「富山地方鉄道」きっぷ鉄行脚【改訂版】

富山地鉄電鉄富山駅にて きっぷ鉄(紙券)

富山地方鉄道(富山地鉄)は、富山県内に大きく網を張ったローカルな鉄道会社です。大都市圏の鉄道会社から譲受した特色ある車両の他にも、バリエーションに富んだ乗車券類を発売していて、きっぷ鉄的には興味深い鉄道会社です。

普通乗車券をとっても、さまざまな様式のきっぷが発売されています。筆者は2016年に初めて訪れましたが、バリエーションの多さとデザインの独自性に、心を動かされたものです。2022年に再訪した時にも、きっぷの様式に大きな変化は見られず、きっぷ鉄を十分体験できます。

この記事では、筆者が富山地鉄に二度にわたって乗車して得た手売りきっぷの数々をご紹介します。

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電鉄富山駅(乗車券センター)にて

富山地鉄乗車券センター

富山地鉄の玄関口、電鉄富山駅にあるきっぷうりば(富山地鉄乗車券センター)では、鉄道やバスの乗車券類の取り扱いがあります。

鉄道の普通乗車券は手売りの券で、常備軟券や特殊補充券、硬券入場券を購入できます。富山地鉄で入手できる硬券は、電鉄富山駅の乗車券センターで発売される大人の入場券のみとのことです。

富山地鉄普通乗車券
2016年5月現在の値段

まずは、軟券の片道乗車券の典型的なものです。

券売機が普及しているため。手売り軟券を手にできることはなかなかできません。電鉄富山駅にある乗車券センターでは、常備軟券の乗車券を購入できます。乗車券の様式は矢印式で、サイズはエドモンソン券A型とほぼ同じです。

宇奈月温泉の券売機券と、券売機がない寺田駅で購入した常備軟券です(いずれも割引きっぷ)。

硬券は、知り得る限り電鉄富山駅の入場券のみです。エドモンソン券B型のサイズです。

富山地鉄特別急行券
2016年5月現在の値段

同じく、乗車券センターにて購入した特別急行券。駅の改札口でも売っていました。特別急行列車に乗車しそうな乗客には、改札口で買ってくださいという感じでした。

特別急行券も、駅売り分は常備軟券です。配色が信号機の色のようにカラフルで、見ているだけでワクワクしてくる代物です。金額と区間別で色分けされています。

見てお分かりの通り、地紋のデザインに北アルプスや黒部ダムが採用されています。地域色あふれた、素晴らしいものです。券売機券を含め、すべてのきっぷの地紋がこのデザインなので、きっぷを持ち帰るときっぷ鉄ならずともいいお土産になります。

富山地鉄特殊補充券

そして、この乗車券センターでの目玉は「特殊補充券」と呼ばれている手書きのきっぷです。きっぷ鉄の界隈では、結構有名な代物です。ここ最近、富山地鉄に限らず、手売りきっぷに理解を示し、ビジネスにつなげている鉄道会社も目立って増えてきました。

そんな背景もあって、センターの窓口で依頼すると、快く作業をして発券してくれました。

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車内にて

次に、電鉄富山駅からリゾートトレインである特別急行列車に乗車して、車内で車掌さんから購入できたきっぷを紹介します。

富山地鉄ではワンマン運転が中心で、車内乗車券類を入手しにくいです。週末走るリゾートトレインには必ず車掌(アテンダント)が乗務しているので、頼めば入手できるはずです。

詳細は、富山地鉄公式の「富山地鉄の鉄道アテンダント日誌」を参照してください(URLは本記事末尾を参照)。

富山地鉄車内乗車券
2016年5月現在の値段

車内補充券には、金額式のものと、「二片制(にへんせい)」と社内で呼ばれている(らしい)地図式の補充券が存在します。

金額式のものは額面そのままで購入しなければならないので、結構値が張ります。二片制の方は、様式にオリジナリティがあって、興味深いです。開業されてからあまり時間が経っていない新黒部駅も印字されています。

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宇奈月温泉駅にて

そして到着した宇奈月温泉駅で、連絡乗車券の入手に臨みました。こればかりは、電鉄富山駅の乗車券センターでは入手できない代物です。

新型の自動券売機が導入されている一方で、他社連絡の運賃表の掲示がありません。これでは、連絡運輸の存在が一般客には知られずに、存在を知るきっぷ鉄だけが連絡乗車券を購入していることになります。

富山地鉄宇奈月温泉駅

ここの初老の駅員さんがちょっと癖のある人で、乗車券類の購入を券売機にしきりに誘導したがります。しかし、連絡乗車券の発売については断ることなく、窓口で普通に発券してくれました。硬券の設備は、入場券以外はないようです。

この駅についてはいろいろと噂がありますが、購入したいきっぷをピンポイントでオーダーする限りは、駅員さんとの試練の時間ということはなかったです。

この駅員さん、実は補充券の発券に手慣れているようで、ミスすることもなく素早く項目を埋めていました。

富山地鉄補充片道乗車券
2016年5月現在の値段

写真上段は、宇奈月温泉駅と上市駅にて購入したJR線連絡の普通乗車券です。補充片道乗車券の様式で、地紋が青色です。

JR線連絡きっぷに関しては、発駅によってJR線との接続駅が限定されています。限られているといえ、連絡運輸が設定された範囲は非常に広範です。

写真下段は、あいの風とやま鉄道連絡乗車券。富山県内のごく限られた主要駅のみゆきしか購入できません。魚津駅接続で滑川駅まで、という不思議なきっぷを購入しました。

富山地鉄補充片道乗車券裏面

写真右上の券が、上市駅に常備されていた補充片道乗車券です。ご覧の通り国鉄時代に調製されたもので、骨董品です。

表面に記載されている元号が「昭和」、裏面には「国鉄線」と表記されています。かなり貴重な代物です。これらの連絡乗車券は駅の運賃表には掲示されていないので、ほとんど売れていないと思います。

立山駅でも連絡乗車券の取り扱いがありますが、筆者はいまだ訪問できていません。

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おわりに

富山地鉄寺田駅にて

富山地鉄のきっぷはオリジナリティがあって、きっぷ鉄にはうれしいところです。6年ぶりに訪問した際、収集できるきっぷの種類にあまり変化がなかったので、結構息長く楽しめそうな感じがします。

参考資料 References

● 富山地鉄「富山地鉄の鉄道アテンダント日誌」(エキサイトブログ)

[富山地方鉄道公認]富山地鉄の鉄道アテンダント日誌
地鉄の観光列車に乗務しています。皆さまのご乗車、お待ちしております♪

改訂履歴 Revision History

2016年5月01日:初稿

2022年12月15日:初稿 再構成

2023年3月31日:初稿 修正

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