房総サイクルトレイン「B.B.BASE」佐原コースきっぷの準備【2018年版】

ビービーベース両国駅にて 関東・甲信越

2018年から千葉県房総半島に向けて運行されている、サイクリスト向けの観光列車「B.B.BASE(ビービーベース)」。運行当初は、この列車を利用するには一つの旅行商品として、当時あった「びゅうプラザ」で予約購入しました。

この記事には、運行開始当時の列車の座席の発売方法について記載してありますが、2022年3月に列車の販売方法が「旅行商品」から「列車のきっぷ(指定席券+乗車券)」に変わりました

したがって、この記事の内容は最新情報ではなく、完全な昔話です。当時の参考としてそのまま一つの投稿として残してあります(文章の文体が違いますが、ご了承ください)。お含みおきの上、お読みください。

2018年当時発売され、筆者が乗車したのは「佐原コース」でしたが、2022年現在は「佐原・鹿島コース」となっています。

2022年現在の最新情報については、筆者がアップデートした以下の別稿(↓)を参照してください。

「B.B.BASE」佐原コースの列車に乗車【2018年】

2018年から運行が開始されたばかりの「B.B.BASE」に乗車して、現地をサイクリングする機会を得た。

「B.B.BASE」とは、JR東日本が運行するサイクリストのためのリゾートトレインで、東京両国駅と千葉県の4か所の目的地を週替わりで結ぶ列車である。

千葉県房総半島の目的地は、館山駅・和田浦駅(内房号)、勝浦駅・安房鴨川駅(外房号)、銚子駅(銚子号)、そして佐原駅(佐原号)の4か所で、週替わりの運行なので、概ね1か月に1回、それぞれの目的地に向かうことができる。

自分の自転車(スポーツバイク)を解体することなくそのまま一緒に気軽に乗車できる便利な列車である。あらかじめこの列車のきっぷを旅行商品として予約する必要があるので、ひと手間あるのだが、随分と快適に房総半島の目的地に向かうことができる。

スポーツバイクを所有していなくても、レンタサイクルを利用してにわかサイクリストとして気軽に利用することもできるので、思ったほどハードルが高くない。

この記事では、上記の目的地のうち、北総の佐原駅(千葉県香取市)に向かう、B.B.BASE佐原号に日帰りで往復乗車した体験を、一鉄道ファンの視点から記事にしたい。

まずは、列車の予約購入を行うところまでを紹介したい。

JRには多くのリゾートトレイン(観光列車)が各地で運行されているが、このB.B.BASE号は、サイクリストの移動用列車で、乗り鉄に最適化された列車ではない。他の列車のような乗って楽しむものではないことをお断りしておく。

まずは「B.B.BASE」公式ページを検索!

まずは、この列車の名前でネット検索し、JR東日本千葉支社の公式ページを参照しよう。

全ての情報が網羅されたものではないが、運行コースや運行日などの最低限必要な情報が掲載されている。

そのページから申し込みの画面に飛ぶことができるので、コースの詳細は申込ページで確認することになる。

あるいは、最寄りのびゅうプラザで、B.B.Baseを指名したうえで、以下のパンフレットを請求してみよう。

ネット上で見ることができるデジタルパンフレットに比べて、紙のパンフレットのほうが見やすいと個人的には感じている。

ビービーベース販売パンフレット

現状、サイクリングを楽しむ人たち以外にはあまり浸透していない列車であるように思える。

また、当日駅に向かってすぐに乗車できる列車ではなく、あらかじめ予約しないといけないハードルが存在すること、天候が悪い場合のキャンセル料を支払うリスクがあることは覚えておこう。

メールオーダーで列車の予約

申込は、基本はネットでのメールオーダーで、乗車日の原則5日前までに予約を完了しておく必要がある(業界用語では、手仕舞が出発5日前)。

上記の公式ページから申し込みのページに移動して、個人情報を入力して申し込みを行うと、翌営業日には予約センターからメールで予約の可否の回答が返ってくる。

予約が取れた場合には、すぐに支払いを済ませるように案内が入る。

基本はクレジットカードなどで支払って、きっぷを送付してもらうのだが、後述するように、最寄りのびゅうプラザに行って支払いときっぷの受け取りをする方法がある。

重要なのはキャンセル料の規定で、日帰りで宿泊がない旅程の場合、無料でキャンセルできるのは出発11日前までで、それ以降はキャンセル日によって一定の割合のキャンセル料を支払う必要がある。

この列車の場合、基本はサイクリングをするための移動列車で、天候がよくない場合にキャンセルする場合に料金がかかってしまうのが憂鬱なところである。天気予報が出るのが大体1週間前なので、それで天気が悪くてキャンセルする場合は、すでにキャンセル料の対象になっているわけである。

それが嫌な場合は、予約購入を5日前のぎりぎりまで引っ張ることをお勧めする(予約が取れることが前提にはなるが)。

びゅうプラザで支払い・きっぷの受け取り

筆者は最寄りに利用できるびゅうプラザがあるので、そこできっぷを受け取った。

通信販売と比べて特に際立ったメリットを感じないのだが、対面でわからないことを質問できる分便利ではあるかと思う。

なお、びゅうプラザで申し込む場合は、出発2日前まで予約購入ができるので、天気予報が気になる場合は利用してもよいかと思う。

びゅうプラザ

支払いが完了すると、最終行程表ときっぷ一式を受け取ることになる。重要な書類なので、大切に扱おう。

主なきっぷやクーポン券は、次のようなものである。

【乗車券・指定券】

乗車券と指定券が付いてくる。列車の乗車位置はこの指定券に記載されているので、間違いないように乗車しよう。

ビービーベース乗車票
ビービーベース乗車票

【クーポン券】

以下のマップ引換券(20円相当)とスイーツ・甘酒の引換券と、500円のクーポン券2枚で1,000円分のクーポン券が付いてくる。クーポン券は食事代金やお土産代の一部に充てることができて、おトクである。

ビービーベースバウチャー券

レンタサイクルの手配

サイクルトレインなので自分のスポーツバイクを載せて乗車する人が多いが、筆者も含めてレンタサイクルを利用して乗車する人をちらほら見かけた。

どのようなレンタサイクルを利用してもよいのだが、この列車の始発駅、両国駅にもB.B.Base号と提携したレンタサイクル店「B.B.Baseバイシクルステーション」があって、他よりも格安にレンタルできるので便利である。

あらかじめ予約しておこう。

事前の情報収集

筆者は乗車当日にその存在を知ったのだが、この列車の非公式Facebookページ(公開グループ)が有志によって運営されているので、検索して探してみることをお勧めする。

現地での行動ガイドや実際に乗車した人たちの投稿が掲載されていて、旅行のプランニングに役立つかと思う。現地のおいしいお店やおすすめコースの情報を得ることが可能である。

実際に乗車した体験は、以下後半の記事を参照されたい。

改訂履歴 Revision History

2018年5月27日:初稿

2022年5月20日:初稿 再構成

2023年01月20日:初稿 修正

2023年4月08日:初稿 修正

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