購入時に公的証明書を提示しただけである。あくまで推測だが、氏名=乗客の個人情報を、会社として収集しない方針なのかもしれない。
以下にご紹介するが、座席指定の回数に制限がないので、かなり自由に乗り放題を楽しめる。

座席指定について

座席指定は、JR四国内の列車であれば、請求した分いくらでもしてくれる。無料で座席指定できるので、指定券は金額なしの指のみ券で発券される。

ただし、3日間で実際に乗車できる列車は限られよう。
アンパンマンシートも指定してくれるし、グリーン車にも乗り放題だが、それらの設備が付いている列車が限られている点は言葉のあやで、しおかぜ号、南風号、あしずり号にしかグリーン車が連結されていないので、意外にグリーン車乗車機会が少ないのである。

筆者は週末の2日間しか四国内にいることができなかったので、実際に乗車できた列車は限られるが、グリーン車に2回乗車すれば、金額的な元は簡単に取ることができる。

1.特急しまんと5号(高松駅ー高知駅)

20160623_shimanto

20160623_IMG_3913

グリーン車の設備がない列車で残念だった。1両の半分が指定席であるが、サンライズ瀬戸号から乗り継ぎできる列車なので、そのせいか指定席が満席だった。

2.特急あしずり3号(高知駅ー中村駅)

20160623_ashizuri

20160623_IMG_3938

高知県内で完結する列車にしては、グリーン車の設備がある列車である。空いていたことは言うまでもない。終点に着く前に車内で指のみ券を回収されそうになったが、持ち帰ったらちゃんと無効印が用意されていた。

3.特急宇和海2号(宇和島駅ー松山駅)

20160623_uwakai

20160623_IMG_3963

愛媛県内の都市間特急であるが、グリーン車の設備がない。朝早い特急列車のため、自由席ともそれほど混んでいなかった。検札の時に、普通あまり開けられない穴をきっぷに開けられてしまったのが残念だった。

4.特急しおかぜ8号(松山駅ー宇多津駅)

20160623_shiokaze

20160623_IMG_3971

唯一の電車特急で、グリーン車の設備もあり快適だった。この列車だけ、車掌の検札省略だったので、他のJR会社並みのサービスクオリティである。

広くお勧めはしないが、きっぷ入手のための労をいとわなければ、大変なおトクきっぷである。それだけに、JR四国当局の営業面の柔軟さが求められる。

 
スポンサードリンク

 

 
関連コンテンツ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です