筆者が普段利用する大宮駅(さいたま市大宮区)のコンコースに、2022年1月下旬から2月上旬まで期間限定で設置された「ヌードルツアーズ」さんの自動販売機。
この自動販売機で買えるのは、冷凍ラーメンと冷凍餃子のパック。鉄道とラーメンの食レポとはあまり関係は深くないと思いますが、今回は鉄道駅で買えるフードということで、半ばこじつけながら本サイトの記事にしてみました。
この記事では、冷凍ラーメンと餃子の自動販売機を展開する「ヌードルツアーズ」さんの商品をいくつか買って持ち帰り、自分で調理してみての食レポをしてみたいと思います。
大宮駅コンコースに突如現れたラーメンの自販機
大宮駅のコンコースでは、普段から駅弁の特売が行われたり、ガシャポンが置かれたりして、何かと話題の多い場所です。そんな場所にプロテインや冷凍ラーメンの自動販売機が設置されたと聞いて、さっそく見に行ってみました。
この「ヌードルツアーズ」の自販機は、案外目立たない形で設置されていました。2台の自販機が設置されていて、それぞれ違う種類のラーメンが販売されていました。
期間中、ずっと販売されていた銘柄と、途中で入れ替わった銘柄がありました。人気や売れ行き次第ですぐに商品の入れ替えができるのが、自販機のメリットかと思います。
筆者は、期間中販売されていた銘柄の中から、
● らーめんバリ男
● 雲ノ糸 煮干し中華
● つじ田 濃厚つけ麺
● 雷神餃子
を買って持ち帰り、自分で調理しました。
それぞれの商品は1パックあたり1,000円。正直買うか買わないか、ちょっと躊躇してしまった価格です。実店舗で食事してもラーメンの単価は1,000円程度なので、お店に行って食べればよいかなと。
それと、持ち帰り用の袋や保冷剤は提供されていないので、自分で用意する必要があります。袋はともかく、保冷剤が商品の中に入っていれば、多少時間がかかっても持ち帰れていいと思います。
JR大宮駅ナカでの自販機展開は一時的でしたが、現在は大宮駅西口の桜木町に常設の自販機があります。詳しくは、公式サイトからどうぞ。
らーめんバリ男 らーめんセット

二郎系のラーメンが自宅で再現できるということで、筆者が真っ先に飛びついたのが、この銘柄でした。
パックを開けたら、
● 冷凍スープ(チャーシュー入り)
● 冷凍麺
● 特製唐花(スパイス)
が入っていました。
冷凍スープはレトルトパックになっていて、湯せんするだけで、ストレートのスープが楽しめました。太麺も茹でるだけで、簡単に調理できますが、もやしやキャベツといった野菜は自分で別に用意する必要があります。

これが、調理が完成した状態です。お店で食べるのと同じ状態というわけにはいかないものの、チャーシューの味は良く再現されています。スープのトロトロ感は、なかなか他の商品では再現できない代物だと思います。この味を自宅で楽しめるということに価値がありそうです。
雲ノ糸 煮干し中華

このラーメンは煮干しということもあって、あっさりスープと細麺の繊細な味でした。
パックの中には、
● 冷凍スープ(チャーシュー、メンマ入り)
● 冷凍麺
が入っていました。
前述のバリ男ラーメンと同様、冷凍スープを湯せんし、麺を茹でるだけで簡単調理です。自分で別に用意するものは基本ありませんが、ねぎが必要な方はご自分で用意というところです。

調理が完成した状態です。メンマとチャーシューのボリュームがもっと多いと食べ応えがあるかなと思いました。スープは薄味透明で、お店の味が良く再現されているなと思います。あっさり系のラーメンは市販品が多いので、もう少しアドバンテージが欲しいのが本音です。
つじ田 濃厚つけ麺

つけ麺も体験することができました。
「つじ田 濃厚つけ麺」は、自販機が設置されたての時にはなく、あとで入れ替えで販売されたものです。

パックの中を開けたら、こんな感じでした。
● 冷凍スープ(チャーシュー、メンマ入り)
● 冷凍麺
● 冷凍すだち果汁
● 黒七味
が入っていました。
麺を盛り付ける器と、スープを入れる器がそれぞれ必要です。

調理と盛り付けが完了して、食べる直前の状態です。
太麺ですが、茹で上がりは案外短時間でした。つけ汁は湯せんするだけなので、とても簡単に調理できます。スープは薄くも濃くもなく、ちょうどよい加減の麺が引き立つものでした。例によって、具の質量がコスパ的に??という感じが正直します。
雷神餃子 25個入り

ヌードルツアーズの自販機ではラーメンだけではなく、餃子も販売されていました。
餃子として、千葉県市川市にお店がある雷神餃子さんの冷凍餃子が販売されていて、1パック1,000円で25個入りです。

パックを開けた状態です。
餃子だけがシンプルに入っています。餃子にたれがいらないということで、パックには餃子のたれが入っていません。
調理方法は、一般的な餃子の焼き方と同じです。焼き餃子にする場合は、フライパンとフライパンのふたが必要です。また、焼き餃子ではなく、水餃子でいただくこともできます。

筆者は餃子を焼きすぎてしまい、焦げてしまいました。皮は薄いながらモチモチしていて、食べ応えがありました。ラーメンの付け合わせに食べるのには良いかと思います。
コロナ禍のステイホームの産物

お店の味が良く再現されている「ヌードルツアーズ」の冷凍ラーメンと餃子。
価格的には実店舗で食事するのと変わらず、自分で調理する手間があるだけコスト高と言えます。お店に出かけて食べた方が調理の手間がないし、第一おいしいです。
しかし、昨今のコロナ過でのステイホームの中、飲食店の営業が制限されている時に、飲食店の味を自宅で楽しめるのには大きな意義を感じます。そして、お店に出かけられない人にとっては、自宅に居ながらお店の味を楽しめるのは貴重ではないでしょうか。
外食習慣がコロナ前に戻り、ステイホームが過去のこととなり、実店舗に気兼ねなく行けるようになってからが、持ち帰りのフードにとっては正念場かなと思います。
参考資料 References
● 「ヌードルツアーズ」さんのウェブサイト
改訂履歴 Revision History
2022年2月13日:初稿
2022年5月11日:初稿 本文追加
2022年5月17日:初稿 修正
2022年6月21日:初稿 修正
2023年3月02日:初稿 修正
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