「SL大樹」5号(東武鉄道)乗車体験

SL大樹号は、東武鉄道鬼怒川線の下今市駅(栃木県日光市)と鬼怒川温泉駅(栃木県日光市)とを結ぶSLリゾートトレインで、2017年8月より運行されている。土日を中心に運行されていて、1日当たり3往復である。

筆者はSL大樹1号から6号のうち、夕方に運行される5号と6号に乗車したが、本稿では、2018年2月の土曜日に大樹5号に乗車した時の様子を共有したい。

SL大樹5号の概要

5号: 下今市駅 16:32分 →(東武鬼怒川線)→ 鬼怒川温泉駅 17:08分 【2018年2月現在の運行時刻】

下今市駅を出発してから途中の東武ワールドスクウェア駅に停車して、終点の鬼怒川温泉駅に着くまでの約35分間の乗り鉄である。

14系客車3両を牽引する機関車は、蒸気機関車のC11 207号とディーゼル機関車のDE10 1099号で、線内の勾配がきついことから2両の機関車が協調運転している。
東武鉄道には、SL廃止後には今まで電車しか走っていなかったので、蒸気・ディーゼル機関車が東武線内を走る光景はインパクトがある。

各座席に置いてある手書きの案内書がよくできているのだが、機関車と客車の案内がある。
車窓の景色がいいのは男体山・女体山と鬼怒川を眺められる西側のほうなのであるが、1号車だとD席、2・3号車だとA席である。事前購入では、シートマップなどで座席を指定して購入することが難しいのが、JRと違って東武鉄道の悩ましいところである。

SL大樹号乗車に必要なきっぷ

SL大樹号に乗車するには、乗車券と座席指定券が必要である。

乗車券については、他線に乗り越すのでなければ、交通系ICカードを利用することが可能で、その場合運賃は247円である。
紙の乗車券を購入する場合、この区間だけを乗車するのであれば、250円である。

座席指定券の購入方法が多様なのであるが、以下が主な購入方法である。

– 東武線の一部駅を除く各駅で購入する。
乗車1か月前の9時から購入が可能であるが、自動券売機では購入できないので、駅の出札窓口か駅務室のいずれかで座席番号を指定して購入しよう。東武線の駅でも、駅によってはオンラインではなく、電話手配で補充券の発行を行う場合がある。

なお、野岩鉄道線内の駅でも座席指定券を購入できるが、オンラインではなく電話手配なので、発券に若干時間がかかる。(確認していないが、おそらく会津鉄道線内でも購入できると思う。)券自体は印刷発行機から印字されたものである。

– 主な旅行会社で船車券を購入する。
旅行会社によっては、指定席料金の他に、発券手数料を徴収される場合があるので、ご注意を。

– 車内で料金を支払う。
これは最終手段で、満席の場合など座席を確保できない場合もあるので、不利益があり、お勧めしない方法である。(満席の場合は座ることができない。)
車内で精算すると、座席指定券を車内補充券で発行してくれる。

裏面には、座席指定券を持っている人に席を譲るようにと注意書きがされている。

大樹6号だときっぷがもっと多様になるが、詳細はコチラの記事をご覧いただきたい。




SL大樹5号にいざ乗車!

SL大樹5号が出発する下今市駅の駅舎やホームなどの建物が、2017年のSL運行開始のタイミングで改装されて、レトロ風に変わっている。駅名標も木製であり、懐かしい感じである。
下今市駅には、下今市機関区が誕生し、SLの管理を行っていると思われるが、SL運行のために機関区が一つできてしまうくらい、東武鉄道の意気込みが本気なのかなと思わせられる。

出発時刻の20分程度前に2番線ホームに立ったが、列車がそれほど混んでおらず、のんびりした雰囲気で撮影にふけっていた。
発車表示だけは最新のLED表示で、SL大樹の表示がとてもきれいだった。

出発10分前の16:20分になって、下今市駅の浅草駅方から列車がホームに進入してきた。先頭が蒸気機関車、車掌車、14系客車3両、最後にディーゼル機関車である。

編成の最後尾がディーゼル機関車だが、人があまり多くなかったので、撮影に人が群がることもなかった。

まもなく客車のドアが開き、車内に入ることができたが、客車1両にアテンダントさん1人が付いていて、ドアの前で出迎えてくれた。

車体にある大樹号のサボは、往時の国鉄のような感じで、東武らしくない。

行先表示幕はきれいに改修されていた。行先は固定表示で、上り下りで表示が変わることはない。

14系客車の車内だが、もともと特急用の客車だったので、ボックスシートではなくて、簡易リクライニングシートである。SLリゾートトレインにしてはちょっと豪華な感じがする。
車内の座席生地やカーテンなどは改修されてきれいになっているが、壁面など他の部分は特に回収されておらず、懐かしさが残っている。

簡易リクライニングシートなので、リクライニングしても席を一度立ってしまうとリクライニングが元に戻ってしまうものである。

発車してからの車内の様子

列車に乗務しているのは、機関士数名、車掌1名、アテンダントさん3名(各車両1人づつ)と車内販売スタッフ、写真撮影・販売スタッフ2名と多くのスタッフが乗務していて驚いた。
発車してから車内の案内や指定券のチェックを行うのはアテンダントさんだ。アテンダントさんは数名が在籍して乗務しているようだが、地元出身の方が多いようでもある。

混んでいないこともあって、アテンダントさんがのんびりしている感じで、乗客に優しく対応していた。
指定券のチェックが済むと、1人1枚記念乗車証をくれるのだが、カードが大変立派で、3Dホログラムである。カードを上下にずらすと、カードの中で列車が走る優れものである。
この記念乗車証、1号から6号までそれぞれ別のデザインで、すべての乗車証を集めると、キャンペーンで素敵な商品がもらえる。

カードの裏面にそのキャンペーンのことが記載されているのだが、6回同じ列車の乗車してもらおうという商魂がものすごい(笑)

他の列車の場合は普通、乗客のカメラで写真を撮ってくれるのだが、この列車では車内の撮影スタッフが彼らのカメラで1組づつ写真を撮って、出来上がったものを販売に来ていた。デジタル画像ではなく紙に焼いてある写真だったので、筆者はパスだった。(できれば自分のカメラにその写真を残したいかも。)

この列車のいいところが、手書きの案内書なのだが、アテンダントさんたちが制作した「アテンダント通信」をもらうことができた。2018年2月で第4号になっていた。バックナンバーを下今市駅のSL展示館で入手できたが、読んでみてアテンダントさんやスタッフのことがよくわかるものだった。

アテンダントさんが対応してくれている間に列車そのものはゆっくりとした速度で走り続け、途中東武ワールドスクウェア駅に停車してからすぐに終点の鬼怒川温泉駅に到着した。

駅前の転車台でのSLを見学してから折り返し、大樹6号に乗車して下今市駅に向かう様子は、コチラをご覧ください。

「SL大樹」6号(東武鉄道)乗車体験:お守りゲット!

 
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