2017年元旦は晴天に恵まれ、初日の出を拝むことができました。
当日は臨時特急列車「外房初日の出」号に新宿駅から乗車し、終点の千倉駅(千葉県南房総市)から東に1kmのところにある千倉海岸まで歩いて初日の出を拝みました。
この記事では、筆者が初日の出特急列車「外房初日の出」号に乗車するためのきっぷを準備した経過や実際に乗車した体験をお話しします。初日の出列車の運行状況は流動的ですが、参考にしていただければと思います。
臨時特急列車「外房初日の出」号の予約について
本記事は2017年元旦のもので、運行ダイヤは毎年変わります。正確な運行スケジュールや使用車両については、JR東日本のニュースリリースなどで事前に確認してください。2021年、2022年には運行されなかった「外房初日の出」号、2023年元旦には再び運行されました。
千葉県南房総の千倉海岸で初日の出を拝むための交通手段として、新宿駅から臨時特急「外房初日の出」3号に乗車しました。
3号:新宿駅 3:12分 →(総武本線、外房線、安房鴨川駅、内房線経由)→ 千倉駅 5:52分
千倉駅行きの臨時特急電車、2017年には1号(高尾駅始発)と3号(新宿駅始発)の2本が運行されていました。1号が満席だった一方、筆者が乗車した3号は満席ではなく、結構空いていました。元旦の天気予報で晴れの発表があってからでも、予約は比較的楽にできるだろうと考えます。

この列車は特急列車として運行され、車両はE257系でした。運賃の他に、指定席特急料金であるB特急券が必要で、決して安くはありません。
「外房初日の出」号は全車指定席で、自由席はありません。ネット予約「えきねっと」などを利用して、なるべく早めに席を押さえておきたいところです。
特急「外房初日の出」3号に乗車!
それでは、乗車当日の様子をあげたいと思います。この列車に乗車する場合、大晦日から元日まではほぼ徹夜になることから、体力が結構必要です。乗車する際、よく考慮してください。

午前3:12分発の列車に乗車するために、未明の新宿駅へ。信念が始まってから終夜運転の電車に乗り、新宿駅に着きました。
銚子駅行きの「犬吠初日の出」号3本と「外房初日の出」号2本の合計5本の初日の出列車が、新宿駅の7番線から続けざまに発車するのは壮観でした。そんな列車を見ようと、駅のホームにはかなり人が多かったです。

7番線の発車表示は、元日の未明にしか見られないレアものです。

「外房初日の出」1号を見送ってから10分程度で「外房初日の出」3号の車両が東京駅方から入線してきました。この頃には、にぎわっていた7番線ホーム上からも人がかなり少なくなってきました。

行先表示は、特急千倉行き。

車内でのLED表示器の案内にも、「外房初日の出」号の表示がしっかりと出ていました。案内放送は自動放送ではなく、車掌さんの肉声でした。車内の減光や放送カットがないので、あまり熟睡はできないと思います。
終点の千倉駅に行く乗客ばかりではなく、途中の駅でもちらほらと乗客が降りていきました。初日の出目当ての交通手段であるばかりではなく、東京都心や千葉付近でのカウントダウン行事や初詣の帰り客の交通手段としても利用されていたようです。
千葉駅を出発する際、朝4時前だったにもかかわらず、駅員さんからのお見送りがあったのには驚きました。昼間走る観光列車ならばありふれた光景ながら、真夜中のお見送りにはJR千葉支社職員の気概が感じられました。
安房鴨川駅を発車し、次の太海駅では、多くの乗客が降りました。初日の出スポットがあるようです。終点の千倉駅には、定刻の5:52分に到着。

終点の千倉駅でも、千葉支社職員によるウェルカムイベントがありました。ポピーの花のプレゼントと、日本酒の振る舞いがあって、気分が盛り上がりました。
千葉県千倉海岸での初日の出鑑賞

初日の出スポットの千倉海岸へは、徒歩で10分強です。道が暗かったので、歩行には注意しましょう。千倉海岸の近くにはセブンイレブンがあるので、しばし暖を取ることができます。

この日は冬型が強くなかったので、水平線には雲が広がっていました。本来、6:50分頃に拝める初日の出。太陽が実際に見えたのは、7:08分頃でした。地元の人々が多く、静かでした。
東京への帰りには臨時特急電車の設定がありましたが、9時台の出発と遅かったです。千倉駅では食事もとれず、やることがなくて手持無沙汰だったので、もっと出発が早い普通電車で帰宅しました。この時には、そのまま蘇我駅まで乗車しましたが、途中の館山駅で高速バスに乗り換えた方が早くて楽に帰れたかなと思いました。
改訂履歴 Revision History
2017年01月02日:初稿
2022年12月30日:初稿 再構成
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