「磐越西線紅葉満喫」号乗車体験

福島県の会津若松駅と新潟市の新津駅を結ぶ磐越西線に、冬場を除く週末にSLばんえつ物語号が運行されているが、2019年11月の連休にそのダイヤをそのまま利用した臨時快速列車の「磐越西線紅葉満喫」号に乗車したので、その体験をご紹介したい。

この期間は、SLばんえつ物語号に使用される12系客車が、上越線を走る別の臨時列車に充当されていたため、もともとの磐越西線にSL列車を運行できず、キハ47・48系気動車4両をそのダイヤに充当して、この臨時列車として走行したものである。

筆者は、新潟市の新津駅から福島県の会津若松駅までを走る上りの列車に乗車した。

列車に乗車するためのきっぷ

この列車は臨時快速列車なので、乗車券で乗車できるが(もちろん週末パスなどのフリーきっぷが使える)、全車指定席なので、指定席券も併せて必要である。指定席券は1枚530円である。

列車の編成は、近郊型気動車のキハ47・48系の4両編成で、ボックスシートタイプのクロスシートとロングシートがあるセミクロスシートの車両である。そのうち、指定席として発売されたのは、ボックスシートの席だったと思われる。

臨時列車として走る編成は、国鉄色と国鉄急行色に塗装されたキハ47・48系のものだが、実は新潟色のキハ47系が現役で磐越西線を走っているので、特に珍しいものではない。

というわけで、日常普通列車として乗れる車両が、指定席券を購入して乗るだけの列車かと言われればちょっと疑問もあって、強引に有料列車に仕立て上げたような感じがあると思う。

新津駅から実際に乗車した

(上り9226D)新津駅 10:05分 →(磐越西線経由)→ 会津若松駅 13:35分

乗車当日、新津駅には9時45分頃に到着した。
すでに4両編成の列車が入線していて、列車に乗車できる状態だった。

SLばんえつ物語号として運行される日は多くの家族連れでにぎわっていると思われるが、この日は気動車の臨時列車としての運行だったので、普段の賑わいはなく、鉄道ファンの男性陣ばかりがホームを駆けずり回っている状況だった。

新津駅の改札口にある列車の案内表示は、珍しい「快速 磐越西線紅葉満喫号」会津若松行きの表示が。

ホームにはSLばんえつ物語号のキャラクター「オコジロウ」がいて、筆者を出迎えてくれた。背景が12系客車ではなく、国鉄色の気動車なのが結構残念。

先頭の1号車は、国鉄色のキハ47型の車両。朱色一色の塗装が懐かしい感じではある。

行先表示のサボは、「臨時」の表示。

ホームを歩いていたら、オコジロウが駅の女性スタッフと行進している姿を見かけて、ほほえましく感じた。同じ駅構内でも東京と違って、ゆったりとした空間である。スタッフものんびりゆったりと働いている。

2号車と3号車の連結部分。国鉄色と国鉄急行色の塗装の境目で、男性的なロマンを感じるところである。

4号車の行先表示のサボ。1号車と同じく、「臨時」である。

4号車の最後尾は、国鉄急行色のキハ47型の車両。

乗車する4号車の車内に乗車。
座席のモケットは昔ながらの青色で、ちょっと冷たい雰囲気ながら昭和の風情を感じる。この車両のボックスシートは10区画程度だが、満席にならない程度の席の埋まり方で、非常にゆったりとした車内空間だった。

定刻の10:05分に新津駅を発車。
気動車なので本来は速度を出せるのだが、ダイヤがSLのものなので、非常にゆっくりと走る。越後平野の東端から山地に入るところを走る。

山地に入り、阿賀川に沿って走るようになって、途中の津川駅に到着。津川駅では16分停車した。「狐の嫁入り」の駅名標である。

津川駅のホーム。普段は蒸気機関車が停車する空間の先に、こじんまりと気動車の先頭部がある。普段は子供たちでにぎわうだろう空間が、この日はとても静かだった。

津川駅を出てからは、阿賀川に沿って走る。進行方向の右側のほうが川の風景がよくみられるようだ(指定席では偶数の席番)。
列車の名称が「紅葉満喫」号でありながら、沿線の風景は紅葉はまだまだな様子だった。

途中、山都駅にも10分停車して、喜多方駅へ。喜多方駅では地元利用の一般客がいくらか乗車してきて、会津若松駅までのラストスパート。
会津若松駅には定刻の13:35分に到着した。

 
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