HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスで道内乗り鉄【前編】

2020年7月から9月末にかけて、JR北海道管内で期間限定のフリーきっぷ「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」が販売された。

北海道による公共交通機関利用促進キャンペーン「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」は、道内の交通事業者に割引きっぷの販売を促し、割引分を補助金で補填するものだった。JR北海道ではその補助金を活用して、道内の在来線全線が6日間乗り放題の、題記の周遊パスを販売したというわけである。

2020年7月17日に販売が開始されてから2か月と少しの9月29日をもって、このきっぷの販売が終了してしまった。全道の特急列車が6日間乗り放題だったため、それだけ人気のあるきっぷだったが、筆者もこのきっぷを利用して北海道を5日間にかけて乗り鉄を楽しんだ。

本稿では、この周遊パスについての詳細と、筆者がこのきっぷを利用した5日間の旅程を振り返りたい。すでに販売が終了してしまったものの、これから北海道フリーパスなどのきっぷで道内を旅行する方にも十分参考になる記事かと思う。

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスについて

2020年7月17日に販売が開始され、9月29日で販売が終了した割引きっぷである。

JR北海道管内の在来線全線の特急列車(自由席)を含む全列車が6日間乗り放題で、価格が大人12,000円という破格の設定だった。北海道からの補助金が12,000円相当のかなりおトクなきっぷだったため、多くの乗り鉄ファンの人気を集めて、わずか2か月強で販売予定数を消化してしまったわけである。

特急列車の普通車指定席の指定が4回無料で可能だったので、長距離の区間を指定席でゆったり旅するということが可能だった。なお、北海道新幹線は利用対象外だった。

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスを購入!

このきっぷの発売箇所がJR北海道管内の主な駅、かつ発売がきっぷの使用開始の前日という縛りがあったため、旅行開始の前日に北海道入りしてきっぷをあらかじめ購入する必要があった。

筆者は、道内周遊の前日、9月21日に東京駅から北海道新幹線で木古内駅に入り、そのままみどりの窓口に行って、このきっぷをすぐに購入した。9月下旬は販売数の消化がかなり進み、いつ販売が終了になるか気をもむ状況だったので、まずは買えて良かったという感じであった。9月29日の販売終了から8日前の購入だったので、かなり際どかった。

まずきっぷ本体を12,000円で購入し、特急列車の座席指定を4回分取る形だった。道内の特急列車の混雑状況がそれほどでもなく、座りたい席の指定を4列車分難なく受けることができた。

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスの券面は、以下のような構成である。きっぷ本体は自動改札を通れるサイズのきっぷで、座席指定を受けた分だけ★が券面に記載される格好である。券面に余白があるので、そこに途中下車印を押してもらうことも可能だった。

4回分の指定券は、本体とは別の券が発行される形だった。

ご案内の券面は、以下の通り。名前を記入することになっていたが、書かなくても特にとがめられることはなかった。

1日目(9/22):函館駅→旭川駅

周遊の前日は函館駅近のホテルに前泊し、翌朝の列車で北海道内の周遊乗り鉄を始めた。

(1) 函館駅→白老駅(函館本線・室蘭本線)

特急北斗5号【指定席】8:55分発→11:37分着

乗り鉄の旅を始めた函館駅からは特急北斗5号に乗車し、2020年7月に白老町で開業したばかりの「ウポポイ」を訪れるために、途中の白老駅で下車した。

特急北斗号の車両の先頭部。ここから北海道の旅が始まるという感じのたたずまいである。

列車の行先表示は札幌行きだが、途中の白老駅で下車する。

函館駅を定刻で発車してから、3時間弱で白老駅に到着。この日は天気が快晴だったので、途中の駒ケ岳と噴火湾の風景が見事だった。指定席に乗車したため、とても快適かつ平和に移動できた。

白老駅にあるコインロッカーに荷物を入れてからウポポイの正面入口までは、歩いて約10分。白老駅で列車を降りて徒歩で入る人は少なかった。あらかじめウポポイの入場券と国立アイヌ博物館の入場予約をしていたため、スムーズに園内に入ることができた。

ウポポイに着いて、すぐにフードコートでランチ。白老町産のポークで作られたカツカレーがおいしかった。博物館のアイヌの展示と野外ステージでの芸能プログラムを楽しんで、3時間があっという間に過ぎた。

(2) 白老駅→苫小牧駅(室蘭本線)

普通437D 16:15分発→16:39分着

地元の人たちが利用する2両編成の列車。JR北海道管内の普通列車は、どの列車も結構人が多く乗車している印象があるが、この区間も人が多かった。苫小牧駅まではわずか20分強の移動だった。

(3) 苫小牧駅→岩見沢駅(室蘭本線)

普通1473D 17:13分発→18:48分着

筆者は札幌を通らず、スルーする旅程を組みたかったので、室蘭本線の普通列車で岩見沢駅まで直通する列車に乗車した。

シルバーウィークの4連休の最終日の夕方の列車。1両の列車で、意外にも始発の苫小牧駅から終点の岩見沢駅まで通しで乗車する地元の人たちが多かった。

途中で日が暮れてしまったが、架線が張られていない複線の線路は迫力があって、筆者的には好きである。

(4) 岩見沢駅→旭川駅(函館本線)

特急ライラック35号【指定席】 18:55分発→19:55分着

指定券は面倒だったので札幌からとっておいた

岩見沢駅ではわずか7分間の接続で特急列車に乗車し、夜の函館本線を1時間走って旭川駅に到着した。

特急ライラックの車両は、本来グリーン車が連結した789系0代で、その車両がやってくるはずであったが、銀色の先頭があれっという感じで789系1000代の車両が到着した。車両の運用のやりくりがつかず、代走していたとのことで、グリーン車がドロンと消えていた。本州ならありえないことだと思う。

そのために自由席が混んでいるようだったので、指定席をとっておいてよかった。

旭川駅に到着後、旭川駅前のホテルに投宿。ホテルで「旭川飲食おもてなしクーポン」なる食事券をもらうことができた。経済振興のための食事券で、2000円分もらえたので、駅前のイオンモールでラーメンをいただいた。

旭川で1泊し、2日目(9月23日)は、旭川駅から宗谷本線で日本最北端の駅、稚内駅を目指した。この記事の続きは、以下のリンクをたどっていただきたい。

 
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