「富士回遊」号・臨時「かいじ」号 ~指定券の買い方・乗車体験~

2019年3月のダイヤ改正でJR中央線の特急電車の乗車方法が大幅に変わった。
自由席がなくなり、全車指定席になった。また、乗車前に特急券を購入するのが原則になり、事前に買わないで乗車すると大人260円の加算料金(車内料金)を課されるようになった。
着席方法など慣れないとややこしい点があるので、本稿では筆者の中央線特急の乗車体験を共有していきたい。

参考にしたいパンフレット類

今回の乗車システム変更に際して、JR側で分かりやすいパンフレットが制作されていて、概要が分かりやすく解説されているので、以下のパンフレットをJRの駅で入手して参照されたい。
また、JR新宿駅から富士急行線の河口湖駅まで直通運転で入る「富士回遊」号のパンフレットも駅に置いてあるので、参照するとよいだろう。

「富士回遊」号指定席特急券の買い方

「富士回遊」号に乗車するには、乗車券のほかに指定席特急券を購入しなければならないが、富士急行線に乗り入れる関係で、また全車指定席の列車であるために、買い方が若干トリッキーである。

駅のみどりの窓口や指定席券売機で指定席特急券を購入することが可能なことはもちろん、インターネットの「えきねっと」では全区間の特急券の予約購入が可能である(富士急行線内のみではエラーで購入できない)。ただし、えきねっとでは乗車日時が決まっていない場合や満席の場合に購入する「座席未指定券」を購入できない。
※ えきねっとで予約した指定券の受け取りについては、富士急行線の駅ではできないことをご留意を。

そこで、ゴールデンウィークや夏のお盆休みなど、指定席がとりにくい時期に購入しなければならない座席未指定券については、駅の窓口か指定席券売機で購入しなければならない。
ここでは、座席未指定券をまず購入してから、後日座席指定を行ってみた。



座席未指定券の指定席券売機での購入方法

指定席券売機で「富士回遊」号の座席未指定券を購入するまでに一難あったので、その体験をここで共有したい。

筆者は、富士回遊号の座席未指定券を新宿駅でない都心の駅で購入したのだが、ワンタッチで購入できなかった。
JR線内の駅は表示されるのだが、富士急行線内の駅名が表示されずに、いったん立ち止まてしまった。(新宿駅ではワンタッチで買えるかもしれない。)

指定席券売機での初期画面から「指定券」を選択する。

在来線指定席(座席未指定券)を選択する。

列車名・方面を選択する。

この先乗車駅と降車駅を選択するのだが、河口湖駅や富士山駅などの富士急行線内の駅名が表示されずに、ワンタッチでは購入できなかった。
(何らかの設定ミスで、そのうち改修がされるとは思うが。)

そんな関係で取った手が、最後の手段で頼みの綱の「乗換案内から購入」
この機能を使うと、全国の列車の列車の指定券を購入できるので優れものの機能なのだが、操作の手間がかかってしまう。

まず、トップ画面から、「乗換案内から購入」を選択する。

その後、乗車駅と降車駅を入力する。今回は、富士急行線の河口湖駅を入力。降車駅には新宿駅を入力。

日付と人数を入力すると、候補の列車が表示されてくる。

今回は、左のほうの富士回遊16号を選択。

乗ることが決まっている場合はここで指定券を購入してしまえばよいのだが、指定しない場合(満席で指定できない場合を含む)には、右端の「座席未指定」を選択する。

座席未指定券を購入する場合の注意事項が表示されるので、一読して先に進む。

これで最終確認画面が表示され、支払を済ませれば座席未指定券が発行される。

座席未指定券から座席指定を受ける方法

乗車する列車が決まったら、座席を指定したほうがよい。
座席指定をしないでそのまま乗車してしてしまうと、座席指定してある人に席を譲らなければならなくなり、間違いなく車内で流浪の民になってしまう(下手をすると立ちっぱなしになる)。

ここでは、引き続き指定席券売機で座席指定を受ける方法を説明していきたい。

トップ画面から「指定券」を選択するのは、上記と全く同じ操作である。
そして、「指定席の変更/座席未指定券への座席指定」を選択する。

座席指定したい分の座席未指定券を券売機に挿入する(最大4枚まで可能)。

すべて入れ終わったら、「挿入完了」を選択する。

そして、日付と時間帯を選択すると、列車の候補が表示されるので、乗車したい列車を選択する。(満席の場合は選択ができないので、これ以上操作できないと思われる。)

その後、座席番号を指定して操作が完了すると、座席番号が印字された特急券が発行されて出てくる。

「富士回遊」号に乗車するための実際の乗車券・特急券の券面イメージ

JRの指定席券売機で購入した座席未指定券がこの画像で、乗車日のみが指定されている。(指定席券売機では、この乗車日自体の変更は不可だった。)

座席未指定券に座席指定をした指定席特急券がこれ。乗る列車が決まった時点で座席指定をしておくことがおすすめ。

富士急行線内相互駅間の座席未指定券を購入してみた。大人600円(小児300円)するが、券面の様式はJRのものと同じである。マルス券ではなく、富士急行の端末から発券された券片である。

富士急行線内の乗車券とJRの乗車券が別に必要だが、富士急行線内ではフリーきっぷでもOK(「富士回遊」号用の特急券を別途購入必要)。

JRの乗車券は別途購入した。

「富士回遊」号に実際に乗車してみた!

筆者が実際に乗車してみたのは、日曜日の夕方に河口湖駅から新宿駅まで向かう、富士回遊16号。富士山自体が外国人で混雑する観光スポットなことに加え、日曜日の上り列車のことがあって、3両編成の車内は満席で、立ち客まで出ていた。

16号:河口湖駅 15:05分 →(富士急行線、JR中央線経由)→ 新宿駅 16:58分

発車時刻の15:05分の10分前に車内に入ることができたが、すでに乗車口に長い列ができていた。

行先表示板のLED画面に表示される列車名が見事にきれいである。

本来の行先表示も明瞭である。自由席はなく全車指定席である。

乗車したE353系の電車内の座席の上にはインジケーターがあって、座席の予約状況によって色が変わる。
この日は満席であったため、予約済みの「緑」、もうすぐ予約済みになる「黄」の表示ばかりで、空いている「赤」の表示がほとんど出なかった。
このシステムを外国人観光客がすんなりと理解するのは難しいと思われる。実際に予約済みの席に外国人が先に座ってしまったりして、若干混乱が見られた。

座席の背もたれテーブルにはこのシステムの説明があったが、結構複雑である。

◆ 赤: 空席だが、いつでも黄色から緑になる可能性がある。
◆ 黄色: もうすぐその席の指定券を持つ人が現れるので、席を空けなくてはならない。
◆ 緑: 指定席特急券を持っている人じゃないと座れない状態。

というわけで、乗車する前に予約して座席番号を確保していないと、下手をすると車内で流浪の民になってしまう。

おまけ:臨時「かいじ」号に乗車してみた(E257系)

新乗車システムが導入された中央線特急だが、車両が新しいE353系であることが前提である。
ただし、一部の臨時列車にはE353系車両が充当されず、古いE257系の車両が割り当てられることがある。
それでも新乗車システムが適用されるため、これは混乱するかもという例である。

かいじ73号:新宿駅 7:03分 →(JR中央線)→ 大月駅 8:01分

乗車するのに、トクだ値料金をえきねっとで予約しておいた。13日前までの早割「お先にトクだ値」で、30%引きの運賃・料金である。

このかいじ73号は新宿駅を7時ちょうどに出発するあずさ1号の続行列車で、この日はとてもすいていた。

車内の席の上には当然予約状況のインジケーターがないため、このシステムを知らないで先に座っている人が存在する可能性があるが、この日はすいていたので問題は特になかった。

背もたれのテーブルにも注意書きのシールが貼ってあるが、先客が座っていると譲ってもらうのにひと悶着ありそうで面倒くさい感じがする。

中央線特急には自由席という概念がなくなったのと同時に、事前に指定席特急券を買っておかないと加算料金がかかるというシステムに変わったので、利用者はよく知っておく必要がある。

 
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