連絡運輸の連続乗車券を大人の休日俱楽部割引でどうぞ

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筆者が2021年7月に入会した大人の休日俱楽部、JR東日本・北海道管内のJR線の運賃や料金が5%割引になる(ミドル会員の場合)。そのための要件は、1組の片道、往復、連続乗車券においてJR線を201km以上乗車することである。その要件を満たしたうえで、所定運賃から5%割引、料金も割引が適用された乗車券の区間内において5%割引を受けられる。

筆者も大人の休日俱楽部割引で乗り鉄を楽しみたく、早速連続乗車券にて旅程を組み立て、駅のみどりの窓口できっぷ一式を購入し、実際に日帰りで乗車してみた。

筆者は以前、別稿にて連続乗車券のメリットについて考えたことがある。大人の休日倶楽部において、片道乗車券1枚当たり200km超の距離がない旅程についても、2区間連続(往復を含む)の旅程で200km超となれば全区間で運賃・料金の割引を受けられる大きなメリットがあるため、連続乗車券(もしくは往復乗車券)で旅程を立てることを検討する価値がある。

本稿では、大人の休日俱楽部の運賃、料金割引を全区間で適用した連続乗車券にて、高崎線、上越線、北越急行線、飯山線および北陸新幹線を反時計回りで周回旅行した記録をまとめたいと思う。

連絡運輸を含む連続乗車券を購入

大人の休日俱楽部会員となってから初めての記念すべき乗り鉄である今回の周回旅行、ちょっと癖のあるきっぷを作ろうと思い立った。その心は、

● 連続乗車券
● 通過連絡運輸の適用
● 全区間で大人の休日俱楽部5%割引を適用

を同時に満たすことである。今回第一弾として作ったのが、以下の旅程である。

【連続1】大宮(高崎線)高崎(上越線)六日町(北越急行線)十日町(飯山線)飯山(新幹線)高崎

【連続2】高崎(新幹線)大宮

連続1の分が411.4kmで6,610円、連続2の分が74.7kmで1,270円。本稿執筆時の割引運賃額は、合計7,880円である(JR線区間のみ5%割引。北越急行線は無割引)。

【連続1】自動改札を利用できる8.5cm券。関所、越後湯沢駅の下車印がしっかり残った
【連続2】100kmに満たない旅程だが連続乗車券として割引適用

北越急行線においては、広範に連絡運輸および通過連絡運輸が適用され、かつ連続乗車券でも適用可能であるため、かなりフレキシブルに旅程を組み立てることが可能である。連絡運輸の初心者向けには格好のケースだと思う。

この連続乗車券に関する詳細な考察については、以下の記事で深く考えてみた。

読者の皆様には「週末パスを買えばいいじゃん」と突っ込まれそうだが、今回は研究目的もあるため、どうぞご容赦いただきたい。

大宮駅から越後湯沢駅までは普通列車の旅

① 高崎線 大宮駅→高崎駅

825M:大宮駅 6:41分 →(高崎線経由)→ 高崎駅 8:01分

乗り鉄のスタート地点である大宮駅(さいたま市大宮区)から上越線越後湯沢駅(新潟県湯沢町)までは、ひたすら普通列車で移動した。そのうち、最初の区間である高崎駅(群馬県高崎市)までは、普通列車のグリーン車に乗車した。

大人の休日俱楽部の公式ガイドや会員サイトにも明記されておらず、あまり知られていないと思うが、首都圏近郊区間の普通列車グリーン料金にも、大人の休日俱楽部の割引がしっかり適用される。今回購入したのは、土休日用のホリデー料金での事前購入で、グリーン料金(51km以上)が5%引きの760円。乗車時に乗車駅のホームでSuicaで購入すると、この割引が適用されないため、事前に駅のみどりの窓口でグリーン券を仕込んでおく必要がある

指定席・自由席問わずグリーン券は割引適用

途中の籠原駅まで15両編成で、その先は先頭の5両が切り離されて、10両で終点の高崎駅まで。長丁場の旅程なので、いくらかでもグリーン車に乗車して楽をしたいところである。

② 上越線 高崎駅→水上駅

727M:高崎駅 8:23分 →(上越線経由)→ 水上駅 9:30分

この区間も普通列車で、始発の高崎駅から終点の水上駅(群馬県みなかみ町)まで通しでの乗車である。高崎支社管内でメジャーな211系車両の6両編成だった。

駅のホーム上にある発車案内表示では、終点の水上駅にて長岡駅行きに接続する旨表示されていて、長旅用の列車だと実感する。

高崎駅から多方面に路線が伸びているためか、路線別にカラフルなラインカラーが設定されていて、上越線は水色である。車両の行先幕の色も水色である。

高崎地区の211系車両は、全席ロングシートであるのが長旅派には辛いところ。乗車時間が1時間強とそれほど長時間でなくとも、非日常を感じにくい空間である。

乗車したこの日は青春18きっぷの設定期間だったこともあって、水上駅行きのこの列車にも終点まで乗車する乗客が想像以上に多かった。

③ 上越線 水上駅→越後湯沢駅

1731M:水上駅 9:44分 →(上越線経由)→ 越後湯沢駅 10:16分

水上駅始発の長岡駅(新潟県長岡市)行きの普通列車に、途中の越後湯沢駅まで乗車。約30分の乗車だった。車両が新潟支社管内を走るE129系4両編成で、いよいよ新潟県に入る実感が湧いてきた。

水上駅では14分の乗り継ぎ時間があったが、乗り換えする乗客が多くて、狂騒曲が演奏されるようなわちゃわちゃした雰囲気であった。何しろ、6両編成の列車から4両編成の列車へと車両のキャパシティーが減少するのだから、早い者勝ちの席取りレースが繰り広げられるわけである。乗り換え階段を早く上がった人から先にボックス席を取り、次にロングシートに座るという感じだったが、この日は全座席がびっしりと埋まって、席にあぶれた立客がいくらかいた状況だった。

青春18きっぷが設定される期間はもちろん、平時でも供給に対して乗車需要が高そうな区間である。

新清水トンネルを抜けて、新潟県に入ってから越後湯沢駅に着くまでの区間の車窓風景が絶景である。スキー場を縫うように左へ右へと向かうのは、都会では味わえない非日常の風景である。

越後湯沢駅では、自分を含め多くの乗客が降車。改札口を出る時には、駅員さんは見逃すことなく乗車券に途中下車印を押印。運賃的には、Suicaエリア外の関所のような駅である。

長野駅まではゆったりと観光列車の旅

④ ほくほく線 越後湯沢駅→(北越)十日町駅

840M:越後湯沢駅13:24分 →(上越線・ほくほく線経由)→ (北越)十日町駅 13:59分

越後湯沢駅では約3時間の乗り継ぎ時間があったため、湯沢高原ロープウェイを往復したり、ぽんしゅ館での唎き酒体験を楽しんだりして、時間つぶし。

冬場でなくても山頂を満喫可能
日本酒通にはたまらない越後湯沢の駅ナカ

13時ちょうどに改札口を入ってホームに降りたら、すでに直江津駅(新潟県上越市)行きの列車が停まっていた。列車は2両編成の電車で、後ろの車両がゆめぞら車両。この日が運よく日曜日で、トンネル内での画像上映を楽しめた。

越後湯沢駅を発ってから上越線内は全駅スルーして、六日町駅からほくほく線へ。青春18きっぷで乗車できない路線のためか、乗客が少なく、ゆったりと移動できた。

魚沼丘陵駅から長いトンネルに入り、天井にプロジェクターで上映されたのが花火の映像。クラシックのBGMが陳腐であるが、トンネル内でエンターテイメントを楽しめる日本でも数少ない場所である。

北越急行線の十日町駅(新潟県十日町市)に着いてから、次のおいこっと号乗車まで約1時間あったので、駅の窓口で鉄印帳を購入した。筆者にとって、鉄印帳デビューの地は十日町駅である。

ついでに補充券もゲット。

⑤ 飯山線 十日町駅→(しなの)長野駅

おいこっと号:十日町駅 15:12分 →(飯山線・北しなの線経由)→ (しなの)長野駅 18:07分

運よく乗車2週間前においこっと号の指定席券が取れたので、おいこっと号に乗車してこの区間を移動した。

指定席券については、駅の窓口で大人の休日俱楽部割引適用の乗車券を見せれば、指定席券の割引が適用になるが、今回は無割引での用意になった。

おいこっと号の指定席券は、えきねっと(インターネット)、駅の指定席券売機、駅の有人窓口(みどりの窓口)で購入可能であるが、それぞれ一長一短がある。のってたのしい列車の指定席券を指定席券売機を自分で操作して購入するのは存外難しい作業であるが、別稿で操作方法のヒントを書いてみたので、併せてご参照されたい。

おいこっと号は在来線を走り、途中の豊野駅(長野県長野市)から終点の長野駅 (長野県長野市) まではしなの鉄道の北しなの線を走るため、本来在来線経由の乗車券が必要である。筆者が所持する連続乗車券は飯山駅(長野県飯山市)から新幹線経由であるため、飯山駅から長野駅までは権利放棄する形で、別途在来線の乗車券を購入。

あいにく大宮駅ではこの区間の乗車券を発売してくれなかったので、乗車当日に現地の十日町駅で購入。北しなの線に関して40円の乗り継ぎ割引があって、飯山駅から長野駅までの運賃は550円。JRにおいて、他駅発の乗車券を発売する義務はルール上ないのだが、便宜的に発売してくれる駅が多い中で、大宮駅の駅員さんががこのルール通り発売しないのは、ちょっと杓子定規なような気がする(実は指定席券売機でどの駅でも購入可能)。

別途購入のため、大人の休日俱楽部割引は無適用

おいこっと号は通常2両編成で走るが、この日は運用の関係で1両編成での運行。偶然ながら、単行のおいこっと号に乗車できた形である。

十日町駅は小さな駅でありながら、おいこっと号と越乃Shu*Kura号が発着する。地味ながら、発車時に駅員さんが心暖かくお見送りしてくれた。

以前おいこっと号に乗車した時は車内で野沢菜漬けがふるまわれたが、今回はコロナ禍なこともあって、代わりに内山手すき和紙のしおりを乗車記念にもらえた。

飯山駅で20分間停車。本来ここで降りて新幹線に乗り換えるところであるが、待ち時間が長いため、終点の長野駅まで乗車。飯山駅のコンコースで行われるおいこっとマルシェがこの時やっていなくて残念。

旅の終わりは新幹線でさくっと家路へ

⑥ 北陸新幹線 長野駅→大宮駅

かがやき514号:長野駅 19:04分 →(北陸・上越新幹線経由)→ 大宮駅 20:00分

大人の休日俱楽部割引が全区間で適用される連続乗車券で乗車するため、新幹線特急券も5%の割引適用である。

おいこっと号が終点の長野駅に到着してからすぐに、はくたか572号に接続するのであるが、今回は後続の、大宮駅までノンストップのかがやき号に乗車した。飯山駅乗り換えに比べ、かがやき号を選択することもできるため、長野駅乗り換えにすると便利である。

長野駅を出発して大宮駅に到着するまでノンストップで、わずか56分間の旅。飛行機に搭乗しているような気分だった。

連続乗車券に関する他の記事

連続乗車券のメリットについては、こちらの記事もご参照ください。

学割や大人の休日倶楽部割引、障害者割引などにおいては特に連続乗車券を作ることによって、運賃計算面で旅客にとって有利な恩恵を受けられると考えている。

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