わたらせ渓谷鐡道「トロッコわたらせ渓谷号」乗り鉄

本稿では、群馬県桐生市と栃木県日光市(旧足尾町)を結ぶ、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車をご紹介したい。
この路線は、国鉄時代の足尾線の廃止後、第三セクターに移行した路線で、北関東の一ローカル線である。そのローカル線に、週末を中心にトロッコ列車が運行されて、特徴的になっている。ディーゼルカーを改造したトロッコわっしー号と、客車のトロッコわたらせ渓谷号が週末に運行されているのであるが、今回は後者の列車に片道乗車した。

2017年の事故報道

わたらせ渓谷鐡道線内では、2017年5月にJR東日本から借用した保線車両の脱線事故がニュースで報道されて、一時期列車の運行にも影響を及ぼしたようである。

(出所:同社ホームページの一部)

過去、JR北海道の火災・脱線事故もあり、個人的にはその鉄道会社の職員の士気が、列車の安全運行に影響を及ぼしてしまうと考える。

実際に乗車した

往路は、トロッコわたらせ渓谷3号に大間々駅から乗車し、終点足尾駅の一つ手前の通洞駅で下車した。

3号:大間々駅 10:54分 → 足尾駅 12:27分

乗車した日はお盆休みの最中の8月13日で、ふたを開けてみたらさすがに実質満席であった。

トロッコ列車の乗車に必要な整理券は、JR東日本のみどりの窓口や主要旅行会社で事前に購入できるが、大間々駅への電話予約も可能ということで、問い合わせしてみたが、この3号については、別に大間々駅現地での受付が必要で、受付順にいい席が割り当てられていくということだったので、電話予約よりは現地に早く出向く方が大事と感じた。

大間々駅に到着すると、トロッコ列車乗り場の手前に受付があり、そこで、あらかじめ購入した整理券を実際に座席指定してもらう形だった。
基本は1グループ1ボックスの席をくれるようであるが早い者勝ちで、満席になるにつれて相席になっていく風であった。

車両は、JRの12系客車4両のうち2両がオープンエアーに改造されている。JR北海道富良野線を走るノロッコ号に車内の雰囲気は何となく似ている。
先頭にはディーゼル機関車が連結されていたが、ホームの長さが客車全体よりも短いため先頭の機関車をホームから撮影できない異例事態だった。

車内は木のテーブルと座席で、この日はこの後に満席になった。
走行中は車内販売がある。

機関車の先頭部を撮影できずに後ろから追いかける構図となった。

この列車の道中は観光案内があって退屈しないし、途中に多いトンネルの中ではイルミネーションの演出があったり工夫があった(写真は乗ってからのお楽しみということで。。。)。




通洞駅での対応

列車の終点は足尾駅だが、旧足尾町の中心は一つ手前の通洞駅が便利で、足尾銅山観光の最寄でもある。
この通洞駅で帰りのきっぷを購入できるのだが、窓口を一人で切り盛りしているようで、この日のような混雑時にはなかなか対応が困難のようであった。通洞駅からだけではなく、周辺他駅からのきっぷも本来発売してもらえることになっているのだが(同社ホームページ上)、間藤駅からのきっぷを依頼したところ、車内で購入するよう言われた。

他の乗客への対応も、見ていて雑だったのが気になるところだった。

桐生方面への帰りの列車はトロッコではない普通の列車に乗車したが、途中でアテンダントが乗車してきて、きっぷの販売や車内販売を行っていたので、通洞駅の職員の対応のように、きっぷを事前に買うことにこだわることはないように思えた。

きっぷ

このわたらせ渓谷鐡道には硬券のきっぷが残っていて、駅と区間によっては購入できる場合がある。

最後におまけだが、興味を引いたのが、大間々駅で販売していた補充券セット。セット販売で金額がかさむのが難点だが、補充券の様式を一通り集められる路線である。

特別補充券セットは¥1,000円(本稿執筆時現在)で、3枚セットである。ファンが喜びそうな券面が3通り用意されている。(そのため、駅でばら売りの依頼には応じてもらえなかった)

車内補充券セットは¥500と手ごろで、やはり3枚セットである。
地図式の2枚はすでに実使用されていないが、文字だけの車内補充券だけは実際の車内でも使用されていて、バラで販売してもらえる。

乗り鉄は他社よりは地味な方であるが、乗客へのおもてなしが充実されたら、さらに面白くなるかと思う。

 
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