筆者が展開する「にゃっぽりんごの鉄誌」を日頃ご愛読くださり、誠にありがとうございます。
2015年5月から雑記ブログとして徒然なるままに投稿を始めましたが、2017年10月に鉄道系の専門サイトとして独立させました。それから、随分時間が経ちました。
この記事では、筆者のハンドルネーム「にゃっぽりんご」の由来を読者の皆さまに明かします。そして、各記事の執筆内容および乗車券類の画像投稿に当たって、筆者が基準としている考え方についてお話しします。
ハンドルネーム「にゃっぽりんご」の由来
JR日暮里駅(東京都荒川区)のキャラクターだった猫の「にゃっぽり」にインスパイアされたのが、このハンドルネームを使い始めたきっかけです。
筆者がこのサイト運営を始めた時に住んでいたのが東京都足立区で、東京都心に向かうのに日暮里駅を日頃利用していました。そんなわけで、「にゃっぽり」を駅でよく目にしました。にゃっぽりが世に出てから既に10年が経ち、現在表に登場することがめっきり少なくなった印象です。
このサイトでは、単なる鉄オタのための情報発信に終わることなく、マニアックな情報を一般の方々にも広めることを目指しています。そのために、平易な文章と豊富な画像を使用して、分かりやすく優しいコンテンツを制作することを心がけています。
そのためには、親しみやすいハンドルネームを使いたいと考えて、単なる言葉遊び(ダジャレ)ながら「りんご」を付けましょう、というお話です。
冗談抜きで、本サイトのコンテンツである、おいしいりんご(価値ある記事)を皆さまに召し上がって(読んで)いただきたいと思っています。
記事・画像投稿にあたっての筆者の考え方

本サイト上で投稿する記事は、大多数は筆者の体験をベースにしたものです。実際に現地に足を運び、生の情報を確認して執筆する記事が、一次情報として最も信頼度が高いと考えています。そんなわけで、本サイトで投稿する記事は、基本的には筆者の体験を文章化したものです。
本サイトでは、運賃計算などのベースとなる鉄道営業に関する規則を深く扱っています。そして、それら営業規則の表れが紙のきっぷであり、乗車券類という形で乗客の目に触れます。言い方を変えれば、紙のきっぷを画像として示すことで、鉄道の複雑な営業制度をわかりやすく説明できることになります。
乗車券類の様式は「公知情報」であり「著作権」は基本存在しない
乗車券類をネット上で広く公開することには賛否両論あります。筆者の考え方としては、積極的に公開する側に立ちます。
乗車券類の様式は、各鉄道会社の「旅客営業規則」に規定されています。その規則は、運送約款として公開されています(少なくとも公開される「べき」)。
したがって、それらは営業秘密ではなく、広く周知されるべき公知情報です。また、乗車券類そのものには、著作権は発生しないものと考えます(キャラクターが券面にデザインされたものを除く)。
乗車券類の特徴として、有効期限内においては、金銭に交換できる有価証券の性格があります。一方、有効期間が終了したものは金銭としての価値が全くなく、ただの紙切れにすぎません。
有効でなくなり、金銭的価値がなくなった紙切れについては、どのように処理しても問題なかろうと考えます。
蛇足ながら、筆者は鉄道会社と雇用契約を結んだことがありません。雇用契約にかかわる秘密保持契約の縛りもなく、業務として知りえた情報を出せないということはありえません。
ネット投稿でありうる懸念
乗車券類をネット上に投稿することについては、次の懸念があろうかと考えています。
● 「不正に使用される」無効なきっぷを使用される恐れがあること
● 「転売される」転売価値(プレミアム)が生じうること
本サイトでは、これらの懸念に対処するため、以下の方針で画像を投稿することにしています。
「不正に使用されない」観点
特急券や指定席券などの料金券に関しては、列車の出発時刻が過ぎれば、金銭価値がない用済みの紙切れに変わるため、特別な処理なしに画像を掲載しています。
乗車券に関しては、有効期限が過ぎたら全く金銭価値がなくなるかどうか、微妙なところがあります。払戻手数料未満の発行金額の乗車券については、常に金銭価値がないためそのまま掲載しています。また、使用済として処理された乗車券についても、特別な処理なしに掲載しています。
金銭価値が残っていると判断できる乗車券や非端末券については、画像を加工するなど慎重に対応しています。
「転売されない」観点
筆者自身は、そもそも転売価値が高い乗車券類を入手できているとは考えていません。そして、転売は個人的に嫌いな立場なので、転売を手助けすることはあり得ません。
「正当事由発券」や「グッズ」は掲載し「趣味発券」は鉄道会社によりけり
本サイトでは、正当事由で発行された乗車券類については、躊躇なく掲載しています(逆に言うと、正当事由で本来「発行すべき」場合は、非端末券であっても処理の上、掲載します)。
乗車券類を実際に使用せず、記念に購入するために発売していただく場合も考えられますが(いわゆる趣味発券)、その場合いろいろと悩みます。
趣味発券については、実際の乗車のための運送契約を結ぶわけではないため、必ずしも発売してもらえるわけではなく、ご好意に甘んじる形になります。
イベントでの戦利品や、鉄道会社が自ら広報しているものはグッズに当たるため、掲載しています(キャラクター関係を除く)。その他の乗車券類を掲載するかしないかは、鉄道会社によって個別に判断しています。
乗車券類を発行してもらわないことには成り立たない趣味です。そんなわけで、(コンテンツの供給者である)鉄道会社よりも立場が弱いと思っています。
各々の乗車券類について、情報発信してほしいという気配を感じたら発信し、逆に発信しないでくれという気を感じたら発信しないだけのことです。
最後に、いつも好意的に対応してくださる鉄道会社の職員の方々に感謝申し上げた上で、本稿を締めたいと思います。
改訂履歴 Revision History
2022年01月08日:初稿
2023年01月17日:初稿 修正
2023年4月03日:初稿 修正