「スマートEX」と「EX予約」(新幹線予約)違い【運賃料金比較・予約のしかた】

本稿では、東海道・山陽新幹線のネット予約サービスである、「スマートEX」と既存の「エクスプレス予約」(従前のプラスEX会員を含む)の主な違いについて解説したいかと思う。
公式サイトではその違いがいまいちわかりにくいのだが、その違いの大きなところが、運賃・料金の金額の差である。その辺を比較検証していきたい。

まず、無料で会員登録できる「スマートEX」もしくは、有料会員制の「エクスプレス予約」の入会を済ませておこう。
(スマートEXの入会方法は、コチラを参照ください。)

「スマートEX」(新幹線予約)【新規登録のしかた】

特に、スマートEXでは、利用環境によっては、スマートフォン1台で予約からIC乗車まですべてできてしまうので、大変楽である。

スマートフォンアプリで予約

実際の予約については、「EXアプリ」を使用して、スマートフォン上で行うことができる。
アプリをインストールして最初に起動すると、利用規約が表示されるので、同意すると操作を続けることができる。

(画像引用元:JR東海 スマートEX ウェブサイト・EXアプリの一部の画面 以下同様)

ログイン画面が表示されたら、会員種別を選んでから会員IDとパスワードを入力して、開始する。
なお、JR東海発行のエクスプレスカードとプラス会員は「エクスプレス・カード会員」を選択、JR西日本発行のJ-WESTカード会員は「J-WESTカード会員」、スマートEX会員は「スマートEX会員」を選択する。

新規予約画面が表示されたら、ウェブブラウザと同様に予約の操作が可能である。

表示される値段は、会員種別で異なる。

スマートEXとエクスプレス予約の予約画面の違い(比較)

両者の予約画面のインターフェースに関しては、会員種別でほとんど変わりない。
EXアプリでは両者共通だが、ウェブブラウザ版では、エクスプレス予約会員だけは、いつも使う列車の設定と予約が可能である。

いつも使う列車の設定と予約は、スマートEX会員の場合は表示されない。

スマートEXとエクスプレス予約の運賃・料金比較

両者の大きな違いは、運賃・料金である。
ただし、早割料金については、スマートEX会員でも、エクスプレス予約会員と同じものを予約購入が可能である。
一番異なるのが、乗車当日でも予約できる所定の運賃・料金である。この運賃体系と設定が結構複雑なので、裏ワザ的な計算の余地が生じうる。

紙のきっぷでは、大都市市区内のJR駅の運賃は均一であるが、スマートEXとエクスプレス会員でのICカード乗車では、新幹線と在来線では別の運賃になるのが違う点である。

本稿では、東京駅から新大阪駅と三島駅(静岡県)にそれぞれ移動する場合を考えて、机上の計算であるが、実例を紹介したい。

東京駅-新大阪駅間の運賃・料金比較

PC用のブラウザ画面で説明したい。
予約したい列車を選択すると、予約購入が可能な設備別の値段が表示される。

エクスプレス予約会員用の画面では、「EX予約」の値段が表示される。

スマートEX予約の画面では、「スマートEX」の値段が表示される。

次の表には、東京-新大阪間の普通車指定席の会員別の所定運賃・料金をまとめてみた。
グリーン車利用の場合、または早割料金を利用する場合、損得計算の感覚が普通車指定席とは全く異なるので、ご注意されたい。

会員種別 時期 列車名 運賃・料金額
【非会員】
所定運賃・料金
(紙のきっぷ)
※東京都区内-大阪市内
繁忙期 のぞみ 14,920
ひかり・こだま 14,600
通常期 のぞみ 14,720
ひかり・こだま 14,400
閑散期 のぞみ 14,520
ひかり・こだま 14,200
【スマートEX会員】
会員専用運賃・料金
(ICカードで乗車)
※非会員より200円安い
※市区制度は適用されない
繁忙期 のぞみ 14,720
ひかり・こだま 14,400
通常期 のぞみ 14,520
ひかり・こだま 14,200
閑散期 のぞみ 14,320
ひかり・こだま 14,000
【エクスプレス予約会員】
会員専用運賃・料金
(ICカードで乗車)
※会員専用水準
※市区制度は適用されない
(通年) (全列車) 13,620
【エクスプレス予約会員】
会員専用e特急券
(紙の特急券で乗車)
※会員専用水準
※他に乗車券が必要
(通年) (全列車) 特急券のみ
4,910

(上表は2019年10月現在)

東京都区内から大阪市内までのJR駅間の移動の場合、従来の紙のきっぷであれば、都区内、市内の駅間の運賃が均一であるので、その区間内の在来線を乗車しても追加運賃は発生しない。

(例)新宿駅-(東京駅)-(新大阪駅)-天王寺駅

紙のきっぷであれば、それぞれの区内・市内の在来線の運賃が含まれているので、別に支払う必要がない(東京都区内-大阪市内のきっぷで乗車)。

スマートEXやエクスプレス予約を利用すると、同じ状況では、在来線の運賃を別に支払わなくてはならない

この例では、新宿駅-東京駅、および、新大阪駅-天王寺駅のそれぞれの区間の運賃を別に支払うと、スマートEXでのIC乗車よりも紙のきっぷの方が若干安く上がる計算になる(エクスプレス予約は料金水準が安いので、在来線を別に払っても安くなろう)。

そのため、特にスマートEXでは、紙のきっぷとの値段差が200円しかないので、損得計算をしっかりと行おう。

スマートEX運賃ナビ(公式の試算ツール)
http://unchin-navi.jp/

エクスプレス予約運賃ナビ(公式の試算ツール)
http://ex-ic.jp/navi/member/index.html

さらに、エクスプレス会員であれば、専用の特急券、e特急券と乗車券を組み合わせて、裏ワザ的な節約方法が考えられるのだが、別稿で紹介したい(例えば、大宮駅など東京駅から離れた駅から東海道・山陽新幹線の駅行き)。
念のため、非会員やスマートEX会員ではe特急券を購入できない。

東京駅-三島駅間の運賃・料金比較

さらに、静岡県にある三島駅を一例に挙げると、東京駅側は、山手線内のJR駅が均一運賃である。三島駅で乗り降りする場合は、ほぼほぼスマートEXおよびエクスプレス予約料金の利用で間違いないかと思う。
沼津駅や周辺の駅まで行く場合は、紙のきっぷも考慮すべきではある。

会員種別 時期 列車名 運賃・料金額
【非会員】
所定運賃・料金
(紙のきっぷ)
※東京山手線内-三島
繁忙期 のぞみ ***
ひかり・こだま 4,800
通常期 のぞみ ***
ひかり・こだま 4,600
閑散期 のぞみ ***
ひかり・こだま 4,400
【スマートEX会員】
会員専用運賃・料金
(ICカードで乗車)
※非会員より200円安い
※市区制度は適用されない
繁忙期 のぞみ ***
ひかり・こだま 4,600
通常期 のぞみ ***
ひかり・こだま 4,400
閑散期 のぞみ ***
ひかり・こだま 4,200
【エクスプレス予約会員】
会員専用運賃・料金
(ICカードで乗車)
※会員専用水準
※市区制度は適用されない
(通年) (全列車) 3,870
【エクスプレス予約会員】
会員専用e特急券
(紙の特急券で乗車)
※会員専用水準
※他に乗車券が必要
(通年) (全列車) 特急券のみ
1,760

(上表は2019年10月現在)

まとめ

スマートEXでは、手持ちのICカード1枚で全区間乗車できてしまうため、利便性では他の追随を許さないが、乗車区間によっては紙のきっぷより高額になることがあるので、紙のきっぷとうまく使い分けたい。

また、本稿では、会費無料のスマートEX会員と、会費有料のエクスプレス予約会員のそれぞれの値段を紹介したが、エクスプレス予約専用料金がかなり安いため、筆者的には、毎年新幹線に乗車するのなら、会費の1,100円の元が十分に取れるのではないかと思う。特に、早割料金が適用されない所定の運賃・料金で乗車するのならば、エクスプレス予約がおトクと考える。

余談だが、従前のプラスEXがエクスプレス予約に統合されたため、従前のプラスEX会員がエクスプレス会員専用の値段を利用できるようになったのは、大きな恩恵である。

 
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