「令和5年5月5日」日並びきっぷ~江ノ電有人駅硬券入場券コンプリート~

江ノ電 きっぷ鉄(紙券)

令和時代に入ってから5年目の令和5年(2023年)GWに「5.5.5」の日並びきっぷを入手できる機会がやってきました。

令和5年5月5日(金祝)は、和暦で同じ数字が並ぶ日で、きっぷには「5.5.5」と日付が印字されます。平成5年(1993年)5月5日にも今回と全く同じ現象がありましたが、その時からちょうど30年経ちました。

2023年のGWは、街中の人出が完全に戻ったこともあって、多くの鉄道会社から「5.5.5」の日並び記念きっぷが発売されました。令和に入ってからの日並びきっぷが低調だっただけに、今回は「ゴーゴーゴー」と、威勢が良かったように思います。

筆者は当日、江ノ島電鉄(江ノ電)、相模鉄道、秩父鉄道、東武鉄道の駅のうち、何か所かを訪れました。

この記事では、筆者が令和5年5月5日に上記の駅を訪問して購入した、さまざまな日並び記念きっぷをご覧いただきたいと思います。そのうち、江ノ島電鉄に関しては全有人駅を訪問し、硬券入場券の収集をコンプリートしました。

5年5月5日の日並びきっぷは、とても盛り上がりました。今後数年間にわたり日並びきっぷを楽しめるはずですが、硬券の入手事情はどうなることでしょうか。

今回の収集状況から、今後数年間続く日並びきっぷがどのようになるかも予想したいと思います。和暦でも西暦でも「2」並びだった令和2(2020年)年2月の収集記は、以下の記事(↓)を参照してください。

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江ノ島電鉄(江ノ電)

江ノ電

江ノ電では、記念入場券セットが通信販売のみで発売されていましたが、すぐに完売になりました。

そんなわけで、5月5日当日に日並び入場券を入手するには、現地の駅を訪問する必要がありました。例によって、GW真っ最中の江ノ電は大混雑していましたが、筆者は午前中訪れることで混雑を回避しました。

訪問したこの日現在の江ノ電の有人駅は、鎌倉駅/長谷駅/七里ヶ浜駅/腰越駅/江ノ島駅/藤沢駅の6か所でした。混雑さえうまくかわせれば、訪問自体は容易でした。

江ノ電硬券入場券

各駅大人用と小児専用の硬券入場券が設備されています。鎌倉駅だけは他の駅と入場料金が違って、JR鎌倉駅の入場料金と同額です。江ノ電の各有人駅で入場券を購入すると、ダッチングマシンで日付が入ります。

江ノ電入場券台紙

5年5月5日用のオリジナル台紙が2パターン用意されていて、入場券1枚につき1枚もらえました。

江ノ電の混雑が敬遠されたのか、この日きっぷ鉄の同業者を見かけませんでした。江ノ電の有人駅には和暦印字の硬券入場券が常備されているので、今回に限らず毎年日並びきっぷの収集を楽しめると思います。

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相模鉄道

相模鉄道横浜駅

相模鉄道は、大手鉄道会社の中では収集用きっぷの発売に積極的で、筆者も新横浜線開業記念きっぷや令和2年の日並びきっぷを購入しました。

相模鉄道5並び記念入場券セット

今回の日並び記念きっぷとしては、A型硬券5枚セット800円が1500部発売されました。きっぷ鉄が過熱しているためか、発売当日早々に完売したようです。

相模鉄道5並び記念入場券セット

台紙のデザインは、5並びきっぷらしく、5000系車両が登場しています。日付はあらかじめ印刷されたものです。

相模鉄道硬券入場券

相模鉄道の各駅には大人用硬券入場券が常備されているので、バラ売りとしても日並びきっぷを購入できました。筆者は、横浜駅/新横浜駅/湘南台駅にて購入。新横浜駅以外はダッチングマシンでの印字です。

相模鉄道5並び記念入場券

このうち、横浜駅では今回の日並び用の特製台紙が用意されていて、もらうことができました。相模鉄道では、きっぷに付属する台紙がとても充実しています。

相模鉄道も江ノ電と同様、日並びきっぷの収集には適しています(和暦/西暦から選択可能)。大人用だけで、小児専用はありません。

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秩父鉄道

秩父鉄道普通列車

前回の日並びきっぷでお世話になった秩父鉄道でも、この日限りで硬券のダッチングが和暦に変わるとのことで、急遽出かけました。

秩父鉄道では2022年3月に出札業務が大幅に縮小され、それまで豊富だった硬券がほとんど見られなくなりました。その中で、硬券の在庫限りで和暦のダッチングが日並びになりました。

秩父鉄道硬券乗車券類

筆者は熊谷駅と羽生駅を訪問しました。硬券の発売が縮小したといっても、熊谷駅には依然10口座以上の硬券が常備されているようで、まだまだ硬券収集を楽しめる感じです。筆者も、入場券と乗車券2口座分、急行券を購入。羽生駅では、入場券と急行券以外は終売とのことで、入場券のみ購入。

秩父鉄道では硬券の在庫自体が先細っているので、来年以降硬券の日並びきっぷがみられるかは非常に微妙です。秩父鉄道の全駅で硬券を入手できた当時の筆者の収集記は、以下の記事(↓)を参照してください。

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東武鉄道

東武鉄道普通列車

一部の駅を除き、東武鉄道では硬券入場券の発売はありません。今回は、「555」日並びの乗車券セットを購入しました。

東武鉄道5並び記念券セット

乗車券5枚付きでちょうど1,000円。東武鉄道の記念乗車券は台紙に地紋が手抜きなく印刷されているので、きっぷ鉄的にも納得がいくものだと思います。

東武鉄道5並び記念券セット

台紙を開いた状態。5枚中3枚は金額式の乗車券ですが、地図式1枚と一般式1枚が含まれています。

東武鉄道においては、乗車券類の日付は西暦印字ですが、今回は記念券ということで和暦表示でした。

番外編:湘南モノレール

湘南モノレール

江ノ電を訪問するための足として、湘南モノレールを利用しました。湘南モノレールからはすでに硬券入場券が消滅しているものの、補充券の日付が和暦だったことを思い出して、今回1枚出していただきました。

湘南モノレール普通乗車券

大船駅の窓口で出してもらった券。実際に使いました。湘南江の島駅でも補充券を買おうと思ったのですが、取り扱っていないとのこと。目算が外れました。

大船駅では親切に対応していただいたことを感謝いたします。

まとめ

湘南江の島駅から富士山を望む

今から3年前の令和2年2月にも日並びきっぷの入手機会があり、筆者も収集に奔走しました。猫の日にちなんだかわいい系のきっぷが主流でしたが、あまりきっぷ鉄受けしませんでした。

今回は、きっぷ鉄界隈の熱量が高く、日並びきっぷが多くの鉄道会社から発売されて、各地で非常に盛り上がりました。筆者も多くの鉄道会社の中から訪問する駅を絞りましたが、結果的に江ノ電の硬券入場券を日並びでコンプリートできました。

東京圏内の鉄道会社でも、江ノ電や相模鉄道のように和暦印字の硬券入場券が常備されている会社があって、次回以降の日並びきっぷを収集する舞台に活用できそうです。首都圏では他に、群馬県の上信電鉄でも和暦印字の硬券乗車券類を収集できます。

来年以降の日並びきっぷがどんな感じで展開されるか、今から楽しみです。

改訂履歴 Revision History

2023年5月07日:初稿

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