JR四国「バースデイきっぷ」購入方法・他のきっぷとの使い分け・コスパ【2023年改訂版】

特急宇和海アンパンマン列車 西日本・四国

鉄道で四国地方を周遊する際、JR四国が発売するフリーきっぷの使用を検討する方が多いと思います。その中で、誕生月だけ購入できる「バースデイきっぷ」があることをご存じでしょうか。

全国的にフリーきっぷが退潮傾向にある中で、JR四国ではいまだフリーきっぷが全盛です。使用日数や、あるいは普通車やグリーン車といった設備で、自分に適したフリーきっぷを使い分けることができます。

何種類かあるJR四国のフリーきっぷの中でも「バースデイきっぷ」は破格の安さです。自分の誕生月にしか購入できず、また値上げが続きましたが、いまだにコスパ的に優れた商品です。

この記事では、いわば「お誕生日おめでとう♪」プライスでJR四国から発売される「バースデイきっぷ」について深掘りします。最初にこのきっぷの概要からお話を始め、その上で他のフリーきっぷとの違いを明確にし、普通車自由席用とグリーン車用の選択法を検討したいと思います。

「バースデイきっぷ」の存在は、「お誕生日おめでとう♪」というJR四国からの温かいメッセージのように感じます。まさに、お誕生日プレゼントのような格安きっぷといえるでしょう。

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「バースデイきっぷ」とは~購入資格と購入方法~

JR四国フリーきっぷ販売パンフレット

「バースデイきっぷ」は、自分の誕生月だけに購入し使用できる、JR四国管内の列車に乗り放題のおトクなきっぷです。乗車できる設備によって、バースデイきっぷには2種類あります。

バースデイきっぷは以前から発売されてきましたが、JR四国の他にJR九州でも発売していたことがありました。JR九州では2016年3月に発売終了となり、現在生き残っているのはJR四国のみです。

他のフリーきっぷに比べて破格の設定ですが、そこには訳があります。バースデイきっぷの場合、誕生月にしか使えないという縛りがある代わりに値段が格安ということです。まさに、JR四国からのバースデイプレゼントといっても過言ではないでしょうか。

きっぷの種類・値段・効力

いま申し上げた通り、バースデイきっぷには、乗車できる設備によって2種類の設定があります。普通車自由席用とグリーン車用との価格差は大人用で3,000円で、グリーン車用のコスパが抜きん出ています。

普通車自由席用

大人:12,000円/小児:6,000円

特急・快速・普通列車の普通車自由席のみに乗車できます。したがって、駅等で座席指定を受けるという概念がありません。

座席指定が必要な観光列車には基本乗車できないので、定期列車の自由席だけ乗車する場合に適しています。

グリーン車用

大人:15,000円/小児:設定なし

特急・快速・普通列車のすべての設備を利用できます。普通車自由席にとどまらず、座席指定が必要なグリーン車や普通車指定席が乗り放題です。

JR四国管内の観光列車に乗車する際、基本的に座席指定が必要です。観光列車に乗車したい場合には、グリーン車用のきっぷが威力を発揮します。特に、回数制限なく「ものがたり」シリーズの列車(*)に乗車できるのが特筆すべき点です。

*ものがたり列車:伊予灘ものがたり/四国まんなか千年ものがたり/志国土佐 時代の夜明けのものがたり

きっぷの値段の変遷

バースデイきっぷも、列車の運賃・料金の変化に合わせて値上げが続いています。

筆者が前回バースデイきっぷを利用した2016年当時の価格は、グリーン車用で10,280円でした(当時はグリーン車用のみ発売)。その後13,240円になり、2023年5月から15,000円まで値上がりしました。

数年で約1.5倍の値段になりましたが、それでもコスパに優れたきっぷに違いありません。

きっぷの使用日数・フリー乗車区間

バースデイきっぷの使用日数およびフリー乗車区間は、次の通りです。

● 使用日数

連続した3日間有効です。使用開始日が誕生月であればいいので、当月末日から翌月2日までを有効期限としてきっぷを購入できます。週末に旅行するには、有効期間が3日間あれば十分だと思います。

ただし、購入回数の制限は特にないので、例えばこのきっぷを2枚買って6日間(連続する3日間X2回)使用するのもアリです。

● フリー乗車区間

JR四国管内全線がフリー乗車区間です。

JR四国ツアーサイトより引用

それに加えて、高知県を走る土佐くろしお鉄道の全区間が乗り放題の対象なのが、このきっぷの特長です。JR四国バスには、路線バスに限って乗車可能です。

きっぷの購入資格

バースデイきっぷの有効期間開始日が、自分の誕生月である必要があります。例えば、6月生まれの人は、6月01日使用開始分から6月30日使用開始分まで購入できます。したがって、6月30日がきっぷの有効開始日の場合、7月02日までと月をまたぐことがあります。

臨時列車が多く走る、春から秋にかけての季節が誕生月の人にとっては利用価値がより高くなり、真冬や梅雨時が誕生月の人にとってはやや損といえます。

バースデイきっぷは、本人だけではなく同行者も3名分まで購入し、使用できます

● ご本人様用
● お連れ様用

もちろん、本人と同一行動が使用条件なのはいうまでもありません。

JR他社のフリーきっぷ、例えば「大人の休日俱楽部パス」や「西日本グリーンきっぷ」といったきっぷは会員本人しか購入できない一方、バースデイきっぷは本人以外でも同伴であれば利用できるのが特長というわけです。

同行者に他のフリーきっぷを購入させることなく、バースデイきっぷを本人と同じ料金で提供するのは素晴らしい配慮です。

また、バースデイきっぷには誕生月以外購入条件がなく、時期が来れば誰でも購入できる点が大きな特長です。誕生月で振り分けるだけなので、ある特定の時期に利用者が集中するような繁閑差が理論上はありません。

会員向けの他のきっぷと違い、誰でも使える点で不公平感がなく、誰もが納得できる優れた商品設計だと思います。

きっぷの発売箇所・購入方法

バースデイきっぷは、JR四国の駅にあるみどりの窓口で購入するか、みどりの券売機プラスでオペレーターを通して購入します。JR四国の旅行窓口「ワープ」の支店(ワープ梅田支店を含む)や四国内の主な旅行会社でも、もちろん大丈夫です。その際、誕生月である証明として公的証明書を提示する必要があります。

後述するように、JR四国の販売センター(*)を通してウェブできっぷを申込み、郵送にてきっぷを事前に受け取る事もできます。

バースデイきっぷはJR四国の商品なので、JR他社の駅では購入できません。

* JR四国販売センターの電話受付窓口は「JR四国 旅の予約センター」、ウェブ窓口は「JR四国 ツアーWeb申込センター」と言います。本記事では販売センターと記載します。

きっぷの様式

バースデイきっぷ本券

バースデイきっぷの本券はマルス券の8.5cm券で、自動改札機を通せます。JR四国管内で自動改札機があるのが予讃線高松駅(香川県高松市)だけなので、きっぷを自動改札に通す機会はほとんどないでしょう。

バースデイきっぷご案内券片

ご案内券片はマルス券12cm券で、きっぷの注意事項が1枚でコンパクトにまとめられています。バースデイきっぷの使用条件は結構複雑なので、必要最低限の情報だけ記載されている形です。

バースデイきっぷご案内券片

アンケートも付いてきます。

バースデイきっぷ指のみ券

グリーン車用のバースデイきっぷでは、回数制限なしで実際に乗車する分だけの座席指定を受けられます。座席指定を受けた分だけ、金額記載なしの「指定券」(指のみ券)を受け取れます。

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きっぷの通信販売~自宅にいながら購入可能~

郵送されてきたバースデイきっぷ

バースデイきっぷをはじめ、JR四国のフリーきっぷは通信販売で購入できます。注文方法はJR四国の旅行商品サイト「JR四国ツアー」から申し込み、決済後きっぷを簡易書留郵便で自宅に送付してもらえます。

ネットで申込するきっぷですが、ネット予約サービスの「えきねっと」や「e5489」のように申込と同時に決済と購入が完了するタイプではありません。ネットで注文してからJR四国のスタッフがリクエストを処理し、手作業で発送まで行うため、申し込みからきっぷを受け取るまで時間がかかります。

JR自身が個人の旅客向けにきっぷの通信販売を行う例は、他に類を見ません。遠方に住んでいる人にとってはとても助かるサービスです。

通信販売を利用するメリット

JR四国の販売センターを通じてきっぷを通信販売で購入するのは、利用者にとって大きなメリットがあります。一般的には、鉄道会社自身がきっぷの通信販売の対応を行うとは考えられません。そのため、非常に珍しいサービスで、顧客本位だと感じます。

● 事前に座席指定を受けられる

通信販売の受付は、指定席の発売が開始するタイミングと同様、乗車日の1か月前です。1か月前に購入申込をし、座席指定のリクエストを出せば、1か月前のタイミングで座席指定を受けられるチャンスがあります。

バースデイきっぷのグリーン車用では、伊予灘ものがたりなど「ものがたり」シリーズの列車を回数制限なく利用できます。JR四国の販売センターでは10時打ちをしてくれないので、必ずしも思ったように席を取ってくれるわけではありません。しかし、四国に入ってからでは手配がまず無理な指定券をあらかじめ押さえられるのは、きっぷの通信販売を利用する大きなメリットです。

● きっぷを買いに行く手間が省ける

筆者が前回バースデイきっぷを購入した2016年には、このような郵送対応がなかったため、現地にきっぷをわざわざ買いに行った記憶があります。特に、遠方に在住する場合、ありがたいサービスだと思います。

バースデイきっぷ通信販売の流れ

ここで、筆者が実際にバースデイきっぷを通信販売にて購入した経過を皆様と共有したいと思います。

【ウェブページから申込】

1.あらかじめ、JR四国ツアーの会員登録をしておく。きっぷを申し込むために必要。

2.JR四国ツアーのウェブサイトにある「バースデイきっぷ」のページを参照。

バースデイきっぷ |四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)
誕生月の連続3日、JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車が乗り降り自由になるきっぷです。ジェイアール四国バスの路線バス(高速バス除く)もご利用になれます。グリーン車用と普通車自由席用があります。※購入には誕生日が確認できる公的証明書が必要です。

3.ページの最後に、グリーン車用もしくは普通車自由席用のいずれかを選択するボタンがあるので、購入する方のボタンを押す。

4.表示されるカレンダーから出発日を選択する。出発1か月前から申込可能。

5.会員登録した本人の氏名が表示されるので、確認する。同行者がいる場合、フルネームと年齢を記入する。

6.きっぷ代の他に、送料420円(簡易書留実費)を必ず選択する。グリーン車用のきっぷを購入する場合、座席指定のリクエストがある場合には列車名と日付を記入する。

7.購入リクエストを送信すると、仮受付状態になる。

【センターとのメールでのやり取り】

8.販売センター宛に、誕生日がわかる公的証明書の写しをメール送信。

9.センター側できっぷの手配が行われる。座席指定をリクエストした場合、座席指定が完了した時点で決済の案内がくる。クレジットカードでオンライン決済するか、コンビニで支払い。

10.決済が完了次第、簡易書留郵便できっぷが送られてくる。

きっぷに送り状が添えられていましたが、とても丁寧な文面です。

センターに手配を依頼しても「ものがたり」シリーズの列車のように人気が高い列車が全て取れるわけではありませんが、決済が完了するまでの対応はとても良かったです。

ウェブで申し込む場合席番の希望を出せないので、調整が必要な場合はJR四国の駅に着いてから変更したい旨申し出ます。また、きっぷが郵送された後の座席指定の追加ができないため、同じくJR四国の駅に着いてから座席指定を受けます。

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JR四国のフリーきっぷの使い分け~他のきっぷとの違い~

特急南風号阿波池田駅にて

JR四国全線が乗り放題のフリーきっぷには、バースデイきっぷの他にも何種類かあります。ここでは、JR四国で発売されているフリーきっぷとバースデイきっぷとを比較し、バースデイきっぷの特長や強みを検討します。

特急列車のグリーン車/普通車指定席を利用できるフリーきっぷ

バースデイきっぷ グリーン車用

利用対象者本人および同行者(本人の乗車開始日が誕生月であること)
発売期間通年(購入できるのは本人の誕生月)
有効期間連続する3日間
値段大人15,000円/小児用設定なし
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備グリーン車/普通車指定席/普通車自由席
座席指定の回数制限なし
特記事項観光列車「ものがたり」に回数制限なく乗車可能

● 四国グリーン紀行

利用対象者制限なし
発売期間通年
有効期間連続する4日間
値段大人23,000円/小児用設定なし
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備グリーン車/普通車指定席/普通車自由席
座席指定の回数制限なし
特記事項観光列車「ものがたり」に回数制限なく乗車可能

バースデイきっぷグリーン車用と四国グリーン紀行の違いは、有効期間と値段のみです。1日あたりの単価は、バースデイきっぷのほうが安いです。発売制限がある分、バースデイきっぷがお誕生日プライスでおトクに提供されているのがわかります。

特急列車に乗車する際、四国では普通車自由席を利用するのが主流です。普通車に乗車する限り指定券を取る意味はあまりありませんが、グリーン車や観光列車「ものがたり」シリーズに乗車する場合には、これらのきっぷが威力を発揮します。

特急列車の普通車自由席を利用できるフリーきっぷ

バースデイきっぷ 普通車自由席用

利用対象者本人および同行者(本人の乗車開始日が誕生月であること)
発売期間通年(購入できるのは本人の誕生月)
有効期間連続する3日間
値段大人12,000円/小児 6,000円
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備普通車自由席
特記事項指定席は利用不可

四国フリーきっぷ

利用対象者制限なし
発売期間通年
有効期間連続する3日間
値段大人18,000円/小児 9,000円
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道 窪川駅ー若井駅間
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備普通車自由席
特記事項指定席は利用不可

若者限定四国フリーきっぷ

利用対象者25歳以下
発売期間夏季・秋季・春季限定発売
有効期間連続する3日間
値段大人12,000円/小児用設定なし
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道 窪川駅ー若井駅間
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備普通車自由席
特記事項指定席は利用不可

夏の四国あちこちきっぷ【2023年夏限定】

利用対象者制限なし
発売期間2023年夏限定発売
有効期間連続する3日間
値段大人 13,000円/小児 紙6,500円 デジタル3,500円
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備普通車自由席
特記事項指定席は利用不可、きっぷの通信販売なし

週末乗り放題きっぷ

利用対象者制限なし
発売期間通年
有効期間土休日の1日間
値段大人12,000円/小児 6,000円
フリー乗車区間JR四国全線/土佐くろしお鉄道 窪川駅ー若井駅間
列車種別特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く)
列車設備普通車自由席
特記事項指定席は利用不可

特急列車の普通車自由席に乗り放題のタイプでは、誰でもいつでも買える「四国フリーきっぷ」がデフォルトです。それに対し、誕生月に限り購入できるのがバースデイきっぷ(普通車自由席用)です。効力が同じで値段が3分の2と破格です。使用開始日が誕生月に合わせられれば、格安のバースデイきっぷが断然おトクです。

利用者が25歳以下であれば、バースデイきっぷと若者限定四国フリーきっぷの値段が同額で、効力も同一です。誕生月で同行者がいる場合はバースデイきっぷを、そうでなければ若者限定四国フリーきっぷを選択するとよいでしょう。

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バースデイきっぷの種類の選択法

特急南風号グリーン車

繰り返し申し上げた通り、バースデイきっぷには、グリーン車用と普通車自由席用の2種類があります。一体どちらを購入すればいいのでしょうか。

ここでは、グリーン車用と普通車自由席用を選択するポイントを、コスパを分析した上でお話しします。

きっぷの種類を選択するための視点

ここでは、四国内を走る特急列車の設定について見た上で、どのような乗り方をするのか考えてみましょう。

グリーン車の設備がある列車は限られる

JR四国管内を走る特急列車にはグリーン車の設定が少なく、普通車自由席を利用するのが一般的です。グリーン車が連結されている列車は、

特急しおかぜ号:児島駅ー松山駅
特急いしづち号(一部):高松駅ー松山駅
特急南風号:児島駅ー高知駅
特急あしずり2号・15号:高知駅ー中村駅

くらいです。四国を周遊する中で、グリーン車に乗る機会は意外に少ないことを念頭に置いたほうがよさそうです。

観光列車「ものがたり」シリーズに乗車するか

四国内を走る観光列車「ものがたり」シリーズは、いずれもグリーン車指定席の設定です。当該列車は旅行商品を購入するのではなく、きっぷ(乗車券+特急/グリーン券)で乗車できる列車です。一度でも乗車する場合はグリーン車用のフリーきっぷが威力を発揮します。

グリーン車と普通車自由席の運賃・料金の比較

主な区間の設備別の運賃・料金を比較して、相場観をつかみましょう。

● 特急しおかぜ号:児島駅ー松山駅【通常期】

グリーン車:運賃 4,070円+料金 5,000円=9,070円
普通車自由席:運賃4,070円+料金 2,200円=6,270円

● 特急南風号:児島駅ー高知駅【通常期】

グリーン車:運賃 3,300円+料金 5,000円=9,070円
普通車自由席:運賃3,300円+料金 2,200円=5,500円

● 観光列車 特急「伊予灘ものがたり」号:松山駅ー伊予大洲駅【通常期】

グリーン車:運賃 1,080円+料金 2,700円=3,780円(2023/9まで)
グリーン車:運賃 1,080円+料金 2,900円=3,980円(2023/10以降)

バースデイきっぷのグリーン車用、普通車自由席用とも、児島駅/高松駅から松山駅/高知駅を各設備で1往復すれば、料金の元が取れる程度の価格設定がされていることがわかります。また、普通車自由席用とグリーン車用の価格差が3,000円なので、観光列車「●●●ものがたり」号に1回でも乗車する場合はグリーン車用一択です。

筆者のバースデイきっぷ利用体験【2023年6月】

筆者はこのバースデイきっぷのグリーン車用を通信販売で購入しました。3日間で四国縦断を楽しみ、観光列車「伊予灘ものがたり」号を乗り倒しました。

別の記事(↓)に詳しく記録しました。是非ご一読ください!

まとめ

予土線江川崎駅

誕生月に四国に出かける時に利用できるJR四国の「バースデイきっぷ」。バースデイプレゼントといっても過言ではありません。

筆者が前回2016年にバースデイきっぷを購入した時には通信販売の仕組みがまだなくて、きっぷの入手に奔走した記憶があります。今回は通信販売を利用し、バースデイきっぷの購入も座席指定も大変容易になりました。

値段の面で格安であるばかりか、同一行程であれば本人だけでなく同行者も同じ値段で利用できる配慮があります。会員本人しか使えないフリーきっぷが多い中では、優れた商品性といえるでしょう。

JR四国で発売されている他のフリーきっぷと比較すると、バースデイきっぷには効力に大きな差がなく、値段だけが格安です。また、普通車自由席用とグリーン車用の値段差がわずか3,000円で、回数制限なしで座席指定を受けられるのは利用者にとって大きな利益です。

その上、グリーン車用では、観光列車の「ものがたり」シリーズに回数制限なく乗車できます(予約が取れる限りで)。グリーン車の設定がある列車は少ないものの、観光列車に一度でも乗車する場合は、グリーン車用一択です。

定期列車しか使わないと割り切れば普通車自由席用で十分ですが、そうでなければグリーン車用を選択するのがおススメです。

今申し上げたきっぷの通信販売を利用して、現在はウェブ申込できっぷを郵送で事前に受け取れます。乗車開始日の1か月前から申込できるので、「ものがたり」シリーズの列車を同時に手配できます(必ず取れる保証はありませんが)。

バースデイきっぷを利用すると、誰でも満足感を得られると思います。自分自身へのお誕生日プレゼントとして「お誕生日おめでとう♪」プライスのバースデイきっぷを購入し、乗り鉄を楽しむのはいかがでしょうか。

参考資料 References

● おトクなきっぷ一覧 (JR四国ツアー)2023.7閲覧

おトクなきっぷ一覧 |四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)
【JR四国公式】四国内外へお得なきっぷや、特別価格の旅行プランが満載。四国に関する旅行、観光ならJR四国ツアーにおまかせ。

改訂履歴 Revision History

2016年6月24日:初稿

2022年12月15日:初稿 再構成

2022年12月22日:初稿 修正

2023年02月13日:初稿 修正

2023年7月07日:第2稿

2023年7月16日:第2稿 修正

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