2019年5月、時代が「平成」から「令和」に変わりました。
天皇陛下のご即位にともなう記念きっぷが各鉄道会社から発売されましたが、いずれも好調な売れ行きだったようです。売り切れで買えなかったものも多々ありますが、筆者もいくつか購入することができました。
この記事では、平成31(2019)年4月おわりから令和元(2019)年5月のはじめにかけて発売された記念きっぷを共有し、新時代の幕開けとしたいかと思います。
「ありがとう平成」記念入場券(JR東日本)
「えきねっと」からのDMで「ありがとう平成」記念入場券セットが限定発売されることを知って、早速購入申し込みをしました。

36枚の入場券がセットで5,040円と決して安くなかったですが、記念品ということで一念発起(ネット販売限定だったので仕方ないものの、送料800円が少し高かったです)。

平成最後の日の4月30日、ゆうパックで入場券一式が届きました。

中に入っていたのが、入場券を格納する立派なアルバムと硬券入場券が36枚、そして、「ありがとう平成」の短冊。アルバムを開くと、中表紙には立派なメッセージが。JR東日本が出す商品にしては、フォーマルで品があると感じました。
全駅の入場券はこの写真の通りです。日付のダッチングが手作業ではなく印刷で少し残念でしたが、硬券ばかりが36枚と量がまとまっていたので、質感は十分です。

この記念入場券セットは、額面金額(5,040円)プラス送料で購入できました。その後JR東日本から発売される記念商品がいずれも高価なだけに、当時は良心価格だったと思います。今になって思えば、お手軽価格で購入できた最後の商品かもしれません。
「平成」→「熊本」普通乗車券(マルス券)
熊本市にある豊肥本線「平成」駅が、4月30日のテレビニュースで紹介されていました。筆者も、地元のJR駅でマルス券を購入することを思い立ちました。

JR東日本の指定席券売機では、日本全国のJR駅発の乗車券が購入できます。こういう時には、非常にありがたいです。
「平成」→「夜明」(日田彦山線)というパターンもあったようですが、2,460円と高額だったため断念。平成駅の隣の駅、熊本駅までの片道乗車券160円を記念に購入しました。

指定席券売機で出発駅を入力する際に、「へい」まで入力したら、「平成」の他に「平和」(北海道札幌市)駅が候補に登場したのが感動的でした(ただし、この2駅間の乗車券を購入すると、平和駅側が「札幌市内」となるため、券面としては成立しないのが残念)。
購入したきっぷの券面は、上記のとおりです。当日現地でこのきっぷを購入した場合、記念の台紙がついたようでしたが、東京にいながらにして買ったので、台紙はなし。
平成時代を懐かしむついでに、昭和時代まで回想して、「昭和」駅から「扇町」駅のきっぷも購入。両駅とも鶴見線の駅です(昭和駅は横浜市内の駅なので、「昭和」→「平成」の片道乗車券も簡単には実現しないし、第一高価です)。
「平成」「令和」それぞれの都区内パス(JR東日本)
平成と令和のそれぞれの時代の「都区内パス」にオリジナルメッセージがつくことを知って、これも記念に両方買ってみました。
「都区内パス」は、東京23区内のJR線に一日乗り放題のきっぷです。スタンプラリーなどの企画で活用できるきっぷです。JR側もあの手この手でこの都区内パスを買わせようとするわけですが、今回購入するのに@750円X2=1,500円かかりました。

まずは、平成最後の日に購入した都区内パス。実際の券面には「ありがとう平成」のタイトルがついていました。
平成元年1月8日に新しい元号「平成」がスタートし、この4月30日にその幕を閉じることになりました。「平成」の時代に感謝を込めてこのきっぷを企画いたしました。
都区内パス実際の券面イメージより引用
このたびお求めいただいたこの1枚のきっぷで、残りわずかとなりました「平成」に思いを馳せながら、鉄道の旅を楽しんでいただければ幸いです。
通常はつかないオリジナルメッセージが書かれた券片がついてきて、この文面が記載されていました。なかなか粋だなと思いました。

そして、令和に入ってから購入した都区内パス。タイトルは、「ようこそ令和」。
5月1日、いよいよ新しい元号「令和」が幕を開けました。
都区内パス実際の券面イメージより引用
新たな時代がより素晴らしいものとなるよう願いを込めて、このきっぷを企画いたしました。
希望に満ちあふれた東京の街へ、このきっぷとともにおでかけいただければ幸いです。
平成とはまた違うオリジナルメッセージがついていました。
天皇陛下御即位記念入場券(東急電鉄)
めったにない慶事にまつわる記念きっぷなので、どの鉄道会社が出した記念きっぷも好評で、売り切れが続出しました。その中で筆者が購入できたのが、東急電鉄が発売した記念入場券です。

5駅10枚の入場券のセットで、値段はちょうど1,000円。記念きっぷというよりはむしろ、シート売りの記念切手のようでした。渋谷駅、長津田駅、武蔵新田駅、洗足駅、上野毛駅の5駅でしたが、なぜそれらの駅が選定されたかは、筆者の知るところではありません。
改訂履歴 Revision History
2019年5月12日:初稿
2023年01月31日:初稿 修正
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