東急線環状経路乗車コンプリート!

東急電鉄には多くの路線が網状に伸びているが、路線図をよく観察してみると、一周乗車できる環状経路が複数存在することが分かる。

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(引用元:東急電鉄ウェブサイト 路線図 – http://www.tokyu.co.jp/railway/common/pdf/rosen-web01.pdf)

4通りの環状経路

渋谷駅から自由が丘駅、蒲田駅にかけてのエリアに、4通りの環状経路が存在する。
それぞれの経路を片道乗車券で一周乗車できるので、今回乗車してみることにした。

4通りの経路が存在すると申し上げたが、そのうち、蒲田駅から多摩川駅、旗の台駅を経て蒲田駅に戻る経路のうち、自由が丘駅を通る経路と、目黒線でショートカットして自由が丘駅を通らない経路が2通り重複するが、後述する通り、自由が丘を通らない経路をとりあえず筆者の自己基準として採用し、今回は3通りの環状経路乗車でコンプリートとした。

なお、渋谷駅ー自由が丘駅ー蒲田駅までは大きな8の字経路に見えるが、一周を超えてしまうため、1枚の片道乗車券として成立しない。そのため、今回は片道乗車券が成立する以下のそれぞれの小さな環状経路に分割して扱うことにしたい。

その3経路は、次の通りである。

1.渋谷駅ー自由が丘駅ー二子玉川駅ー渋谷駅:20.5km \270

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2.自由が丘駅ー大岡山駅ー田園調布駅ー自由が丘駅:4.9km \160

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3.蒲田駅ー多摩川駅ー大岡山駅ー旗の台駅ー蒲田駅:18.0km \250

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これらの環状経路をコンプリートするために、どんなきっぷを買えばいいのかということだが、片道乗車券発券にこだわらない向きならば、東急ワンデーオープンチケット(大人660円、小児330円)が一番安いのでお勧めする。
筆者は言うまでもなく片道乗車券にこだわる派なので、それぞれの経路の起点駅で購入した。

東急電鉄はこのような乗客を想定してか、同社の旅客営業規則の第70条で一周乗車について規定している。

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(引用元:東急電鉄ウェブサイト 旅客営業規則 – http://www.tokyu.co.jp/railway/ticket/terms/pdf/eigyou-kisoku03.pdf)

一周した場合には、実際に乗車した経路のキロ程によって計算すると明確に規定されているので、現場にも周知されているようで、実際出かけた時にはスムーズに扱ってもらえた。

実際に片道乗車券を購入して乗車しようという方には、実際に同社や経路上の各駅で相談をよくされた上で臨んでいただきたい。
ICカードや券売機で購入したきっぷも使用可能だが、同駅下車が改札機でできないため、どのみち有人改札を通る必要があることは申し上げておきたい。

実際乗車した記録は以下の通りで、乗り鉄というよりは通勤電車上の単なる修行に過ぎなかったのだが(汗)、乗車券など制度系な方には興味を持っていただけよう。




第1サークル:渋谷駅ー自由が丘駅ー二子玉川駅ー渋谷駅

東横線、大井町線、田園都市線で構成される独立した環状経路である。
地下ダンジョンといわれる東横線渋谷地下駅から乗車開始である。

次の第2サークルと合わせ、ある休日の午前中に乗車した。

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経路の概略は、以下の図の通りである。乗車距離は、3つの環状経路の中で最も長い。

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① 渋谷駅 10:01分ー自由が丘駅 10:14分:東横線 024101レ 各停

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東横線は東京メトロ副都心線と直通運転を行っているが、この電車は東急車両だった。10両編成と8両編成が混在しているのが分かりにくい。

② 自由が丘駅 10:22分ー二子玉川駅 10:31分:大井町線 101101レ 各停

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本経路の唯一のローカル線。しかし、大井町線はいつも混雑していて落ち着かなかった。二子玉川駅も、休日ということがあり混雑していた。

③ 二子玉川駅 10:36分ー渋谷駅 10:50分:田園都市線 006092レ 各停

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たまたま乗った電車が、半蔵門線に直通しない渋谷駅行きという変わった電車だった。それほど田園都市線の輸送能力が逼迫しているのかと思った。
車両の前面には、50周年記念のヘッドマークが掲げられていた。

第2サークル:自由が丘駅ー大岡山駅ー田園調布駅ー自由が丘駅

大井町線、目黒線、東横線で構成される環状経路であるが、下記の第3サークルに包含される関係でもある。移動の起点は自由が丘駅で、時計回りに移動した。

上記の第1サークルとともに、ある休日の午前中に乗車した。

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この経路の乗車距離は4.9kmと、3つの環状経路の中でも最も短い。一周わずか20分ほどの移動だった。

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④ 自由が丘駅 11:28分ー大岡山駅 11:31分:大井町線 105112レ 各停

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大井町線は都心に直結していない路線なので、ローカル感覚が残ったいい路線である。わずか3分の乗車だったため、評価しづらい。

⑤ 大岡山駅 11:36分ー田園調布駅 11:40分:目黒線 580111レ 各停

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目黒線は都心2線に直結しているので、せわしない感じがする路線である。乗車した車両は、東京メトロ南北線からの埼玉高速鉄道車両だった。この区間も4分間であっという間に乗車完了。

⑥ 田園調布駅 11:48分ー自由が丘駅 11:50分:東横線 702112レ 各停

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この区間はわずか1駅分で完了である。乗車した車両が東京メトロ副都心線の7000系で、古くぼろい車両で損した感じだった。東横線も8両編成と10両編成の車両が混在していて、分かりにくい。

第3サークル:蒲田駅ー多摩川駅ー大岡山駅ー旗の台駅ー蒲田駅

多摩川線、目黒線、大井町線、池上線で構成される環状経路で、大きなサークルである。東急線の中でもローカル線色が強い路線が多く、味がある乗り鉄ができる。移動の起点は蒲田駅で、時計回りに移動した。

上記とは日にちを変えて出直して、ある日曜日の午前中に乗車した。

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一周18kmの移動で、1時間弱の小さな旅だった。

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⑦ 蒲田駅 10:12分ー多摩川駅 10:23分:多摩川線 025102レ 各停

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渋谷駅で消えた行き止まり式の駅舎とホームが、蒲田駅にはいまだ残っていて懐かしい感じだ。
多摩川線の電車も3ドア車の3両編成とローカル線のような風情である。そんな懐かしい電車に乗って10分で多摩川駅に到着した。

⑧ 多摩川駅 10:30分ー大岡山駅 10:35分:目黒線 588102レ 各停

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この経路唯一の都心直結路線である目黒線に乗車。またもや埼玉高速鉄道車両であった。5分間で大岡山駅に到着。

⑨ 大岡山駅 10:39分ー旗の台駅 10:45分:大井町線 108102レ 各停

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大井町線には2駅間だけ乗車して、旗の台駅に到着した。大井町線は5両編成の電車と6両編成の電車が混在していて、これも分かりにくそうである。

⑩ 旗の台駅 10:47分ー蒲田駅 11:04分:池上線 007101レ 各停

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最後の区間は、これまたローカル線の池上線に乗車して、終点の蒲田駅まで向かった。3ドア車の3両編成は多摩川線と変わりない。所要17分と、10区間の中で最長の乗車時間だった。

以上の経路を片道乗車券で乗車する場合、一周する最中に乗り換え駅の改札口を一切出られずに、通勤電車に乗る単なる修行には違いないのだが、都心でこのようなちょっとしたお遊びができるということでもあるので、知っておいていただきたい。(反時計回りでももちろん構わない。)

補充券等の手売りきっぷの収集用発券は、当該鉄道会社の好意によるものと考えます(正当事由による発券を除きます)。
当然、発券を断られることもあることを留意する必要があります。
もし入手できた場合は、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。また、入手のための職員への無理強いなども慎むようにしましょう。
なお、補充券や常備券の在庫は常に変動するため、本稿に掲載したきっぷを今後入手できることを保証できません。
以上をあらかじめご承知のうえ、本稿を閲覧ください。

今回の3経路の乗車にはそれぞれ(趣味的な)片道乗車券を発券してもらったため、駅職員の方々にはお手間をとらせたが、気持ちよく対応してもらえたので大変満足できた。券鉄としても当然満足な結果であったので、協力いただいたことに深く感謝したい。

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夏休み時期と重なったため、スタンプラリーも一部の駅で並行して楽しむことができて、一石二鳥であった。

 
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