諏訪湖花火大会における鉄道臨時輸送を愉しむ【2016年版】

長野県諏訪市の諏訪湖畔では、毎年8月15日に諏訪湖花火大会(人出約50万人)、9月第1土曜日には全国新作花火競技大会(人出約30万人)が催される。公共交通手段であるJR中央本線・篠ノ井線も、この開催に合わせて臨時の増発態勢に入る。それに伴い、普段では見られない光景が多くみられるため、多くの鉄道ファンがやってくるようである。具体的には、

  • 上諏訪駅の特別態勢
  • 近距離電車の増発(東京圏で使用されているE233系車両が長野県にやってくる)
  • 長距離夜行電車の運行
  • 往復乗車券の発売(手売りの常備券のため、券鉄垂涎の的である)

といったところである。本稿では、筆者の体験を時系列で紹介していきたい。

なお、本稿は、鉄道マニアネタと、一般ピープルとしての花火大会での行動の両方が混ざっているので、恐縮だが辛抱強くお読みいただきたい。
次の体験は、特に断りのない限り、2016年9月03日土曜日(新作花火大会)である。

臨時列車のための車両

まずは、臨時運行のための車両のお話を。
その車両のほとんどは長野支社管内の211系(やE127系)をフル動員するが、それに加え、東京から車両を借用して運行する。8月15日は中央本線のE233系(豊田)と同じくE233系(南武線中原)の2編成が運用に当たるようであるが、9月3日は規模が小さく、豊田車のE233系1編成のみであった。

このE233系、実はどの列車に運用されるかが簡単にわかった。【2016年本稿執筆時】
臨時ナイアガラ号(下り)・スターマイン号(上り)の号数が700番台だと、E233系が充当される(例:ナイアガラ713号:9713M)。まさにこの例の電車を、塩尻駅でキャッチすることができた。

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行先表示は、ばっちり松本行きで、このまま永久的に長野地区で使用できそうな車両である。

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筆者は塩尻駅に降り立つ直前、東京駅から新宿駅までこのE233系に乗車して移動したので(その後特急)、中央本線が一体というか、不思議な感覚であった。

往復乗車券(常備券)臨時発売

次の話題は、手発行の往復乗車券(常備券)である。本ブログのある読者様から情報を寄せていただき、急遽収集に出かけたわけである。

花火大会の会場、上諏訪駅の隣の駅の下諏訪駅では、花火大会が始まろうとしていた当日、駅舎の外側で臨時で券を発売していた。

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特設カウンターは、手作り感ある暖かい感じだったが、常備券発売がいつまで続くことやら。

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常備券は、大人子供の別で発売されている。
下諏訪駅のほか、JR長野支社の告知の通り、茅野駅から松本駅の間の駅で常備券が前売り含め、発売されていた。

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辰野駅も当日カウンターがあったが、塩尻駅にはカウンターはなく、その代わり駅員が花火大会におでかけの方は、自動券売機で往復乗車券を購入できますとアナウンスしていて、誘導していた。みどりの窓口で常備券を頼めば買えたのだが、常備券販売縮小の兆しなのかなと一マニアとしてはこの事態を危惧する次第である。

8月13日に8月15日花火大会分の前売り分として岡谷駅で往復乗車券を購入したら、発行日付を真面目に修正した上で発行してくれた。本来は、このような券面になるべきだろうということでご覧いただきたい。

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これらの往復乗車券、発売日とも2日間有効と印字されているが、駅員からは、花火大会当日しか使用できないといわれたので、注意しよう。




当日の様子

18時前に下諏訪駅から上諏訪駅まで移動したら、車内は首都圏並みの大混雑だった(が、東京の朝夕のラッシュを知っていれば楽勝のレベルなのだが)。

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上諏訪駅の足湯は終日閉鎖、夜間の待合室も閉鎖されるので、花火大会終了後は居場所に困る。

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上り下り一気に到着だったので、この通りの混雑だった。その人の流れが諏訪湖畔まで続くわけである。

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花火会場の湖畔は、9月の新作花火の時はそれほど人がごった返していたわけではなく、適度な混み方だったと思う。会場中心部が有料の桟敷席のため、筆者はそのエリアを離れ、諏訪警察署付近の湖岸に陣取ったが、それほど人が多かったわけではなかった。

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花火大会は19時ちょうどに始まって、20:45分に終了であるが、上諏訪駅は、終了より早い20時ちょうどから特別態勢に入って、改札規制が行われる。
当日JRの駅で配布されているチラシには、その規制の概略と帰りの臨時電車の時刻表が掲載されていた。

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人の多さに対して大体実態にあった輸送体系だったかと思うが、22時には輸送が大体完了してしまうという感じだった(8月15日の場合は、もう少し遅い時間まで輸送が続くようである)。

肝心な花火の写真を忘れていた。。。

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花火大会終了後、すぐに上諏訪駅に向かおうとしなければ、混雑に巻き込まれることはなかろうかと思う。

22時過ぎに下諏訪駅に向かったら、電車の中は空いていて、花火帰り客が少し乗車していた程度である。
ちなみに、東京への帰りの快速電車の指定席は満席ではなく、いまだ指定席券を購入できる状態であった。

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夜中の上諏訪駅が、お祭り状態がいまだ終わっていなかった。

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夜行の新宿駅行きの快速電車を待つ乗客がこれだけごった返していた。

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E233系ナイアガラ719号(9719M)がまだ走行していたが、撮り鉄が大勢群がっていた。

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新宿駅行きの夜行電車は2本あり、最初に発車するのがムーンライト信州90号である。このグリーン車を押さえるのがベストなのだが、もちろん満席だった。普通車は、青春18きっぷと併用できるのでおトクな電車である。
90号の方は、E257系の新しい車両。

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後続のムーンライト信州92号は、189系(長野車)6両編成。実際に乗車したが、座席も車体も老体である。途中、甲斐大和駅で2時間運転停車するので、かえってよく眠れたが、着いてみたら、これが大変疲れた。

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結局、花火を見に行ったのか、鉄ヲタをしに行ったのかよくわからかった。。。

 
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