「SL/EL碓氷」号乗車体験・横軽廃線跡(アプトの道)散策

群馬県内のJR各線で運行されているSL列車のうちで、信越本線を走るSL碓氷号・EL碓氷号を乗車する機会を得たので、その様子をご紹介したい。
また、その乗車に合わせておすすめの、廃線跡の散策コースについても、合わせてご紹介したい。

SL碓氷/EL碓氷乗車

毎週末ではないが、週末に設定される臨時列車で、信越本線の高崎駅(群馬県高崎市)ー横川駅(群馬県安中市)間の運行である。

12系客車で運行する場合、「SL碓氷/EL碓氷」号として運行され、レトロ客車にて運行する場合は、「SLレトロ碓氷/ELレトロ碓氷」号として運行される。
列車の終点の横川駅には蒸気機関車のための転車台がないため、下りの横川方に蒸気機関車が連結され、反対側の高崎方には、電気機関車(EF60)が連結され、牽引して運転される。

(←横川方) — (高崎方→)
【蒸気機関車 D51 498】[客車]—[客車]【電気機関車 EF60 19】

列車の発車時には、両方の機関車の汽笛が聞かれ、他にはない風情のある列車である。

客車の座席はボックスシートで、乗車には乗車券と指定席券(1枚520円)が必要である。

SL碓氷 9135レ:高崎駅 9:47分 →(信越本線経由)→ 横川駅 10:49分

当日、高崎駅2番線への列車の入線は発車10分前程度で、蒸気機関車の前での記念撮影の時間も十分なかった。あわただしく乗車。

運転席には、たくさんのギャラリーが。

青い12系客車の行先幕。LED表示ではないので、今となっては逆に特別感がある。

高崎駅から横川駅までは30km弱の短い距離であるが、列車は1時間強かけてゆっくりと走行。途中の車内では、スクラッチカードが配られて、当たれば缶バッジのプレゼントであった。ささやかながら余興があって楽しい。

横川駅では駅長さんがお出迎えで、写真撮影に応じていたが、撮られ慣れていて、ちょっとしたモデルさんのようでもある。

帰りの高崎行の列車は、牽引する機関車が電気機関車となって、列車名もEL碓氷となる。

EL碓氷 9136レ:横川駅 15:15分 →(信越本線経由)→ 高崎駅 16:18分

行きも帰りも客層は子供連れのファミリー層が大多数だが、カップルもちらほらとみられた。一人の乗客は少なめだった。

列車が横川駅にずっと滞留しているようで、発車1時間前でも客車に乗車できる状態だった。写真撮影も横川駅でならばゆっくりとできるかと思う。

蒸気機関車は最後部で牽引される形になるが、発車時に汽笛は鳴る。

帰りの車中は、こども車掌大会で、何人かの子供たちが車内のスピーカーを通して自己紹介などしていた。




アプトの道散策(横軽旧線廃線跡)

SL碓氷の横川駅への到着から、帰りの発車まで4時間強あったので、現地でのアクティビティとして、北陸新幹線の開業で廃止となった信越本線横川ー軽井沢間の廃線跡を散策してみた。
現在はアプトの道として遊歩道が整備されていて、歩行者が散策できるようになっている。
重要文化財であるめがね橋の上を歩くことができる。

夏休みの期間だけ横川駅11:10分発のJRバス軽井沢駅行きが、旧線経由で日に1便だけ運行されていて、めがね橋の前や熊の平駐車場を通るので、交通手段となる(夏休み以外は横川駅からタクシー利用)。
熊の平から横川駅にかけて6km強の遊歩道であるが、横川駅に向かって歩くとずっと下り坂なので、比較的歩くのが楽で、おすすめである。

(出所:峠の湯パンフレットの一部)

旧熊の平駅にあった案内板、コースの概要が理解できた。

途中、めがね橋と碓氷湖、峠の湯と丸山変電所を通って、横川駅まで片道6.1kmの長丁場である。歩きやすい靴を履いていこう。

熊の平駅にはリアルの線路が残っていて、廃墟の状態である。変電所の建物がそのままで残っていて、夜間は怖そうである。

実際に歩くのは、アプト線があった旧線跡で、レンガ積みのトンネルの中を歩く。
トンネルを抜ける瞬間が好きで、先に見える明るさが、今悪い状態でもそのうちよくなるというように希望が見える感じがするのである。

重要文化財のめがね橋。橋の下に降りて、見上げることができる。有名な光景である。

ここから3km程度歩くと、右手に峠の湯という日帰り温泉があって休息ができる。食事できるところもあるので、便利に利用できる。(トロッコ列車の終点でもある)

さらに道を進むと、旧丸山変電所に着く。

ここから横川駅までは約3km程度あって、旧線が終わり、新線の廃線跡をそのまま歩く。トロッコ列車が片方の線路を使用している。
信越本線30kmのキロポストがそのまま残っている。

しばらく歩き、上空を上信越自動車道が横切ると、横川駅までは間もなくである。
右手に碓氷峠鉄道文化むらが見えてくるあたりに、かつて特急電車と協調運転していた電気機関車のEF63が止まっている。在来線時代がそのまま残っているようなノスタルジックな風景である。

遊歩道を歩ききったところに、アプトの道の起点の表示がある。本来は、ここが起点で、熊の平駅まで続く。

横川駅の駅舎のすぐ横には、釜めしのおぎのやの本店があって、食堂がある。懐かしい感じであった。

 
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