「ラ・マルせとうち」号 乗車体験

四国からの帰路に、岡山県を走るリゾートトレイン、ラ・マルせとうち号(La Malle de Bois)に乗車してみた。キャッチフレーズは、「旅の道具箱」である。

ラ・マルせとうち号は、岡山駅から宇野線の宇野駅までを往復する電車で、土日を中心に運行されている。2016年7月から9月までの金曜日には、岡山駅から高松駅までを往復する。販売パンフレットによれば、その後は、広島県の尾道駅に向けて運行する予定とのことである。
瀬戸内海の島々への観光アクセス電車として企画されていることが推測できる。

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(引用元・参考資料:JR西日本 La Malle de Bois 販売パンフレット)

上り電車に乗車

筆者は、宇野駅からの上り電車に乗車した。

上り:宇野駅 15:00発 →(宇野線経由)→ 岡山駅 16:00着

この電車に乗車するには、乗車券の他に普通列車用グリーン券(指定席)770円が必要だが、ふつうの指定席券520円と比べても高額なわけではない。
全車指定席なので、予約が取れないと乗車できないことになるが、後述のように、それほど予約が好調なわけではないようで、そんなに難しくないかと思う。
指定券の購入は全国の駅のみどりの窓口のほか、ネット予約ではJR西日本のe5489が対応している。あいにく、JR東日本のえきねっとではこの列車が表示されなく、対応していない。

座席番号は、1番から8番が2人掛けのモケット張りの座席で、11番から20番まではカウンター席である。足の不自由な人には、着座位置の高いカウンター席はお勧めできない。

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北陸地区のリゾートトレインのように、この電車でもグリーン券にスタンパーでスタンプを押してくれる。アテンダントさんがきっぷ拝見かたがた押してくれるのだが、乗客にはきっぷを拝見しますという言い方ではなく、グリーン券に記念スタンプを押しますという表現がスマートだなと思った。
スタンプのデザインから、券のお持ち帰りが前提に違いない。デザインがかわいいので、回収されてしまっては元も子もない。。。

宇野駅にて

乗車当日は、高松港から直島を経て、宇野港まで航海してきた。この電車に相性が良さそうな経路である。

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宇野駅がこの電車のデザインに合ったデザインに変えられていて、ゴミ箱まで変わっているこだわり方だった。大変きれいなゴミ箱である。

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宇野駅のみどりの窓口には、空き状況が掲示されていて、この日はがら空きだったので当日グリーン券を購入して乗車することも可能だったが、あまり飛び乗りする人は見かけなかった。

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宇野駅のみどりの窓口は時間帯により時々閉鎖されるので、指定券が購入できなくなることがあるので注意したい(営業時間の詳細はJR西日本のHPを参照されたい)。

14:20分頃に駅に着いたら、すでに電車が入っていたので、早速見に行った。

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車両は213系を改造して7000番台としたものである。快速マリンライナーと元々は同じ車両である。それにしても、フランス語の文字が入った車体デザインが奇抜である。
2号車は、クモロ213-7004である。

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車内の様子

車内に入ったら、これが素敵に改装されている。

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床には木の板が貼られていて、カウンター席の上部には本棚があって、本が何冊か置いてある。見た目も、思ったよりも高級感がある。
車内設備もグリーン車だけに工夫されていて、他の列車ではまず見られない無料WIFIサービスが利用できる。また、壁側には電源が取れるコンセントがあって、(リゾートトレインらしくないが)スマホやPCで仕事するには都合がよい感じである。
まあ、小さな子供を連れてワイワイやるというよりは、席におとなしく座っているのが似合っているような雰囲気である。車両の外見とギャップがあるように思える。

車両先頭には自転車が積めるサイクルスペースがあるが、事前の予約が必要である。

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写真右側には置き傘が何本か置いてあって、雨の時には無料で貸してくれるためのものと聞いた。細かな配慮がみられる電車である。

この電車でのお勧めが、オリジナルグッズの買物で、岡山県産のバッグ類やドリンク、お菓子が買えるが、オリジナルのクリアファイルが200円しない安価で、筆者も1枚分の値段で2枚買うことができた。

この日の電車が空いていたにもかかわらず、このグッズ販売が大人気で、多くの乗客が列を作っていた。

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1号車にはトランクの中に乗車証明書と何枚か絵ハガキが入っていて、持ち帰ることができる。お約束のスタンプ付きである。なかなかかわいい。

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電車が発車してから

さて、宇野駅を発車して、わずか32.8kmの距離を1時間かけての走行であるが、時刻表上では途中の停車駅がない。
しかし、実際は途中の八浜駅と早島駅に停車し(他にも運転停車あり)、それぞれ数分間車外に出て写真撮影などできる。

八浜駅はアートな駅になっていて、ささやかな作品を楽しめた。電車の外装とよく合った作品である。

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岡山駅には定刻に到着し、5番線のホームには出発を告げる鐘がある。
あいにく、上り電車だったので、この鐘がなることはなく、残念だった。

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移動の不便はあったが、瀬戸大橋を渡らない行路が新鮮な乗り鉄だった。

 
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