ジャカルタ コミューター電車 日本の車両に乗車【初日】

2018年9月、インドネシアの首都ジャカルタを旅行して、近郊電車網であるコミューター鉄道、KRLジャボタベック(KRL Jabodetabek)の乗り鉄三昧をしてきた。
何がこの鉄道の特色なのかというと、鉄道の車両が日本の東京圏で使われていたもので、お古がそのまま第二の人生で活躍していることである。ということで、ジャカルタを訪れる鉄道ファンも多いようである。

本稿では、2日間にわたってジャカルタのコミューター鉄道の乗り鉄をしたうちの初日の様子をまとめてみたい。

ジャカルタコタ駅にて:きっぷの買い方

ジャカルタのコミューター鉄道を運営している会社は、「PT Kereta Commuter Indonesia」という会社で、かつては鉄道公社の運営だったものが、現在では民営化されている。

さて、ジャカルタ市街の北部の旧市街に位置するコタ駅(Stasiun Kota)は、コミューター鉄道の始点の駅で、終着の駅でもある。駅の外観と中のコンコースで、鉄道のターミナル駅であることがよくわかる。

駅中のコンコースは、屋根が高くて、歴史ある鉄道の典型的なターミナル駅のつくりである。

コミューター鉄道の運賃体系は日本と同じ対距離制で、目的地によって運賃額が異なる。
駅で見かけた運賃表だが、初乗り運賃が3000ルピアで(円換算で約25円)、どんなに遠くに行っても9000ルピア(円換算で80円弱)で、非常に安い。

駅には大きな券売機があり、インドネシア語の他に英語も表示されるようになっているが、タッチパネルの性能が良くなくて、思ったような操作ができなかった。

数は少ないが、有人窓口もあるので、券売機ではまったら窓口に行くとよいかと思う。




きっぷはすべてICカード

ジャカルタでもチケットレス社会が進んでいて、交通機関でも現金や紙のきっぷが使われることがなく、ICカードベースである。
購入するきっぷは、ICカードのデポジットと運賃額を合計した金額を支払って購入する。
そのカードは「コメット(Commet)」と呼ばれるものである。普通は乗車1回分だけの運賃がチャージされるのだが、筆者が購入した以下の黒いカードのように、30,000ルピア分チャージして何回でも使えるタイプのカードも売っていた(カード代が20,000ルピア別途で必要)。

裏面は、このとおりである。

余談だが、ジャカルタで広く使われている「e-money」というICカードをコミューター鉄道で使用することはできなく、上記のCommetを買う必要がある。

このカード「e-money」は、トランスジャカルタなどのバスや有料道路通行料金など広く使えるものである。

きっぷ(Commet)を買ってから、改札口を通って、中に入った。この自動改札機が古いもので、カードをかざしてから通れるまで2秒くらいかかって、大丈夫なのかなと思ってしまう。

(参考) 鉄道運営会社のオフィシャルページ(インドネシア語)
http://www.krl.co.id/

6000系電車とご対面:Juanda駅まで向かう

1日目は、市街中心部のモナスに近いモスク、イスティクラルモスクに向かうために、Kota駅からJuanda駅までコミューター電車に乗車した。
構内の行先掲示が不十分で、どこに行く電車なのかが非常にわかりにくいのだが、Juanda駅までであればほとんどの電車が通るので、大きな混乱はなかった。

今度発車する電車が駅のホームに止まっていた。その車両が、東京メトロ千代田線で走っている6000系電車だった、6両編成の電車を2ユニット連結した12両編成の堂々とした電車である。

車両側面のドア脇には、コミューター鉄道のロゴが掲出されている(Kerata Commuter Indonesia)。

また、車体側面には車両番号が表示されているのだが、6000系電車の場合、元の車両表示がそのまま生きていて、日本での現役時代にどのように活躍していたのかのトラッキングがしやすい。(その下には、正式な車両番号が黒地の白抜き文字で記載されていて、旅客車両はKで始まるようである。)

6000系電車の車内は日本時代のまま

外観の写真を撮ってから、車内に入ったのだが、内装は日本で活躍していた時のものと全く同じである。車内の清掃が行き届いていて、大変清潔な車内である。

今回乗車した電車の座席のモケットは東京メトロ時代のものがそのまま生きていた。

優先席の配色も日本と全く同じである。優先される人の基準も日本と同じで、見えない障がいの人のことは考慮されていないのも同じである。

ドアも日本の地下鉄そのものである。ドア上の路線図がジャカルタのものに変わっている程度である。

ここジャカルタの電車は、ゆっくり加速してゆっくり速度を下げて停車するのが東京との違いだろうか。駅間で止まってしまうことも日常茶飯事なので、電車にもかかわらず到着時刻を読めないことだろうか。

乗り鉄2日目には、終点のボゴール(Bogor)駅まで往復した。以下のリンクから、別稿をお読みいただきたい。

ジャカルタ コミューター電車 日本の車両に乗車【2日目】

 
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