小田急ロマンスカー 変わったきっぷで乗車【旧あさぎり号編】

小田急ロマンスカーは、小田原や箱根だけではなく、静岡県の御殿場駅(JR東海御殿場線)まであさぎり号が直通している。乗車するために購入する紙のきっぷが他の電車とは違って、注意してみるといろいろ気づく点があるはずである。
東京から御殿場への特急電車は、箱根方面とは違って、東名高速道路を走るマイカーや高速バスといった交通手段との競合があって厳しいと思われるが、それでも列車としても残っていて、平日は3往復、土休日は4往復運行されている(2016年現在)。
かつては沼津駅まで運行されたこともあったが、現在は御殿場駅までの運行である。

あさぎり号は車内販売もない単なる特急電車で、小田急線内から乗車する時には乗車券と特急券の様式に特に変わったことはない。しかし、御殿場駅から乗車するとき場合は、きっぷをJR東海のみどりの窓口で購入する関係で、ちょっと話がややこしい。
そのややこしさがきっぷの券面のレアさとして現れているので、本稿ではその辺をご紹介したい。

特急ロマンスカー「あさぎり」号の名称は、2018年3月17日のダイア改正に伴い、「ふじさん」号に変更されました。
当ブログの特急「ふじさん」号の新記事(乗車体験・きっぷのお話)を、ぜひご覧ください!
https://www.yamanote0818g.net/blog/2018/03/21/mtfuji-romancecar/

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2016年4月10日 あさぎり12号

この日は、岳南電車の接続する静岡県の吉原駅から御殿場駅まで出て、あさぎり号で新宿駅まで帰った。
きっぷは予め沼津駅の窓口で早目に購入したのだが、座席予約のシステムがかなり変わっていて複雑である。あさぎり号の予約座席管理は小田急電鉄のシステムで管理されていて、基本は小田急電鉄の駅か小田急トラベルで購入するものであるが、御殿場駅周辺のJR東海の駅のみどりの窓口では、例外的な座席の販売方法をとるようである(後述するように御殿場駅を除く)。
JR東海の駅では、小田急電鉄の端末から席を取るのではなく、マルス枠を利用して通常のJRの列車のように座席を割り当てるようである。ただし、席数としては30から40席程度がマルスに割り当てられているのであるが、何号車の何番の席かは固定されていないようで、どの席番がマルス枠であるかは言い難い。したがって、混雑する時には席が取れない場合もあるし、逆に小田急枠が満席でもマルス枠が空いている可能性もある。

この時のきっぷは、特急券と乗車券の2葉である。
このきっぷ、JR東日本管内の駅では購入できないので、要注意である。

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2016年10月10日 あさぎり4号

この日は、御殿場駅できっぷを購入してから新宿駅まで帰ったのであるが、ちょっと変わった座席指定券が出てきた。
この区間、ICカードを利用できないので、必ず紙のきっぷを購入して乗車しなければならない。首都圏と静岡県でICカードのエリアが変わるのが弱点である。
この駅のみどりの窓口(2窓口オープンしていた)には小田急電鉄のMSR端末が置いてあって、座席指定は小田急の端末で行い、乗車券と特急券はマルス端末から発行するという形だが、そのため職員の端末操作がかなり面倒くさそうであった。

小田急端末から出力された指のみ券は、JR東海の乗車券用紙上に(JR-C)小田急端末の印字があって、一瞬目を疑う。このような端末券は、おそらく御殿場駅だけではなかろうか。

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マルス端末からは金額入りの乗車券と特急券が一葉で出力される。都合、きっぷは2枚でセットになる。

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運賃と料金は小田急線とJR線の合算となるため、箱根行きの運賃料金と比べると、かなり割高である。

なお、小田急線内で可能なネット予約は、御殿場駅が絡むとできなくなる。




写真ギャラリー

あさぎり号の発着する御殿場駅は、きれいな橋上駅舎である。

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みどりの窓口があるコンコース。

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新宿行きのあさぎり号の車両の先頭。ロマンスカーMSE車両(60000系)だが、ちといかつい。

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2016年11月13日 あさぎり4号 松田駅から乗車(2016年11月13日追記)

あさぎり号が発着するJR松田駅の北口改札側にあるきっぷうりばで、あさぎり号の真骨頂といえるきっぷを入手できた。
運賃料金的には純粋に小田急線内であるから、そのきっぷをJR職員が売るというのが元々不思議なのであるが。。。

松田駅には、御殿場駅と違って小田急端末がないため、基本手作業であるのだが、人出が少ないのできっぷの発売を依頼するタイミングには注意しよう。

乗車券は、硬券である。特急券と同時発売である。

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特急券本体は、社線オンリーなので、小田急電鉄のものであるが、いまだに硬券である。
情報の記入欄があるが、何の記載もない。(指のみ券を発券するため)

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座席の指定自体は、JRのマルス端末で行うが、松田駅発に限っては、全区間社線であるため、サイズが12cm券である。上記の特急券本体とホチキス留めされている。

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今回指定された1号車は、ロマンスカーの予約サイトで座席指定できなかった一帯なので、JRマルス枠として割り当てられた区画なのかと推測する。
その証拠に、今回は、1号車のマルス枠にはほとんど乗客が乗ってこなかったが、その他の号車は大体満席であったことを挙げたい。
なお、マルス枠への割り当ては、前回乗車した時と異なることから、頻繁に変更されるものと思われる。

 
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